子育て情報『発達障害の子どもが抱える「生きづらさ」って、結局何なんだろう』

2017年2月23日 11:00

発達障害の子どもが抱える「生きづらさ」って、結局何なんだろう

周りが「この子はこういう子だ」と淡々としていれば、本人はそれほど気に病まないのです。

運動や手先の不器用さなどについては支援で克服できることは結構多く、それが即息子の「生きづらさ」に繋がるわけではないように思いました。


では何が「生きづらさ」につながっているのだろう。私が息子を見ていて気付いたこと

発達障害の子どもが抱える「生きづらさ」って、結局何なんだろうの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161009038

けれども、どんなに支援をして息子の困難を取り除いても、私はやっぱり「この子は生きづらいだろうなあ」と感じてしまう瞬間があるのです。それは何かといえば、息子の「認知のズレ」です。

例えば、息子とのやり取りで以下のようなことが毎日のように起こります。

・誰かが息子の言ったことが可愛くて笑った。→「僕のことをバカにして笑っただろう」と激怒orパニック。


・何かについて「ダメだよ」と注意された。→ 「この人は僕を嫌っている」と激怒。

・何かの問題が難しくて解くことができなかった。→「僕はどうしようもないバカなんだ」と落ち込んで立ち直れない。

・先生に「これはいけないよ」と注意される→「僕はいつも先生に叱られているダメな奴だ」と思う。

・誰かが息子をからかう。→「みんなが自分を嫌っている」と落ち込む。

このように、息子には認知のズレがあり、物事を過度に一般化したり、そうかと思えば突然自責の念にかられたりするところがあります。
また、物事を白黒極端に捉える傾向もあり、「え?どうしてそんな風に考えちゃうの??」ということが頻繁にあります。その思考を助長するのが、相手に否定語で何か言われたり、ちょっと笑われたりということなのです。


「認知のズレ」は支援することが難しい。私が息子に接するときに心がけていること

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息子の生きづらさの根本的な原因について考えたとき、この「認知のズレ」が大きいのではないかと思うのです。そして、こういった認知のズレは、支援することがとても難しいです。

手の不器用さや学習上の困難などは、支援グッズを使いながらなんとか解決の糸口を見つけ出すことができました。けれども、「認知のズレ」

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