2016年12月25日 13:00
ソーシャルスキルとは?定義や測り方、ソーシャルスキルトレーニング(SST)の方法や実施機関まとめ
自宅の近くに相談センターがない場合には、電話での相談にのってくれることもあります。
以下のリンクにおいて全国の発達障害者支援センターを検索できます。
http://www.rehab.go.jp/ddis/%E7%9B%B8%E8%AB%87%E7%AA%93%E5%8F%A3%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1/#_928
相談窓口の情報|発達障害情報・支援センターHP
ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038002119
ソーシャルスキルを育むための支援方法としてソーシャルスキルトレーニング(SST)というものがあります。
ソーシャルスキルトレーニングとは、対人関係をうまく行うための社会生活技能を身につけたり、障害の特性を自分で理解し自己管理をするためのトレーニングの総称です。
まず、言葉で適切な行動を教え、次にお手本を示し、実際にお手本の真似をさせ、最後に評価する。この流れがソーシャルスキルトレーニングの核です。
ソーシャルスキルトレーニングのポイントとしては、何かを教える際に、「○○しなさい」とただ伝えるのではなく、「○○をするためにはこうすればうまくいくよ」と、具体的な行動の仕方まで教えることです。
基本的には、トレーニングを受ける人と、それをサポートし、フィードバックをする指導者で進行していきます。
基本的には、以下のステップを踏んで進行していきます。
1.教示
最初に、これから向上させていきたい能力が、なぜ必要なのか本人に納得してもらいます。言葉だけでなく、絵カードなどを用いて説明すると効果的です。
2.モデリング
この段階ではまず、これから向上させていきたい能力のお手本を示し、本人に観察させ、最後に真似させます。お手本はトレーナー自身がしても、ビデオや漫画などで示してもかまいません。
3.リハーサル
教示やモデリングで示した、適切な振舞い方を何度も繰り返し練習させます。具体的には、ロールプレイングで実践したり、言葉で説明させたりします。
4.フィードバック
行動を振り返り、うまくできたときには褒め、うまくできなかった場合には、どうすればもっと良くなるのかを伝えます。
この際、本人を否定するような言葉は言わず、具体的な改善方法を伝えることがポイントです。