子育て情報『言語発達遅滞とは?言葉の遅れ、言葉が出ない原因、家庭でできるトレーニング、相談先まとめ大公開!』

言語発達遅滞とは?言葉の遅れ、言葉が出ない原因、家庭でできるトレーニング、相談先まとめ大公開!

言葉の意味がわかっているかどうか確認するために、名前を呼んだら振り向くかどうかや、「こっち、おいで」と呼びかけるとこちらへ来るかどうか、などを確認してみるとよいでしょう。

以下の項目のすべてに当てはまるような子どもは、性格や環境などの何らかの理由で言葉が出るのが遅れているだけであると考えられます。

・養育者が子どもとのコミュニケーションに難しさを感じない
・たいていの言語的な指示が分かっている
・特別なこだわりがない
・生活習慣にも気がかりな点がない

こうした場合は、たいていは年齢が上がってくるとともに自然と話すようになります。

2~3歳になっても言葉が出なかったり、遅れている場合には、知的障害や、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害などの発達障害の可能性もあります。発達障害は先天性の脳の機能障害であるといわれています。

障害があるかどうかは、言葉の表出のみによっては判断することはできず、他者との関係性やコミュニケーションの領域の発達にも目を向けることが必要です。

発達障害のある場合、言語、非言語に関わらず、人との関わりにおいて発達の遅れまたは困難さが生じることがあります。以下を参照してください。


①他者との情緒関係の問題
視線や表情や身振りをもちいることが難しく、他者との間に愛着関係を築きにくいといわれています。また、感情の共有や興味の共有がむずかしく、人間関係を拡大しにくいといわれています。

②コミュニケーションの問題
言葉に限らず、指さしや身振りなど、非言語なやりとりを獲得することが難しいです。相手に対してものの受け渡しをしたり、ほしいものがあるときにも要求の声を出すことが少ないです。

③活動の対象や興味の幅が著しく限られる
活動や物事への興味関心の範囲が著しく狭く、特定の事物へのこだわりがあります。変化することへの抵抗が強く、道順や日課、空間への位置関係など「おなじもの」にこだわるような行動があります。また、手をかざしたり、ひらひらさせたり、行き戻りを繰り返したりなどの、反復行動がみられることもあります。

http://ur2.link/yO7p
白石正久/著『発達の扉<下>』1996年/かもがわ出版/刊p181-182.

以上の例に当てはまる場合でも、一概に発達障害だと断定することはできません。
「言葉が遅い」といわれる子どもの中には、「障害の兆しとして、言葉が遅い」

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