子育て情報『嫌なことばかり記憶する発達障害の息子。むやみに叱る私を見て、療育の先生が教えてくれたことは』

2016年11月24日 16:40

嫌なことばかり記憶する発達障害の息子。むやみに叱る私を見て、療育の先生が教えてくれたことは

そのたび私は「なんでそうなの!?」と息子を叱りつけてしまいました。

いろんなことを経験して欲しいという親として当然の思いが、息子には届かない…私はいつもいつも情けなくて、怒鳴ったり涙を流したり、息子をなじったりしていたのです。

すると、当然息子の記憶は「お母さんに叱られた」という風に残っていきます。そして、鮮明な嫌な記憶に苦しめられるだけではなく、「また自分はできなかった」という自信喪失へとつながっていったのです。


息子を叱りつける私を見て、療育の先生から提案が

嫌なことばかり記憶する発達障害の息子。むやみに叱る私を見て、療育の先生が教えてくれたことはの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367007291

そんな私と息子との関わり方を変えてくれたのは、療育の先生の提案がきっかけでした。

療育ではいつも、同じグループのお友達と楽しく過ごす息子。ですが、私が先生と面談をしている間、高いところに登って飛び降りたり、大声をあげてお友達と喧嘩をしたりすることがしばしばありました。


ADHDがあり、待つことや人の話を聞くことが苦手な特性から、面談が終わるのを待つことが苦痛だったのでしょう。

ところが私はやはり例のごとく、「ママは先生とお話ししてるんだよ」、「静かにして」などと、声を荒げてしまったのです。

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そんな私の様子を見ていた療育の先生から、ある日、こんな提案がありました。

「面談の時間はナシにしましょう。お母さんは相談があったら、紙に書いてきてください。」
「療育を『楽しかった!』という気持ちで終わらせるのが何よりも大切なんです。最後に叱られる形で終わらせるのはやめましょう」

実はこの提案は、発達障害児に何かを取り組ませる際にとても大切なことだったのです。

ただでさえ状況の変化や新しいことが苦手な発達障害児です。
取り組みに対して嫌な記憶を残さず、出来事を「楽しかった!」という記憶と結びつけることが息子の成長にとって必要なことなのだろうとわかった上での、先生から提案だったのでしょう。


「楽しかった」という記憶の積み重ねが自信に繋がる

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息子の場合、楽しかった出来事の内容自体は、ぼんやりとしか記憶できません。

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