ヘルプマークとは?対象者や配布場所、受けられる配慮は?合わせて使いたいヘルプカードについても紹介!
現在、区市町村において、ヘルプカードの他、SOSカードや防災手帳など、地域の実情に応じたさまざまなカードや手帳などが作成されています。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/shougai_shisaku/card.html
参考:ヘルプカード|東京都福祉保健局
かばん等の人目につくところにつけることが想定されているヘルプマークは、外見上わかりやすく目立つことが特徴です。他方、緊急時や災害時には支援が必要となるためあらかじめ何らかの対応をしておきたいけれど、日常生活の上では体は健康なので席を譲ってもらう等の支援は必要なく、マークをつけ続けることに抵抗を感じるという方もいます。
このような場合に、ヘルプマークの代わりとして所持することが有効なものが、ヘルプカードです。
また、ヘルプマークに緊急連絡先を記載することは、個人情報を人目にさらすこととなってしまい、抵抗を感じる方もいるでしょう。その場合、ヘルプマークには「手帳にヘルプカードが入っており、緊急連絡先と必要な支援内容が書いてあります」等の記載にとどめ、ヘルプカードに詳細を記し、2つを併用するという使い方もあります。
なお、ヘルプマークが配布されていない都道府県であっても、区市町村でヘルプカードの作成・配布が行われている場合があり、ストラップが入手できなくても、ヘルプカードは入手できる場合があります。
ご自分の地域やニーズに合わせて、ヘルプマークとヘルプカードの使用をご検討されてはいかがでしょうか。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/e05/houdou/documents/markandcard.pdf
参考:ヘルプカード|栃木県
まとめ
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優先席で席を譲ってもらえるイメージが強いヘルプマークですが、実際はそれだけでなく、その人の障害等の特性に合わせて様々な状況で効果的な使い方ができるものです。
ヘルプマークをつけた方の安心のためや、ヘルプマークを実効的なものにするためには、街でヘルプマークをつけた方を見かけた際に、電車・バスの中で席を譲る以外にも、困っている場合には声をかける、見守りをするなどの配慮ある行動ができるとよいですね。
また、東京都が平成24年にヘルプマークを導入してから約5年が経ちますが、マタニティマークに比べると、いまだ認知度が高くないかもしれません。