子育て情報『くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て 大丈夫! 子どもの反抗期は克服できます』

2018年10月15日 10:00

くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て 大丈夫! 子どもの反抗期は克服できます

専門家・プロ:松井美香

目次


・反抗期という言葉に惑わされないで
・行動には必ず目的がある
・子どもの挑発にのらず、冷静に受け止めることが重要です
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大丈夫!子どもの反抗期は克服できます

「うちの子、今、反抗期で困っちゃう。」や「なんでもかんでもイヤイヤするのは反抗期だから仕方ない。」あるいは逆に「反抗期がなくて心配。おとなになって反動が出るんじゃないかしら。」このような話を耳にしたことはありませんか。

子どもが素直に親のいうことを聞かなくなったとき、「反抗期」という言葉が使われますが、あなたが子どものころにも心あたりがあるのではないでしょうか?今回は、アドラー流子育てでは「反抗期の子どもについて」どのように考え、具体的にどうするかをお伝えします。


反抗期という言葉に惑わされないで

一般的には、幼少期に第一次反抗期、そして思春期に第二次反抗期があるといわれています。

言葉が話せるようになった頃の子どもが、スーパーなどで親の言うことを聞かず「イヤイヤ!」と駄々をこねている姿をよく見かけます。また、思春期になった途端、子どもが「うるせぇ!」などといった乱暴な言葉を家庭で使うようになった、というような話も聞きます。

でも、彼らは本当に反抗期なのでしょうか?

あなた自身は子どもの頃、親に反抗したことはありますか?
反抗したことがあるとすれば、それは一体どんなときだったでしょうか?
おそらく、親にろくに話も聞いてもらえず、一方的に叱られたり責められたりしたときに、反抗したくなったのではないでしょうか?

これは、幼少期の子どもも同じ。年齢を問わず同様のことが考えられます。

親が一方的に叱ったり責めたりしたとき、まず子どもは「自分の意思をなんとかして通したい」という意思表示をします。同時に、どんな子どもも親の反応をうかがっています。言い方を変えれば、親の対応の仕方で、子どもの行動も変わってくるということです。


「イヤイヤ!」に対して、親が感情的に叱ったり、逆に言うことを聞かせるためにおだてたりすれば、「イヤイヤをすればかまってもらえる」ことを、子どもは覚えていくので、ますます「イヤイヤ」を言うようになります。

思春期によくある乱暴な言葉遣いも、同じように考えてみると良いでしょう。子どもが急に暴言を吐くようになったとしたら、そこには何らかの理由があるのです。

行動には必ず目的がある

子どもがそのような行動をすることには目的があると、アドラー流では考えます。反抗することの目的、それはなんだと思いますか?

それは「自分をわかってほしい、認めてほしい」

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