環境変化の激しい未来を生きる子ども達、幸せな人生を過ごすために必要なことは?
多動症・不登校の克服、運動指導では全国規模の大会で第1位ほか、14賞のコーチ実績がある。
「一生を決める0歳から6歳までの育て方」シリーズほか著書57冊。ラジオ「わくわく子育てCafé」パーソナリティ。
感じる力を育てる
五感に関わる言葉掛けを
幼児期の子どもは、5万語の言葉を覚えることができます。しかし実際には、2万語程度しか覚えていない子どもが多いそうです。
幼い子どもがかんしゃくを起こしたりするのは、自分の気持ちを言葉にできないことが一番の原因なので、語彙(ごい)を増やすことは、気持ちが安定した子を育てることにもなります。
言葉を掛けるときは難しく考えず、事実や気が付いたことを言葉にしてみましょう。
外に出たときに…
「風が気持ちいいね」「赤いお花が咲いているね」
「急いでるんだから早くして!」
考える力を身に付ける
命令を質問に変えてみて
親から子への言葉掛けは、ついつい命令調になりがち。
これでは、自分で考えるという習慣は身に付きません。
やってほしいことがあるときは、質問形で話し掛けてみて。自分で考えたことは命令されるより納得しやすく、実行する確率も格段にアップします。
また、きちんと考えて主張すれば受け入れられる、という体験を積み重ねることで、社会に出ていく自信も身に付きますよ。
夜寝る前に…
「寝る時間だよ、どうするんだっけ?」
「早く寝なさい」
協調性を育む
「I(アイ)メッセージ」で伝えて
褒めるときは、「ママはうれしい」というように「私(I)」が主体の言葉で子どもに感謝を伝えましょう。
自分がやることでママ(=相手)が喜ぶ→自分もうれしい、という幸せ体験が自己肯定感の向上につながります。
きっと次からは、自分が幸せになりたいから、進んでやってくれるようになるはずです。
お片付けをしてくれたら…
「片付けてくれて(ママは)うれしい」
「(あなたが)片付けてえらいね」
やり抜く力を養う
「Yes and 法」を実践
子どものお願いは、まずは「いいよ」と受け止め、その後に「条件」を付けてみてください。
すると子どもは、「何を言っても、受け入れてくれる・肯定してくれる」「ママは味方だ」と思い、条件をクリアしようと頑張るようになりますよ。
「お菓子買って!」と言われたら…
「いいよ。でも、お買い物が終わってからね」
「今は急いでいるから、ダメ」