2016年8月23日 13:00
話したいのに話せない。息子の場面緘黙を知って私がしたこと
外に出すことのできない自分の気持ちを、クラスの人たちにこの本に書かれているように表現できれば良いのになぁと思っていたものです。この本は、緘黙で悩んでいる当事者や、支援に携わっている先生方への希望のバイブルとなると言っても過言ではないと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4761407352
出典 : http://goo.gl/lsfjI0
この漫画本は、場面緘黙の子どもの細かな表情などをよく表している本だと思います。
今回この本で、場面緘黙について初めて知りましたが、これは、うちの子の事だ。と思いました。子供もいつも通り漫画を読んでいて、読み終わったコメントが、「自分は、場面緘黙や!」今まで、「なんで、話さへん!」という質問を何度もされていました。理由が分りました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4063804585
上手く説明することが難しい場面緘黙だったからこそ、本を使って理解してもらう、という方法はとても有効でした。
本を読んだ先生は「とてもわかりやすいです。」と感想を伝えてくれました。「もっと早くに場面緘黙を知っていたら、同じような子どもに無理をさせなくて済んだのに。」とも言っていました。
その後、先生は子どもに対して声を出す事を強制しなくなりました。話せそうな時は、話せるまで待ってくれたりもしました。
見守ることに重点を置いてくれるようになったおかげで、子どもは学校生活で無理をする事が少なくなったように思います。
先生の関わりの変化が安心につながったのでしょう。次第に息子は、自信のあるところだけ声を出す事ができるようになっていきました。
辛さが伝わりにくい場面緘黙、本人の気持ちに寄り添って
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10248009874
場面緘黙は、少しづづ認知度が上がってきています。
しかし、まだまだ知らない人は多く、大人の気付かないところで子どもが苦しんでいることもあるかもしれません。
本人の辛さが伝わりにくい場面緘黙だからこそ、こういった本などのツールを使って、もっともっと多くの方に知ってもらい、子どもの気持ちに寄り添える大人が増えるようにと願っています。
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