子育て情報『やっぱり親子!アスペルガー娘に、持ち物に触れるとキレる理由を聞いてみた』

2016年11月8日 14:00

やっぱり親子!アスペルガー娘に、持ち物に触れるとキレる理由を聞いてみた

例えば色違いの毛布が2枚あるとします。気に入った色の毛布に包まれると、それだけでとても幸せな気分になりますが、気にいらない色の毛布は、包まれることを想像するだけでとても居心地が悪く、手に取ろうとも思いません。

両極思考が激しいので例え同じ毛布でも、色によって大切な宝物になるか?どうでもいい存在になるのか?が、決まってきます。
そして宝物となった毛布は、それが目に入るだけで自分を幸せにしてくれる大切な存在となるのです。

娘にとって、その気持ちを理解してくれるのは思考回路が似た私だけであり、自分と同じように大切に毛布を扱ってくれる母親に使われるのは構わないようです。

しかし自分と同じように、大切に毛布を扱ってくれない他人に手を伸ばされるのは、とても心配なことなのだと思います。

やっぱり親子!アスペルガー娘に、持ち物に触れるとキレる理由を聞いてみたの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10568001560

警戒心が強く、嗅覚過敏も合わせ持つ娘。
大切な毛布が元の状態で返してもらえるのか、汚れたり傷つけられたりしないか、いつもと違う匂いがついてしまわないか、常に見張っていなければなりません。


色にこだわりのない人からは「どっちでも一緒でしょ」とよく言われますが、私たちにとっては雲泥の差があるのです。

毛布の例を挙げましたが、私と娘は、家にある全ての物にこの「大切な宝物」か「どうでもいいもの」なのかの判定を行っています。色、形、匂い、思い出…。様々な要素が判定材料となり、他人に触れられたくない「大切な宝物」は山のように存在します。

私は子育てをしているうちに、自分のことより子ども優先の生活になったので、最近マシになりましたが、娘は宝物に囲まれて幸せな反面、常にそれが壊されないか気にかけなければならず、苦しいだろうな…と思います。
やっぱり親子!アスペルガー娘に、持ち物に触れるとキレる理由を聞いてみたの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10130000219

2つ目に、自分の安全地帯を他人に侵されたくない、という気持ちがあります。
警戒心が強いタイプの私は、ここなら大丈夫という「安全地帯」を常に探して生きているような気がします。

例えば、ショッピングモールでトイレに行く必要があったとき。
特にこだわりのない方なら、1番近いトイレに入り、その時に空いている個室を何のためらいもなく使われることでしょう。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.