2018年6月8日 12:36
どれを選んだらいいの?チャイルドシートの種類と選ぶ基準
小さい子どもを車に乗せる際はチャイルドシートが必要です。2000年4月から道路交通法の改正によって、6歳未満の子どもを乗せる場合チャイルドシートの着用が義務化されました。
出産後に母子が退院する際に車を使う場合は、その時点でチャイルドシートが必要となります。出産予定日ギリギリに用意しようと思っていても予定より早めに産まれることもありますので、早めに用意しておいた方がいいでしょう。
しかし、いざ選ぶとなってもチャイルドシートの種類がたくさんあり、どんなものを選んだら良いのか迷ってしまいます。チャイルドシートの選び方と選ぶ際の注意点を知っておきましょう。
1. チャイルドシートの必要性と正しく使用する大切さ
チャイルドシートはなぜ着用が義務づけられているのでしょうか。万が一事故に遭った場合の衝撃は大きく、赤ちゃがママに抱っこされているだけではその衝撃に耐えられない可能性があります。
チャイルドシートを着用せずに事故に遭った場合、着用していた場合と比べて致死率が約11倍にもなることが統計で明らかになっています。※警視庁交通事故関連統計
チャイルドシートはただ付ければいいというものではありません。ミスユース、つまり正しく取り付けられていないものが約6割となっています。正しく取り付けられていないチャイルドシートはかえって危険を招くことになります。購入前にチャイルドシートと車が適合しているかを確認し、取扱説明書をよく読んで正しく使用することが大切です。設置が苦手な方は、取り付けが簡単なタイプを選ぶといいでしょう。
正しく設置できているかが心配であれば、カーディーラーなどで確認してもらいましょう。JAFでは各地でチャイルドシート取り付け点検会を開いています。
2. チャイルドシートの種類と安全基準
チャイルドシートの種類は大きく分けて、新生児から1歳児ぐらいまでの「乳児用(ベビーシート)」、1~4歳向けの「幼児用」、10歳ぐらいまでの「学童用(ジュニアシート)」の3種類があります。身長や体重を目安に、成長に合わせて使い分けます。
着用義務機関の6歳を超えている場合も、身長140cmまで(10~11歳頃)は安全のためにジュニアシートを着用しましょう。取り付け方も、従来のシートベルトで固定するタイプと、専用の金具で固定するISO-FIXタイプがあります。2012年7月以降発売の新車にはISO-FIXに対応する金具が座席に装備されています。