子育て情報『「すべての子どものための教育」インクルーシブ教育って?背景、具体的な取組み、課題点について』

「すべての子どものための教育」インクルーシブ教育って?背景、具体的な取組み、課題点について

その子どもの特性と、子どもが過ごす環境や場面ごとに発生する具体的な困難に対して、適切で十分なサポートや変更を加えることが合理的配慮です。

■教室や授業で行われている工夫
例えば、教室や授業で行われている工夫には以下のようなものがあります。

・水筒や帽子、体操服などを置く場所が決めて、誰でも持ち物の整理がしやすいようにする。
・掲示物を減らしたり、授業中に紙や布で掲示物を覆うことより、視覚刺激に敏感な子どもでも授業に集中できるようにする。
・廊下は走らない、チャイムが鳴る2分前には席に着く、などルールを明確にすることで、行動の切り替えをしやすくする。
・一日の最初に、今日はどのようなスケジュールで進めるかを示されることで、時間の見通しをもてるようにする。
・先生は情報を伝えるときには、口頭だけではなく、目に見える文字や絵で視覚的に示して、理解をしやすくする。
・先生はゆっくりとした口調で話すとともに、大事なことは、繰り返したり、黒板に書いたりして、理解をしやすくする。
・授業の中で、簡単な問いに答える機会を作り、全員が参加できるような授業にしている。
・難易度別のプリントを作り、子どもが自分の力に合わせて選べるようになることで、それぞれのレベルに合わせた教育が行われている。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm
共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)概要|文部科学省HP


インクルーシブ教育の実現に向けて、就学先決定の仕組みも変わりました

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10146004038

インクルーシブ教育の理念に基づき、就学先決定の仕組みの改善も進められています。障害のある子ども自身や保護者の意思を尊重した上で就学先決定がなされるようになりました。


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Upload By 発達障害のキホン

平成25年までは、障害のある子どもは、原則、特別支援学校に就学することとなっていました。現在においても最終的に就学先の決定をするのは教育委員会となりますが、それを決めるまでに、本人と保護者の思いが最大限に考慮されるような改善が行われました。

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