生まれてないのに赤ちゃん返り!?「赤ちゃん蹴っとばす」発言にドキリ
話をよく話を聞くと、息子が何を心配しているのかが見えてきました。
私たちは、その一つひとつに繰り返し話をしました。
■「赤ちゃんがきたら、僕が一番大事じゃなくなるよね」→ パパもママも、あなたのことを本当に大事に思っていること
■「僕の大好きなブロッコリー、赤ちゃんにとられちゃうよね」→ 赤ちゃんは好きな食べ物を家族みんなの分まで独り占めしたりしないこと。もしあなたの分をとったら、パパやママがわけてあげ、赤ちゃんにもよく言い聞かせること
■「僕が作って大切にしている線路、赤ちゃんが壊して捨てちゃうんじゃない?」→ 赤ちゃんはあなたのおもちゃを勝手に捨てたりしないこと
食べ物を食べ始めるのはまだまだ先だし、おもちゃを持ってゴミ箱へハイハイするのはもっと先だし…。
実際には心配する必要のないことばかりで、そのかわいい悩みに思わず笑いそうでしたが、きちんと話ができたことで息子も納得してくれたようで一件落着となりました。
じっくり話せば理解することができるお年頃
個人差はあれど、4歳ともなると、よく話せば理解してくれることが大半になってきていると思います。
「赤ちゃんがお腹にいるから、抱っこをして歩くことはできないこと」や「ママの体調が悪いから少し横になりたいこと」。
これらもそのときの気分によってすんなりとはいかないまでも、聞き入れてくれることができるようになります。
あの日を境に息子の口から「赤ちゃん蹴っ飛ばす!」は聞いていませんが、「赤ちゃんやっぱりいらない!お空に返してきて!」と号泣する日もあります。
基本的には赤ちゃんを楽しみにしているようなのですが、やはりまだ葛藤する心があるようです。そんなときは息子の不安を解消できるように同じ話をして、息子が笑顔になるまで甘えさせるようにしています。
切迫早産となってしまい、抱っこにも気をつかいますが、横になりながらのスキンシップを前以上にとりいれることを心がけています。
妊娠期間は新生活のスタート
あくまでも妊娠期間はこれからの新生活のスタートであって、赤ちゃんが生まれたら息子にはいいこともそうではないことも、もっとたくさんの感情が出てくると思います。私たち親も、ゆったりした気持ちで、息子の成長を見守り、できるだけ気持ちを受け止めてあげることができるといいなと思っています。
私の横で赤ちゃん雑誌を読みながら出産に備えている息子を見て、こうしてゆっくり過ごせる時間をより大事にしていきたいと考えています。
<文・写真:ライターゆかダコ>