言語発達遅滞とは?言葉の遅れ、言葉が出ない原因、家庭でできるトレーニング、相談先まとめ大公開!
その準備とは、大きく分けて「意味の理解」と「コミュニケーション」、そして「発音」です。この3つの要素が整って、はじめて言葉が出るに至ります。
子どもは、他者の言葉とふれあう経験から言葉の意味がわかるようになります。子どもの頭の中に言葉が蓄積され、記憶された言葉が積み重なることによって、言葉の意味を理解できるようになります。
言葉が出るまでには、子どもと養育者のコミュニケーションの積み重ねがあります。
コミュニケーションは、最初は、養育者とのふれあいを通じて、体温や匂いなどを感じることから始まります。そして養育者と微笑みを交わしあったり、そして声のトーンやしぐさを真似するという模倣の行為といったものへと進展していきます。
こうした人と人の交流の発達の延長線上に、言葉の出現があるのです。
自分の思い通りの音を発するためには、舌や喉を動かしたり、肺から息を出したりすることを含めた体の使い方、体の育ちに支えられています。発話のために正しい音を選び出し、作り出すためには脳の働きが深く関連しています。
これら意味の理解、コミュニケーション、思い通りに音を出すことのできる体や脳の機能が整ってはじめて、子どもの言葉は花開くのです。
言葉の遅れの原因とその確かめ方
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367004234
言葉の遅れが見られるときには、聞こえに問題がないかどうか確かめておくことが必要です。難聴や聴覚障害の場合には、聞こえを改善する訓練や治療、視覚的な手段を使ったコミュニケーションの方法を取り入れるために早めの対応が必要になるからです。
1歳半、3歳の乳幼児健診のときにも、耳のきこえのチェックが行われますが、耳の聞こえは家庭生活の中で見つかることも多いです。心配なときには、以下のチェックリストを参照して、聴覚に問題がないか確認してみるとよいでしょう。http://ur2.link/yNzA
赤ちゃんの耳のきこえ チェックリスト|栗原市ホームページ
脳の聴覚野での処理に問題があるなどで、子どもが言葉の意味が理解できていないと、子どもの中に言葉が蓄積されていかないために、言葉の遅れが生じやすくなります。
言葉の発達においては、言葉を理解することが先で、言葉を話すようになるのはその次です。