2016年7月24日 19:00
「私の支援は間違いだったかも…」先生がそう言った1冊の本とは
と先生からのメッセージが書いてありました。「借りたい」というのは、そういう事だったんですね!
その日から、毎日学校でちょっとした時間に息子と一緒にワークに取り組んでくださいました。そして、息子が持ち帰ったワークブックを開いてびっくり!いっぱい書き込まれていました。
Upload By なちゃりん
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「本人のいない支援」「大人主体の支援」をなくしていけるように。
発達に特性を持つ子どもを取り巻く環境を整えることは、言葉ほど簡単ではないことも痛感しています。「環境」には「人」も入ってくるのです。
幸い、何より本人の思いを尊重し一緒に考えてくれる先生方に見守られ、息子は安心して学校生活を過ごせています。
この先生は、いつも子ども自身と相談して決めてくれる方でした。
学校行事の参加についてなど、大人が主体で考える事が多く、ともすれば本人の気持ちや感覚障害からくる辛さ・苦しさをも無視されてしまいがちです。
ですが、行事に参加するときには、息子のどんな行動が予測され、どうすれば本人がつらくないのか?「できた。がんばれた。」と自信に変えていけるにはどんな工夫があるか、考えてくれるのです。
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支援が必要な子の親でいると、ついそこに「親が望む知識と理解と支援」を求めてしまい、ほんのわずかなズレを感じて学校や先生とのコミュニケーションが上手くいかなくなることもあるかと思います。
それでも私は、「これはいいかも」「こんな方法はどうかな」と考えていることを、有りのままにお伝えし周囲の大人(先生方)に協力をお願いすると共に、子どもを蚊帳の外には絶対おかないよう心がけています。
小学校6年になり思春期に突入した息子は、まだまだ感情・行動のコントロールが苦手な場面もありますが、現在でも時々このシリーズに目を通しています。自分の特性に向き合い、自己コントロールすることを覚えたのです。
「だいじょうぶ!きみならきっとできるよ!」私も時々口にしては、親子で自己暗示をかけています。
お子さんが障害を受容し、自己コントロールができそうな年齢になったらお勧めの本です。
https://goo.gl/1ojhSw
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