2017年8月24日 17:30
お友達のお弁当が床にガッシャーン!無関係の息子まで涙したそのワケとは
「人の気持ちを想像することが苦手」ってよく言われるけど、うちの場合…
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「発達障害のある子どもは、人の気持ちを想像することが苦手です」
発達障害について本や講演会で語られる内容で、こんなことを見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
確かに、自閉症スペクトラム障害とADHDの診断を受けている小学校1年生の息子も、人の気持ちを汲むことが苦手です。
たとえば、必要以上に友達にベタベタしたり、何度も同じことをしつこく言ってしまったりして、友達に嫌な思いをさせていたとしても、相手の気持ちに気づくことができません。
私がそのことを説明しても、腑に落ちない様子。これでは、知らず知らずのうちに友達の琴線に触れ、トラブルになってしまうこともあるかもしれません。
けれども、私は、息子の本当の辛さは「人の気持ちを想像することが苦手」なことではなく、むしろ「人の気持ちに共感し過ぎてしまう」ところにあるのではないかと思っているのです。そんな息子の辛さが感じられるエピソードを紹介したいと思います。
自分は関係ないのに泣いている!?「友達のお母さんのお弁当」事件
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息子が放課後等デイサービスに出かけたときのことです。その日は学校がお休みの日だったので、息子にお弁当を持たることに。偏食のある息子にとって、私が作る苦手なものが入っていないお弁当は、特別嬉しいようでした。
その日も私は息子の大好きな物だけをてんこ盛りに詰めたお弁当を持たせました。なので「美味しかったよ~!」と息子がニコニコしながら帰宅する姿を想像していたのですが…なぜか帰宅した息子は青ざめてパニックになっていました。目には涙がたまっています。
「どうしたの?」と私が聞くと、息子は耐えかねたように言ったのです。
「お友達のひとりが、自分のお弁当を、床に投げちゃったんだよ。
その子のお母さんが一生懸命作ったお弁当なのに…。」
それを聞いて私は「あらら」と思いましたが、それでなぜ息子が真っ青になって泣いているのか意味が分かりませんでした。その子が投げつけたお弁当の中身が自分に当たったりしたのかな?と思いましたが、そういうわけでもなさそうなのです。