子育て情報『外では良い子なのに…発達障害の息子が母にだけ暴力をふるうのはなぜ?』

2016年12月15日 11:00

外では良い子なのに…発達障害の息子が母にだけ暴力をふるうのはなぜ?

なのです。

このため私の悩みは、どこにも理解してもらえませんでした。

以前幼稚園の遠足で、息子が私のことを拳で叩きまくっているところを、たまたま先生が見かけたことがあります。
先生はびっくりして、「○○くん、お母さん痛いでしょう。どうしたの!?」と止めに入りました。

「いつもこんな感じです…」と私が言うと、先生は「信じられない…普段は本当にみんなに優しいんですよ…」と目を丸くしていたのを覚えています。


どうして母親にだけ暴言・暴力が現れるのだろう

外では良い子なのに…発達障害の息子が母にだけ暴力をふるうのはなぜ?の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10158004788

発達障害児の母親に対する暴力・暴言はなぜ現れるのでしょうか。
外で頑張っているから家で爆発している、という意見もよく聞きます。
だから母親は受け止めてあげるべきだとも言われます。

けれども、徐々に身体が大きくなっていく子どもの暴力・暴言を全て受け止めきれるほど、母親は強いものではありません。限界があります。

発達障害児は人間に対してもこだわりを持つことがあります。息子は小さい頃、物にこだわりがありましたが、それが思い通りに動かなかったり壊れたりすると、よく癇癪を起こしていました。

そのこだわりが、人間にも向き始めているのでは…?つまり、母親に対する暴力・暴言は「母親こだわり」なのかもしれません。

そして、思い通りに動かない母親に対して、癇癪を起こしている気がします。
それが、暴力・暴言という形で出ているのだと私は思っています。


けれども、母親は発達障害児の「お気に入りの物」ではありません。暴力・暴言を受け続ければ、母親といえども壊れます。


極端な態度を少しでも緩和させるには

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272003209

息子の様子を日々見ていて感じるのは、「発達障害児の暴力・暴言を、声かけ1つで変えていくのはとても難しい」ということです。

このため、母親への内向きのこだわりをなくそうと努力するのではなく、外向きのベクトルを増やしていく必要があると思います。

家庭の外でも、自分の気持ちが言えたり、自分を受け入れてくれる場所をたくさん持っておくこと。
そうすることで、母親を思い通りにしたいというこだわり行動は、少しずつ薄れていくのではないかと私は信じています。

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