子育て情報『娘の本心を引き出すのは母のお芝居!?怒りの理由を言葉にする大切さ』

2017年5月24日 11:00

娘の本心を引き出すのは母のお芝居!?怒りの理由を言葉にする大切さ

私「そっか。じゃあ弟のことがちょっと羨ましかったのかな?せっかく我慢して自分の気持ちを閉じ込めてたのに、何も考えずに甘えられる弟に嫉妬しちゃったのかもしれないね」

娘「ううっ。ママ、どうして私の気持ちが分かるの!?私だって何も考えずにママのベッドに飛び込みたいよ!」

これが怒りに隠された娘の本当の気持ちなのです。私は娘と似た思考回路を持っているので、本心はどこにあるのかを毎回じっくりと探ることができます。ですが他の人には、本当の気持ちを汲んでもらうことは難しいでしょう。

私だけではなく、他の人に自分の気持ちを上手く伝えられるようになるためには、まずは自分で怒りの影に隠された気持ちに気づくことが大切です。長い時間をかけて娘の気持ちを言語化し続け、「自分は今こういう心理状態にあるんだな」と判断できるようになってくれれば、スムーズにコミュニケーションを取れる機会が増えてくるかもしれません。


子供たちを素直にするのは母のお芝居!?

娘の本心を引き出すのは母のお芝居!?怒りの理由を言葉にする大切さの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144088265

そこで、私はある方法を取ることにしました。


私「そっかー!いっぱい我慢してくれてたんだね、ありがとう。でも、それで誰かを攻撃しちゃうくらいなら、我慢しなくていいんだよ?」

娘「でもママの体のことを考えたら、素直になんてなれないよ!」

私「じゃあね〜、こうしてみよう!(声色を変えて)『羨ましいを検知しました!羨ましいを検知しました!どうぞこちらへ!』」

娘「うふふ。なにそれ〜!」

私「ママが疲れて大変なときは、ちゃんと無理だって伝えるから心配しなくていいよ。羨ましいと思ったら、まず自分の心を満たしてあげることを考えよう?そうすると、自分も周りもハッピーになれるから!こっちにおいで『羨ましいを検知しました!羨ましいを検知しました!今すぐママのそばに来てください!』」

娘「ちょっとー!そのロボットみたいな声やめてよ~」

さっきまで怒り狂っていた娘は、恥ずかしそうに笑いながら私のベッドに潜り込み、ようやく安堵のため息をつきました。

私がいつもの口調で「こっちにおいで」とだけ伝えると、娘はより一層態度を頑ななものにしてしまいます。私ではない別人格が話しているように少しお芝居をすると、子どもたちは笑ってなぜか素直になることができるのです。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.