卵焼きが劇的変化!ふっくらジューシー高級感さえ漂う秘訣
とおっしゃっていました。それだけ鍋への油なじみを大切にしているということです。
なんとなく「お手入れ大変」「プロが使う道具」というイメージだった銅の卵焼き器ですが、実際使ってみると、お手入れの大変さはまったく感じません。
【大阪巻きと京巻きって知ってますか?】
講習の時に言われた「今回は大阪巻きで作ります」の言葉に、私は「?」。
実は、卵焼きには大阪巻きと京巻きというのがあるそうです。
せっかちな大阪の人は素早く巻いてよりふんわりした卵焼きにするために、奥から手前に巻いていくそうです。それに対して京都は、仕出し文化。お弁当にいれてもくずれないように、手前からゆっくり巻いてかっちりとした卵焼きを作るのだそうです。
「うん?じゃあ今まで私はどっちで巻いてた?」と振り返ってみると、手前から巻いて、奥に卵が行ったら手前に卵液を入れて奥から戻ってくるという、行ったり来たりと、京巻きと大阪巻きの混合だったことに気づきました(笑)。
自分が巻きやすい方向で、おいしくて見た目もきれいな卵焼きができるように練習するのが一番ですね。
銅の卵焼き器で家族も納得の卵焼きを習得!
おいしい卵焼きを目指して数週間。練習の成果もあり、家族みんなから「おいしい」のお墨付きをもらいました。
息子いわく、「食べたらおいしい水がでてくる」卵焼き!
これまでわが家では、卵焼きはあっても、だし巻きは「難しそう…」と登場したことなかったのですが、銅の卵焼き器を購入してからは、だし巻きが定番になりました。
そんなおいしいだし巻きができるようになったのも、銅の威力があるからこそだと感じています。長く使える道具を大切に、私の料理の腕とともに道具も育てていきたいなと思います。■すまいの雑貨店sumao
■【動画】銅の卵焼き器で“ふっくら”だし巻き卵
<文・写真:ライター鳥居由紀>