子育て情報『子どもの年の差プラス21年で考える大学卒業までの教育費』

2020年10月5日 11:20

子どもの年の差プラス21年で考える大学卒業までの教育費

私立であれば、文系理系で異なりますが、初年度150万前後、2年目以降100万前後からとなり、それが自宅外となるとさらに年間110万ほどの出費が加えられると考えられます。

18歳の入学時までに入学金プラス初年度の費用だけをとりあえず貯めておけばいいのではという考え方もありますが、入学金プラス初年度の費用は大学の費用のおよそ3分の1以下にしかならないため、大学生に入ってから大学費用の3分の2を用意するのはマネープランニング的にいえば危険と言えます。
もちろん、アルバイトや奨学金など、進学時にできる対処法もたくさんありますが、勉強に集中してもらいたい、親が教育資金を出してあげたいと言う場合は、これらの金額を指標に教育資金を準備していくことになります。

そこで今回は、大学卒業までの費用を親が事前に用意していく場合の、年間とひと月あたりの貯金目安の試算をしていきたいと思います。

4つのケースに分けて計算してみよう

子どもの年の差プラス21年で考える大学卒業までの教育費


■自宅からの国公立の場合
1人目は、21年間で250万を貯めると考えると、1年で12万貯める必要がありますが、逆に言うと月1万を21年続けると貯まる額です。
この場合は、児童手当を貯めるだけで約200万貯められるとすると(※)、自力で50万ほどを21年かけて準備すればよいことになります。
3歳差で2人目ができても、24年かけて自力で100万用意すればいいので、年間4万円ほど、月額にすると約3500円で十分な準備ができます。
大学って意外と費用かからないなという印象が持てますね。


■自宅外から国公立の場合
1人目は、21年間で約700万を貯めると考えると、1年で約33万、月額にすると約2万8000円貯蓄していく必要があります。
こちらも児童手当の約200万は貯金にまわすと考えると、自力で用意するべきは21年間で約500万となり、年間24万円、月額約2万円ほどが目標となります。
3歳差で2人目ができた場合、24年かけて児童手当以外で1000万用意することになり、年間42万、月額3万5000円ほどで2人分の大学資金が用意できる計算になります。ちなみに、6歳差で3人目ができた場合、27年かけて1500万となり、年間約55万、月額4万6000円です(児童手当は3人目以降50万ほど増えるので正確には1450万ですが今回は加算していません)。
これを見てわかるように、2人になると教育費の毎月の負担が2倍、3人になれば3倍となるわけではないことがわかると思います。

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