きっかけは100均お風呂用地図。5歳で日本・世界地図を覚えちゃった!
自分で地名を読み位置を確認できることで、より楽しくなったようです。
簡易的な日本地図で、地名と名産物がひと通りわかるようになり、「〇〇県に行って◯◯を食べてみたい」という言葉も出てきました。その土地への興味が湧き「もっと知りたい!」という欲も出てきました。
ある時、ニュースで聞いた地名に反応し、「ここは◯◯があるところだ」と自分の持っている知識と結びつけることができ、ニュースにも関心を持つようになりました。
それまではただ聞き流していたことも、地名を知っていることで興味関心が広がっていくのを目の当たりにした出来事です。
地図導入の時期について、私は文字がスムーズに読めるようになってからがより効果的ではないかと考えています。
しかし、文字以外の視覚情報がたくさん載っている地図であれば、そこから「この文字を読みたい」という欲が湧いてくるかもしれません。
息子も地図を見てひらがな・カタカナだけでなく、ルビのふってある漢字を読む機会も増え、漢字の読みを覚えていくことが増えました。
ただ貼るだけじゃダメ!こんな声かけを心がけてみて
実際に地図を貼ってみたけど、見向きもしないという場合もあるでしょう。ただ壁やお風呂に貼るだけではなかなか興味を持ってもらえないかもしれません。
そんな時は声かけの工夫をしてみるといいと思います。
まずは身近な話題から。「この間旅行で行った場所はどこかな?」「おばあちゃんのお家はどこにあるか知ってる?」
なじみのある場所から広げていき、好きな食べ物の名産地や行ってみたい場所、パパが出張で行った場所など地名にまつわる話題が出たらすかさず地図をチェックします。
地図がどういうツールなのかをまず理解させてあげると、だんだんと自ら眺めるようになるかもしれません。「地図を見ること=勉強」ととらえずに、興味の幅が広がるといいなという軽い気持ちで、生活空間に取り入れてみてください。
子どもが持つ好奇心の枝をどんどん伸ばしていけるとうれしいですね!
<文・写真:ライター秋音ゆう>