お弁当落ちちゃった(涙)を防ぐために元幼稚園教諭が教えるフタ練習
その2完食できるまでの時間と量を把握しよう
幼稚園の昼食時間は、だいたい20~30分で考えている先生が多いと思います。
年少さんのお弁当開始当初は30分~40分前後を想定していますが、中には完食するまでに1時間かかってしまう子もいます。
幼稚園では「残さずきれいに食べよう」と目標を決めていることが多いので、先生もなるべくなら完食させてあげたいと思い見守ります。
でも、計画時間を大幅に超えてしまうと、ほかの子どもたちが走りまわり、衛生上良くなかったり、次のカリキュラムに移れなかったりしてしまいます。
先生も仕方なく「もうお弁当おしまいにして、遊びに行こうね」と声をかける場合もありますが、子どもとしては「全部食べれなかった」「残しちゃった」と残念な気持ちになってしまい、午後の活動で元気がなかったり、暗い表情をしてしまう子も。「お弁当を残しちゃって、ママに怒られる」と泣いてしまう子もいます。
子どもたちには元気いっぱい遊んだり楽しく過ごしながら、「幼稚園って楽しいね」と思ってもらいたい!
そこで、お母さんお父さんの協力が必要となります。
大切なのは、完食できた!という達成感
幼稚園のお弁当タイムになれるまでは、お弁当の量はいつもよりも少なめにして、20分前後で食べ終わる量を把握してみてください。
全部食べられた!と達成感と喜びを体感させ、自信に繋げることがとても大切です。
今日は多いかな?これじゃ少ないかな?とぜひ幼稚園生活がスタートするまでに、いろいろ試してみてくださいね!
また幼稚園から案内があると思いますが、お弁当タイムが楽しい時間だなと感じられるようになるまで、わが子の苦手な物や嫌いな物はお弁当に入れないであげてくださいね。
残すより完食を目指しましょう!
いかがでしょうか?
お弁当グッズをこれからそろえる場合は、好きなキャラクターや色だけでなく、ぜひフタの開閉のしやすさもチェックしてみてください。
また、楽しいお弁当タイムとなるように、幼稚園生活がスタートするまで、お弁当の量の調節や完食までの時間の把握をしながら、大好きなおかずやデザートなど見つけてあげてくださいね!<文・写真:ライター結城あき>