格闘家・才賀紀左衛門の彼女の絵莉さんが20日に自身のアメブロを更新。マタニティマークを付け始めたことを明かした。この日、絵莉さんは「ストレスがすぐお腹にくるタイプなので、このお腹の違和感が張りなのか?それともストレスで痛いだけなのか?」とお腹に違和感があることを報告し、「ちょっと安静にします」と説明。「いろいろと思うことはあるけど、姫と赤子が健康であればそれでいいや」と現在の心境を明かしていた。続けて更新したブログでは「読者さまに泣かされ・・・ありがとうございます」と読者からのコメントに対し感謝を述べ「今日はなにもしません。ベッドから出ないことにしました」と宣言した。また、才賀の娘・よつ葉ちゃんから「『早くつけて』と言われていたマタニティマーク」と述べ「いらないかな~と思っていたのですが、最近ようやくつけはじめました」と報告。マタニティマークを付けていることでよつ葉ちゃんの友人が「気づいてくれるようになりました」と明かした。最後に「子どものほうがいろいろ気づいて正直に言ってくれるよね」と述べ「うそがないから、ときに驚くこともあるけど」とつづり、ブログを締めくくった。
2022年06月21日アステピア株式会社(本社所在地:広島県呉市、代表:谷口 彰啓)は、味のおいしさと栄養価、安全性はもちろん、彩りや見た目にもこだわったベビーフード【ピアーチェシリーズ】と厚生労働省が妊婦さんにやさしい環境づくりを推奨する「マタニティマーク」のタイアップ広告を、東京都営地下鉄三田線(1編成)と大阪モノレールの優先座席付近において1年間実施。子育て中のママやパパの充実した暮らしを応援するアステピア株式会社が、妊娠中のママたちへの思いやりと優しい環境づくりを目的とした「マタニティマーク」のさらなる普及促進をサポートします。掲出原稿■マタニティマークとは妊産婦が交通機関等を利用する際にマークのキーホルダーなどを身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組みや呼びかけ文を付したポスターなどを掲示し、妊産婦に優しい環境づくりを推進するものです。【広告概要】掲載路線―東京都営地下鉄三田線(1編成)、大阪モノレール掲載場所―各路線優先座席横の連結部ガラス窓(全5~6か所)掲載期間―東京:2022年2月15日(火)~1年間大阪:2022年6月1日(水)~1年間掲出風景■「ピアーチェシリーズ」とは安心、安全な食材を使い、無添加、無着色。味はもちろん栄養価、見た目にもこだわったベビーフード【ピアーチェシリーズ】。広島発の「凍結含浸法」という独自の技法を使い、野菜の形を残しながら、赤ちゃんの歯ぐきでもつぶせるほどの柔らかさが特長です。離乳食のスタートから、五感で楽しめる食育も始められます。忙しいママやパパの負担を減らすだけでなく、安心して赤ちゃんのお食事を楽しむ時間をサポートします。■商品ラインナップ ※税込価格ピアーチェパスト(4品)1,520円ピアーチェデザートAセット(3品)1,500円ピアーチェデザートBセット(3品)1,500円ピアーチェデザートCセット(6品)3,000円(いずれも税込)※クール便で冷凍状態で全国にお届け。電子レンジで簡単に解凍できます。ピアーチェパストピアーチェデザート販売場所: Astepia / 全商品■会社概要食に関する総合サポート企業の株式会社糧配が宅配弁当製造のノウハウを基に、離乳食・高齢者食に特化した食品の製造を、1940年設立のグループ会社 旭油脂を社名変更し、2021年9月よりアステピア株式会社として事業を開始。社名 : アステピア株式会社所在地 : 広島県呉市光町10-10代表者 : 谷口 彰啓設立 : 1940年6月事業内容: 食品製造・販売業URL : ■お問い合わせ担当: 河合 朋子TEL : 0823-27-3560FAX : 0823-27-3562Mail: info@astepia.net 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月15日株式会社4PR(本社:東京都中野区、代表取締役:岡野 泰舟)は、妊産婦さんへの配慮とやさしい環境づくりを推進する「マタニティマーク」の認知を高めるためのタイアップ広告を、2022年3月1日から1年間、都営大江戸線1編成の優先席横に掲載を開始いたしました。「マタニティマーク」のさらなる普及促進をサポートし、妊産婦さんの快適な日常生活を応援します。『Ransia ランシア』×「マタニティマーク」のタイアップ広告タイアップ広告▼「マタニティマーク」とは▼妊娠初期は、赤ちゃんの成長はもちろん、お母さんの健康を維持するためにもとても大切な時期です。しかし、外見からは見分けがつかないため、「電車で席に座れない」、「たばこの煙が気になる」など妊婦さんにはさまざまな苦労があります。マタニティマークは、妊産婦さんが交通機関や職場、飲食店等において身につけることで、周囲の方が妊産婦さんへの配慮を示しやすくするものです。(※文章抜粋:マタニティマーク 公式サイトより) ■広告概要掲載路線:都営大江戸線1編成掲載場所:優先席横掲載期間:2022年3月1日~2023年2月28日■『Ransia ランシア』について「ランシア」は、体内環境を整え卵子の質改善をサポートする“卵活”サプリメントです。卵活とは「若いうちに健康で元気な卵子を凍結保存すること」と言われますが、これは卵活における重要なプロセスの1つで、実際はそれだけでなく、卵子の質を高めながら妊娠の確率アップをめざす活動です。「ランシア」は、レスベラトロールやプラセンタなど、抗酸化作用が期待される成分を配合し、体内環境を整え良質な卵子を育むためのサポートをします。幸せを育む妊活サプリメント『Ransia ランシア』(1)■3年にわたり不妊治療に取り組む経験者の想いから誕生した「ランシア」“卵活”サプリメント「ランシア」を開発した4PR(フォーピーアール)は、システム開発などを主力事業とするIT企業。畑違いともいえる分野にチャレンジする契機となったのが、4PRの代表自身が妻とともに取り組んだ妊活経験でした。3年前から不妊治療を受けるものの、妻の体調の整いにくさもあり、妊活が長期化。苦しむ妻の助けになりたいとサプリメントを探し回るも、価格が高すぎるものや、品質が不十分なものにしか出会えず、最終的には、納得いくものを自社で開発しようと決意。製造会社との打ち合わせを繰り返し、時間をかけてようやく誕生したのが「ランシア」です。■抗酸化と若返り遺伝子の活性化が期待されるポリフェノールにより、卵子の質向上をサポート「ランシア」を開発するにあたり、特にこだわった成分が、純度98%のトランス型レスベラトロール。酸化ストレスから卵子を保護し、若返り遺伝子であるサーチュイン1を活性化させる作用により、卵子の質の改善が期待されているポリフェノールです。そんな良質な“レスベラトロール”を贅沢に100ミリグラム配合。体内環境を整え、赤ちゃんを迎える体づくりを強力にサポートします。「ランシア」は、子供を授かりたいと願う女性をサポートするとともに、広告協賛を通じてマタニティマークが広く周知されるよう支援してまいります。「Ransia ランシア -Official Shop-」 ■会社概要会社名 : 株式会社4PR(フォーピーアール)所在地 : 東京都中野区東中野4-15-2代表者 : 代表取締役 岡野 泰舟設立 : 2014年4月電話番号: 03-6820-0438事業内容: サプリメントの企画及び販売、システム開発URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月09日天然成分を使った製品を通じて、あなたのサステナブルライフをサポートする『ナチュラルブランドGreenkBlue(グリンクブルー)』は、厚生労働省が進めるマタニティマークとのタイアップ広告を掲出し、2022年3月7日(月)から都営地下鉄大江戸線の連結部分にてスタートいたしました。都営地下鉄大江戸線でマタニティマークとのタイアップ広告《本企画の背景》ナチュラルブランドGreenkBlueの製品は、主成分を作られた開発者の想いに共感して生まれました。大豆から生まれたこの主成分には、社会的に弱い立場にある方や、未来の地球環境への想いが込められています。「子供からお年寄りまで安心して利用でき、さらに地球環境を汚染しないものを次世代に残していきたい」開発者の意志と生まれた成分に深く共感した私たちは、製品の開発だけでなく、売り上げの一部を一般財団法人日本児童養護施設財団『巣立ち基金』への寄付も行っています。今回はマタニティマークの普及啓発に協力することで、妊婦さんにとって優しい環境づくりへ貢献することができたらと考えてタイアップ企画に賛同いたしました。未来を変える 小さな行動ナチュラルブランドGreenkBlueは、暮らしに密着した製品を通じてあなたの「環境への想い」「社会への想い」をサポートします。《広告概要》都営地下鉄大江戸線(1編成)車両連結部分2022年3月7日(月)~1年間《マタニティマークとは》妊娠初期は、赤ちゃんの成長はもちろん、お母さんの健康を維持するためにもとても大切な時期です。しかし、外見からは見分けがつかないため、「電車で席に座れない」、「たばこの煙が気になる」など妊婦さんにはさまざまな苦労があります。マタニティマークは、妊産婦さんが交通機関や職場、飲食店等において身につけることで、周囲の方が妊産婦さんへの配慮を示しやすくするものです。(※文章抜粋:『健やか親子21』Webサイトより) 《ナチュラルブランドGreenkBlue製品紹介》・SOYCLE大豆から生まれた不飽和脂肪酸をナノ・テクノロジーにより分解し、水中で再活性させた天然由来の洗浄剤です。成分粒子がブラウン運動(液体中の微粒子が不規則に運動)することで、通常の洗剤のように泡立ちや水がない状態でも、対象物に直接吹き掛けてペーパー等で拭きあげたり、つけ置き状態にするだけで洗浄効果を発揮します。(スプレー式)洗浄力や抗菌力はもちろんのこと、とてもシンプルな原材料だからこそ、アウトドアをはじめ自然への配慮が求められる環境で使用ができるサステナブルな洗浄剤です。 ・GreenkBlue SOAP大豆から生まれた天然由来の洗浄成分を配合した、お肌をやさしく洗いあげる石けんです。ふわふわの泡がお肌をやさしく包みこみ、使い心地はしっとりなめらか。天然ヒト型セラミド、中低高分子ヒアルロン酸、ビタミンC誘導体など配合。合成界面活性剤は使用せずできる限り天然由来成分を使用して作られた環境を配慮した透明美容石けん。生成時に大豆たんぱく質を除去している為、大豆成分がお肌に合わない方でもご使用いただけます。《ブランド概要》ブランド名 : ナチュラルブランドGreenkBlue運営会社 : 有限会社トラストエイド公式サイト : オンラインショップ: Instagram : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月07日やしろ優さん、マタニティマーク「付けてた方が少し安心かな」やしろ優さんオフィシャルブログより現在妊娠後期のやしろ優さん。先日、マタニティマークのキーホルダーを失くしてしまったところ、駅でもらえると教えてもらい、「ドキドキしながら駅員さんに言ってみたら、『お気をつけてお帰りください!』と言って、快くくださいました。駅で手に入るなんて知らなかった!!」とブログに綴りました。続けて、マタニティマークについての複雑な思いを吐露。やしろさんは妊娠してからも比較的体調がよく、「席譲ってもらうのとかも悪いし」と、最初はマークをつけることに少し抵抗があったそうです。しかし実際にお腹が大きくなってきて、マークの必要性を実感。「歩くの遅くなったり階段ゆっくり降りたり、優先席に座ってる時もドキドキしないで座れるっていうか」と、妊娠中ゆえの行動の変化に周囲が気づきやすくなるメリットをあげました。ただ、一方でやしろさんには「でもコレをつけてたらワザとぶつかってきた人もいるから気をつけて!」というコメントも届いたといい、「そんな奴いるんだね、、、。こわいね。。」と不安も。そうした加害行為も発生しているため、「一概に付けた方がいい!って訳じゃないけど、、」としつつ、やしろさん自身は8ヶ月の妊婦という立場で電車に乗っていて、「付けてた方が少し安心かなと感じました」。やしろさんは、最近は電車での物騒な事件も多いとし、「自分の身は自分で赤ちゃんも自分が守らなきゃいけないからね。。とにかくそう思ったよ」と、思いを綴りました。この投稿のコメント欄には、自身も妊娠中に貧血で倒れたためマタニティマークをつけていて良かったという女性や、マタニティマークをつけていたらわざとぶつかられて怖かったけれど赤ちゃんを守るためにつけていたという女性など、体験者の声が寄せられています。妊活について赤裸々に告白していたやしろ優さんマタニティマーク付けていて「不安」もマタニティマークは、妊婦さんが主に電車やバスといった交通機関を利用する際に、周囲がサポートしやすくなることを目的としてつくられました。母子手帳と一緒に交付されるチャームのほか、JRや私鉄の主要駅でももらうことができますし、可愛いデザインのものも販売されています。マタニティマークをつけていると、外見では妊娠がわからない妊婦さんが外出先で体調を崩したときに目印になりますし、安全のために必要なマークといえます。ところが、残念なことに、このマークを付けている人を狙って嫌がらせをする人もいるなど、一部でネガティブな印象もあるようです。ベビー用品を扱うピジョン株式会社が運営する『妊婦フレンズwithパパ』の「マタニティマークに関する調査」によれば、妊婦さん・1才未満の子どもをもつ女性の中で3人に1人が「マタニティマークをつけていて不安になったことがある」と回答しています。しかし一方で、6割以上が「マタニティマークをつけていたことで、よかったこと・嬉しかったこと」があると回答しており、つわりのきついときに電車で席を譲ってもらったり、スーパーで店員さんが重い荷物を運んでくれたりと、温かいサポートを得られたそうです。妊娠していることが外見の変化からわかるようになるのは、もともとの体形にもよりますが、妊娠4~5ヶ月ごろのことが多いようです。妊娠初期につわりや貧血などで具合が悪いとき、マタニティーマークに気づいて配慮してもらえたら、とてもありがたいはずですね。妊婦さんが外出先で緊急の対応が必要になったときに、妊娠中だとわかるサインを示すマタニティーマークは大切な役割を果たします。「つけない派」の妊婦さんも、カバンの中には是非入れておいてください。
2021年11月16日こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では8歳、6歳、4歳の子どもを子育て中の3児の母です。 突然ですが、みなさんは「マタニティマーク」を使ったことはあるでしょうか? 私はつわりがひどいころ、電車の中で優先席を座らせてもらうときなどに重宝しました。 今、「マタニティマーク」だけではなく、「ぜんそくマーク」や「マスクをつけられない」というマークなど、さまざまなマークがあります。咳などで悩んでいるかたは、生きやすくなる工夫として、取り入れてみてはいかがでしょうか。 ぜんそくマーク今、コロナウイルスが蔓延していて、気軽な外出が難しくなってきています。さらに、咳をしたりすれば周りからの視線も気になりますし、逆に咳をしている人を見ると怖くなったりすることもあるでしょう。 季節の変わり目は喘息の季節で、12月に入り寒くなってきて風邪も多くなってきました。今年は風邪の子は少なかったかな、という印象でしたが、それでも咳や鼻水の子が多く受診しています。 喘息はアレルギー疾患なので基本的には人に感染させるものではありませんが、咳として症状が出ることがあります。それも、季節柄長く咳が続くことがあり、本人は元気だけどたまに咳込んでしまうこともある病気です。もちろん、咳が出ていたら外出は控えた方がいいのは基本ですが、生活のために外にまったく出ないということは難しく、元気な子どもをずっと家の中に閉じ込めておくというのも難しいでしょう。 コロナが広まるようになってから、喘息をもつ子どものために「喘息です。感染する咳ではありません」などの「マーク」(主に缶バッジやタグ)が販売されたり、利用したりできるようになりました。 なかなか周りの人全員に周知するというのは難しいため、このようなマークがあると周りも本人も安心して接することができるのではないでしょうか。画像提供:おしるこイラストレーション 画像提供:おしるこイラストレーション▲ぜんそくマークのほか、花粉症やアレルギー、鼻炎などさまざまな種類が販売されている。 ヘルプマーク最近、公的なマークとして認識されつつあるのが「ヘルプマーク」です。ぱっと見、特に障害がなさそうに見える方でも、内臓疾患だったり、精神的な困難さがあったりします。そういった目に見えにくいハンディキャップなどを周りの人に知ってもらうためのマークです。 東京では駅などで手に入れることができます。私は東京に住んでいますが、小学生のランドセルにつけている子もちらほらいたりして、広まってきていることを感じます。 感覚過敏でマスクがつけられませんマークヘルプマークとは違い、公的なマークではありませんが、コロナが出てきてから見かけるようになったのが「マスクがつけられません」マークです。 画像提供:わけがありますくプロジェクト▲株式会社しまうまが作成した「マスクをつけられません」マークは、用途にあわせて記入スペースに理由を書き込むことができる。「感覚過敏」といって、発達障害がある子などを中心に、聴覚や触覚、味覚などが過敏で、小さい音でも不快に感じたり、ちょっと触っただけでも痛みと感じたり、食べられない味がある子がいます。聴覚過敏であれば、イヤーマフをつけて外出しています。触覚過敏でマスクが口周りにあたると痛みなどを感じてつけていられない人がいます。 そんな人がマスクをつけていない理由を周りに知ってもらうためのマークが「マスクがつけられません」マークです。基本的には、今の情勢では交通機関やおでかけ先ではマスクをつけるというのが必要であると思います。 ですが、「利用することが必要だけど、どうしてもつけられない」という場合は、このようなマークをつけてみるといいのではないかと思います。もちろん、フェイスシールドの使用や、小さい子の場合はベビーカーにカバーをつけて移動するなど、できる限りの配慮を当事者もすることが大事だと思います。 厚生労働省からも、下記のように発表されており、マスクをつけられない子どもに対して、強制的につけるべきでないこと、障害特性によるマスク着用が困難な方に対する理解を呼び掛けています。 引用:厚生労働省「マスク等の着用が困難な状態にある発達障害のある方等への理解について」 本人も周りもお互いを理解しあって生きやすい世の中に今、世界的にも世の中がピリピリしていて、ちょっと買い物に行くだけでもとても気をつかったり、敏感になっていると感じます。コロナウイルスの予防はとても大切なことですが、しっかり基本的な感染対策をしていれば感染リスクは最低限に抑えることができます。その上で、お互いを理解しあい、一丸となってコロナと闘っていければいいですね。 監修者・著者:医師 東京衛生アドベンチスト病院 小児科医師 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年春、高円寺こどもクリニック(仮称)開設予定。
2020年12月25日近年マタニティマークをつけている妊婦さんへの暴力や暴言などが問題になっています。現在3人の子どもを持つ私も、1人目を妊娠中は公共交通機関を使うことが多かったこともあり、マタニティマークをかばんに付けていたことがありました。本来ならば自分と赤ちゃんの安全を守るべきものですが、このマタニティマークをつけていることで悲しい経験をしたことがあります。 マタニティマークはお守り代わり1人目を妊娠した当時、都内の会社員だった私は職場まで約30分ほどの距離を電車で通勤していました。妊娠の経過は順調だったのですが、妊娠初期は食べても食べなくても気持ち悪い吐きづわりがつきまとう毎日でした。 そのため途中下車して駅のトイレで嘔吐することもあり、体調不良で倒れてしまったときなどの不安も……。通勤の際には万が一の時のために、かばんの端にマタニティマークをつけて通勤していました。 中年夫婦に言われた言葉ある日いつものようにつり革につかまって電車に乗っていたときのことです。私の目の前には中年のご夫婦が2人並んで座っていたのですが、私のかばんの端に付いていたマタニティマークに気が付いたようでした。 すると、私の目の前で「あんなの娘のときにはなかったのにね」「つけていたら譲ってくれると思っているのかしら」「ずるいわよね」「いいご身分だよな」とわざと私に聞こえるように話をし始めたのです。話しかけられたわけではないのですが、何も言えずうつむいていた記憶があります。 万が一のお守りなのに… その後すぐ私が降りる駅に着いたので、そのご夫婦とは顔を合わせ続けることはありませんでした。席を譲ってほしいからマタニティマークをつけているのでは決してなく、万が一何かあったときのために自分と赤ちゃんを守るために付けていたものです。 けれどなぜこんな風に言われなければならないんだろうと、とても悔しく思いました。あのとき私が何か言ったところで、中年夫婦に危害を加えられることもあったかもしれません。ただ何も言わなかったのが正解だったのかは、今になってもわかりません。 赤ちゃんとママを守ってくれるマタニティマークは本来安心できるものなのに、不安材料になってしまう可能性もあるのが悲しい現実です。ただ、マタニティマークを付けておくことで助けられた面もたくさんありましたので、マタニティマークがあってよかったと思うのが私の率直な感想です。 監修/助産師REIKO著者:佐藤祐子二男一女の母。幼~高(中高は家庭科)の教員免許と保育士資格保有。洋菓子メーカーを退職後、現在は地元にて3人の子育てに日々奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2020年12月01日こんにちは、あり子です。長女を妊娠したときに母子健康手帳と一緒にもらったマタニティマークをつけるかどうか最初悩みました。なぜ悩んだかというと、マタニティマークをつけていると「わざと押されたり嫌がらせを受けたりする」という話を耳にしたことがあるからです。わたしが妊娠中のときではありませんが、今年(2020年)子ども連れの妊婦さんが男性におなかを蹴られるというニュースもあり衝撃を受けました。しかし、マタニティマークの目的は「妊婦さんが交通機関等を利用する際に身につけ、周囲に妊婦であることを示しやすくするもの(厚生労働省ホームページより一部抜粋)」それを考えると通勤中にもし体調が急変して倒れてしまった場合「おなかに子どもがいることを周囲や医療関係者に伝わるようにした方が良いだろう…」と思い、当時のわたしは母子健康手帳を持ち歩くと同時にマタニティマークもつけることを選択しました。実際につけていたとき、わたしは嫌がらせを受けたことはありません。運がよかったのかもしれませんが、人の優しさを感じることが多かったです。しかし、電車の中で怖い思いをした出来事が一度だけありました。それは仕事帰りに座っていたときに起こりました。突然、上からカバンが落ちてきました。最初はなにが起こったのかわからず、パニックでした。幸いおなかの子どもは無事でしたが、なにかあったらどうしよう…と、とても不安で怖かったです。この出来事はマタニティマークをつけていたからではなく、荷物棚からカバンを取ろうとした人が落としてしまった偶然でした。しかし偶然の出来事でもしばらく電車に乗るときにこのことを思い出して怖くなったので、マタニティマークをつけていたことで危険な目にあった方がいらっしゃったらその恐怖は計り知れません…マタニティマークといえば、タイでは妊婦さんが「流産を防ぐため」という意味をこめて服のおなか部分に安全ピンをつけるそうです。おなかの子の無事を願う親の気持ちがこめられ、そして周りの人もおなかに安全ピンをつけている方を見て妊婦さんだと気づくことができます。この話を聞いて、改めてマタニティマークは赤ちゃんと妊婦さんを守るための大切な存在だと感じました。マタニティマークに対して理解がより深まり、つけていることで悪意を向けられる…という話を聞かなくなることを願うばかりです。
2020年10月31日マタニティマークをつけていても席を譲ってもらえないことは少なくない……※写真はイメージです6月23日、北海道札幌市の路上で20代の妊婦の腹部を足で蹴ったとして、男性A(事件当時51)が暴行の疑いで逮捕された。■悪質極まりない、妊婦だとわかっての犯行「事件は今年4月に起きました。女性は妊娠7か月。7歳と5歳の子どもを連れて歩いていたところ、Aが“道を塞いでいて邪魔だ”と言いがかりをつけてきたそうです」(全国紙社会部記者)被害女性が言い返すと、Aは逆ギレ。暴力を振るった。幸い、胎児に影響はなかったが、妊婦だとわかっての犯行。実に悪質極まりない。この卑劣な犯行に社会の怒りは一気に燃え上がった。同時にSNSなどで妊娠中に受けた暴力や暴言などの被害を母親たちが明かし始めた。キャリアコンサルタントとして働く境野今日子さん(28)も、そのひとりだ。「私が怖い思いをしたのは、今年1月のことでした」時間は午後10時ごろ。ほぼ満員状態の電車の中での出来事だった。「仕事が終わるのも遅く、つわりできつかった」妊娠4か月の境野さんはつり革につかまり、立っていた。すると目の前の座席の女性がカバンのマタニティマークに気がつき、席を譲ろうと持ちかけてくれた。座ろうとしたときに事件は起きた。「50代くらいの男性が急にやってきて、その席に割り込んで座りました。そして、私の目を見て“なんか文句あるのかよ”と言ってきたんです。体調もきつく言い返す気力もありませんでした。それに何か言って反撃されたら、と思うと、それも怖かった……」暴力は振るわれなかったが、割り込まれたときに押されて転倒する危険性もある。実は、こうして『マタニティマーク』をつけた妊婦が狙われるケースが後を絶たない。■何か言い訳をしないと助けてもらえない厚生労働省によると、マタニティマークの目的は『妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの』。外出先で体調を崩したとき、会話ができなくても周囲に対して、妊娠中ということを伝えるなどの役割も担う。マークをつけることで「席をかわってもらった」など気にかけ、いざというときにフォローしてくれる人がいる一方で、“舌打ちされた”“暴言を吐かれる”といったことも日常茶飯事。「“妊婦は場所を取るから電車に乗るな”と言われた人もいるようです」(境野さん)子どもの安全な移動を考えるパートナーズ代表の平本沙織さんは、「マークをつけて優先席に座っていると“妊娠は病気じゃないから席を譲りなさい”とか、“若いのに”とか言われたという話もよく聞きます」「後ろから突き飛ばされた」「お腹を叩かれた」など暴力を受けた人もいる。事件の背景を平本さんは、「マタニティマークや妊娠・子育て中の女性に対する社会の理解はまだまだ足りない」と訴える。もちろんマークをつけていても最優先されることが保証されているわけではない。「マークはあくまでも周囲の思いやりや理解、助けになる目印。ですが、マークに限らず、何か言い訳をしないと助けてもらえない。そんな雰囲気が社会に広がっているように思います」(前出・平本さん)例えば、つわりがひどく席を譲ってもらいたいときには『つわりが重いんですマーク』をつけるなど、周囲に体調の説明をしなければかわってもらえない、なんて状況にだってなりかねない。前出の境野さんは、事件で受けた恐怖からマークを一時的にはずしたという。■自分よりも立場の弱い人にしか攻撃しないトラブルや怖い目にあったり、不安を感じ、使用を躊躇(ちゅうちょ)する女性も少なくない。しかし、被害を訴えにくい現状もある。というのも妊婦が被害を訴えると、逆に批判の的となることもあるからだ。「“妊婦だからって偉そうに”などと反論されることや、被害者が“悪い”とさえ言われることもあります」境野さんがSNSに事件のことを投稿すると「ブスには譲る席なんてねえよ」というメッセージが届いた。誹謗中傷もされ“ウソをつくな”とも言われたと明かす。「最初は妊娠していることへのねたみや嫉妬かと思っていたんです」(境野さん)“妊娠=幸せ”と受け取る人がいると考えていたが、被害はいつも1人で移動しているとき。夫が一緒のときに被害に遭ったことはなかった。「赤ちゃんを連れた男性や祖父母らが被害に遭ったという話は聞きません」そう話す平本さんは妊娠中ではなく、ベビーカーに子どもを乗せて通勤中に暴言を吐かれ、駅ビルでは殴りかかられそうになったことがある。「夫がベビーカーで子どもを連れ、通勤していたときには私のようなトラブルには遭いませんでした」(以下、同)また、加害者には若い男性もいれば、年配の女性もいた。共通するのは自分よりも立場の弱い人にしか攻撃しないこと。加害者は卑怯な小心者たちなのだ。「加害者も職場や家庭などで尊重されていないかもしれません。特定の誰かを憎んでいるのではなく、無関心や無理解が積み重なったことが原因ではないでしょうか。それが妊婦や子連れへの暴力行為や存在を尊重しないような言動へとつながっていると思っています」どれだけの女性が悲しい思いを胸にしまってきたのか。被害が明らかにされているのは氷山の一角にすぎない。妊婦に危害を加える人物がゼロになるにはまだまだ時間がかかる。平本さんは訴える。「すべての人に子どもや女性を助け、共感を促すことの強制はできません。ですが、否定せずに受け入れることはできると思います。どんな立場の人も尊重し合って、共存できる社会になればいいと思います。そして子どもや母親が傷つけられない社会になることを願います」■人気ブロガー・はあちゅうも被害者に「外に出るのが怖くなりました」「妊娠6か月のとき、デパートで買い物をしていると、正面から歩いてきた男性にすごい勢いでぶつかられました」ブロガーで作家のはあちゅうさんは妊娠中に2回、妊婦を狙った被害に遭っていた。男は先に別の女性にもわざとぶつかっており、避けようとしたが、そのまま突進された。タックルのような強い衝撃。「お腹をかばい、身構えていました。怖くて、捕まえようなんて考えられませんでした」2回目は出産間近。同様に故意的にぶつかられたという。加害者は2人とも若い男性。「被害は2回とも1人でいたときです。でも、こうした犯罪は警察には相談できないレベルです。あっけに取られているうちに相手は姿をくらませますし、“たまたまです”と言われたらそこまでですから」悔しさを胸にしまい、被害に遭わないように自衛した。事件もあり、外出時に他人から攻撃される妄想に襲われたことがある。妊娠中特有の心理状態なのか、それとも事件が引き金になったのか──。「意地悪なことや何かされたらどうしようと思うと外に出るのが怖くなりました」そんな不安を救ったのも『マタニティマーク』だった。「つけて嫌な思いをした友人もいたので迷っていました。でも、つけて外出すると優しく接し、助けてくれる方もいました。いいこともあります」と、その実感を明かす。残念なことに、こうした事件はまだまだなくならない。「被害を明かせばネットでは“ウソだ”と言われることも。こんなことでウソなんてついてもしょうがないのに。妊婦を狙った事件があることを周囲が知ることで未然に防げます」マークをつけることで妊婦に周囲の目が向き、犯罪の抑止力になることも期待する。「気にかけてくれる視線や声かけに助けられ、外へ出ていくことへの怖さを和らげてくれました。マークをつけた女性がいたら“妊婦さんだな”と少し気にして、見守ってほしい。それが安心感になります」
2020年08月27日Instagramで大人気のニシカタさん(Instagram@c_nishikata)の育児エピソードをお届けします。妊婦時代、「マタニティマークはつけないでおこう」と思っていたというニシカタさん。しかし、実際は……!? 妊娠初期は幸いにも体調が良く、電車に座りたい欲求もなかったので、マタニティマークをつけて電車に乗る=席を譲ってほしいアピールと思われるのが嫌でなかなかつけられなかったんです。でも、過去の自分に言ってあげたい。そんな風に思ってる人はごくわずかだよって!マタニティマークをつけている間は、やはりというか出産経験があろうと思われる方からのお声がけが多かったように感じます。マークをつけることに悩む妊婦さんはすごく少数かもしれませんが、つけることで人の優しさを実感できたし、自分も他人に優しくなろうと思えるいいきっかけになったので、もっと早くつけておけばよかったなぁと思います。ニシカタさんの最新マンガはInstagramやアメブロで更新中です。ぜひチェックしてみてくださいね。 この投稿をInstagramで見る ニシカタさん(@c_nishikata)がシェアした投稿 - 2018年 6月月12日午後2時22分PDT 著者:イラストレーター ニシカタ2018年1月、長女を出産。インスタで出産、産後、育児レポートマンガを更新し、人気に。ゲームと海外ドラマとデパ地下が好き。
2020年07月10日ベビーカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。もえるゴミの日を忘れがちな和田フミ江です。 今回はちょっとまじめなお話……。 前回妊娠初期〜中期に妊婦に見えない期間があったことを描いたのですが、この期間つけているとなにかと安心なのがマタニティマークだと思います。 私の場合、公共交通機関を利用しないこともあってつけていなかったのですが……。私のまわりではどちらも聞かなかったのですが、「マタニティマークのおかげで親切にしてもらった話」「マタニティマークのおかげで嫌な目にあった話」それぞれあるようです。マタニティマークが「妊婦の印」というところだけ一般的に認知されていて、「なぜできたのか・なんのために必要なのか」が知られていないことが問題なのかも。 マークの是非はともかく、フツーに「妊婦なんです」と言えて、フツーに「お手伝いしますよ」と言える、そういう社会であってほしいと思います。 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。著書に「お母さんまであとすこし!」(ベネッセコーポレーション)、「おうちクエスト」(竹書房)など。
2019年11月28日近年マタニティマークをつけている妊婦さんへの暴力や暴言などが問題になっています。現在3人の子どもを持つ私も、1人目を妊娠中は公共交通機関を使うことが多かったこともあり、マタニティマークをかばんに付けていたことがありました。本来ならば自分と赤ちゃんの安全を守るべきものですが、このマタニティマークをつけていることで悲しい経験をしたことがあります。 マタニティマークはお守り代わり1人目を妊娠した当時、都内の会社員だった私は職場まで約30分ほどの距離を電車で通勤していました。妊娠の経過は順調だったのですが、妊娠初期は食べても食べなくても気持ち悪い吐きづわりがつきまとう毎日でした。 そのため途中下車して駅のトイレで嘔吐することもあり、体調不良で倒れてしまったときなどの不安も……。通勤の際には万が一の時のために、かばんの端にマタニティマークをつけて通勤していました。 中年夫婦に言われた言葉ある日いつものようにつり革につかまって電車に乗っていたときのことです。私の目の前には中年のご夫婦が2人並んで座っていたのですが、私のかばんの端に付いていたマタニティマークに気が付いたようでした。 すると、私の目の前で「あんなの娘のときにはなかったのにね」「つけていたら譲ってくれると思っているのかしら」「ずるいわよね」「いいご身分だよな」とわざと私に聞こえるように話をし始めたのです。話しかけられたわけではないのですが、何も言えずうつむいていた記憶があります。 万が一のお守りなのに… その後すぐ私が降りる駅に着いたので、そのご夫婦とは顔を合わせ続けることはありませんでした。席を譲ってほしいからマタニティマークをつけているのでは決してなく、万が一何かあったときのために自分と赤ちゃんを守るために付けていたものです。 けれどなぜこんな風に言われなければならないんだろうと、とても悔しく思いました。あのとき私が何か言ったところで、中年夫婦に危害を加えられることもあったかもしれません。ただ何も言わなかったのが正解だったのかは、今になってもわかりません。 赤ちゃんとママを守ってくれるマタニティマークは本来安心できるものなのに、不安材料になってしまう可能性もあるのが悲しい現実です。ただ、マタニティマークを付けておくことで助けられた面もたくさんありましたので、マタニティマークがあってよかったと思うのが私の率直な感想です。 著者:佐藤祐子二男一女の母。幼~高(中高は家庭科)の教員免許と保育士資格保有。洋菓子メーカーを退職後、現在は地元にて3人の子育てに日々奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2019年10月08日妊娠の届出を役所に提出したら、母子手帳と一緒にもらえる「マタニティマーク」。妊婦の印とも言えるこのマーク、つけられるのを心待ちにしていたかたもいることでしょう。しかし最近では、「マタニティマークをつけると危険な目に遭うからつけない」「マークがアピールだと思われて、うざいと言われてしまう」といった不安から、あえてつけない妊婦さんも増えているようです。マタニティマークをつけた妊婦さんに、いったい何が起きているのでしょうか。マタニティマークを付けると嫌がらせを受ける?マタニティマークをつけていることで、実際に嫌がらせや暴言を受けた経験をした妊婦さんがいます。また、直接的な被害は受けていなくとも、2chやTwitterなど、インターネット上で妊婦へのバッシングを目の当たりにしたことがあるかたもいるのではないでしょうか。どのような嫌がらせが起こっているのか、実例を見ていきましょう。優先トイレで「病気じゃないんだから使うな」マタニティマークをつけ、買い物に出かけた妊婦さん。優先トイレに入ろうとしたところ、高齢女性に「妊娠は病気じゃないんだから、優先トイレを使うな!」と怒鳴られてしまったそうです。女性トイレは長蛇の列になりがち。みんなが並んでいる中、サッと入ろうとした妊婦さんに苛立ってしまったのでしょうか……。電車内で席を譲ってもらったら、他人から暴言電車内で、親切な男性に優先席を譲ってもらった妊娠7ヶ月の女性。すると、その隣に座っていた50代頃の男性から、「お前ただのデブだろ。俺はだまされねーぞ」との暴言。暴言はその後もネチネチと続き、席を譲ってくれた男性も戸惑っていたそうです。なお、暴言を吐いた男性は酒に酔っている様子もなかったとのこと。電車内・移動中に「わざと押された」電車内やホームなどを移動中、マタニティマークをつけて歩いていたら、「わざと押された」と感じた人も多くいるようです。人が多い都市圏では、わざと押されたのかどうか判断が難しいところではありますが、「押されるかもしれない」と思うと気が気ではありませんよね。 なぜ嫌がらせが起きているのか嫌がらせが起きる背景には、妊娠中の体調の変化について知らない人が多いことがまず挙げられます。特に、おなかが目立たない初期~中期の妊婦は、人によってつわりが重かったり、できるだけ負担がかからない生活を送るように医師から指導されていたりするもの。しかし、知識や経験がない人たちにとっては、初期のつらさは想像しづらいため、「マタニティマーク=まだ楽なのにもかかわらず、気を遣えと言われている」と感じてしまうのではないでしょうか。また、妊娠していないのにマタニティマークをつけるなど、マタニティマークの悪用が話題になったことも、原因のひとつでしょう。疲れやストレスを抱える人が多い現代、誰かを気遣う余裕がない人が増えているのも、こうした嫌がらせの原因となっているのかもしれません。マタニティマークを不快に思う人も嫌がらせにはつながらなくとも、マタニティマークを「不快」と感じる人もなかにはいるようです。さまざまな人が乗り合わせる電車内、不妊治療中の人もいます。そうしたかたにとっては、「マタニティマークは妊娠自慢に見える」ことも。「羨ましいから見たくない」「悔しい気持ちになる」と感じている人はいるようです。また、流産や死産を経験したことがある人にとっても、マタニティマークはつらい気持ちを呼び起こさせてしまいがち。「見るだけでつらい」という声も聞きます。男女問わず、マタニティマークに対して、「気を遣ってね」という気持ちの表れだと感じている人も。「席を譲ってアピールに見える」と内心、不快感を抱いている人はいるようです。 マタニティマークを付けるのは危険?しかし本来、マタニティマークは「体調の急変や不測の事態が起きたとき、第三者に妊娠中であることを知らせる」ためにつけるものです。実際に、「マタニティマークに助けられた」経験をしている妊婦さんもいます。気分が悪くなって座り込んでしまったところを、マタニティマークを見て妊婦だと気づいた女性に助けられた。痩せ型でおなかが目立たず、妊婦だと気づかれにくかったため、マタニティマークをつけていて助かった持病のてんかんの発作が起きて倒れてしまった。意識を失ってしまったけれど、マタニティマークをつけていたため、MRIを取られずに済んだもちろん、電車やバスで立っているのがつらかったとき、親切な人に席を譲ってもらったという声も。否定的に捉える人がいる人もいますが、肯定的に捉えて親切にしてくれる人もいるんです。他のママさんはマタニティマーク付けているの?妊婦さんやママが集まるコミュニティ、「ウィメンズパーク」では、妊娠中のマタニティマークの使用についてのアンケート調査が行われています。その結果がこちら。つけた:1,496人つけなかった:1,309人その他:111人(2017年2月16日~19日ウィメンズパーク会員2,916人にアンケートを実施)「つけた」「つけなかった」はほぼ半数ずつ。「その他」には、「初期だけつけていた」という回答が見られました。マタニティマークをつけて良かった?マタニティマークをつけていて、「良かった」経験をした妊婦さんもいます。電車やバスで席を譲ってもらえたり、「ひざ掛けはいりますか?飲みものに氷を入れても大丈夫ですか?」と飲食店で配慮してもらえたなど。「何ヶ月ですか?楽しみですね」と優しく声を掛けてもらえたことを、嬉しく感じた人もいるようです。 まとめネットやニュースでは、どうしても危険な側面や悪意が取り上げられがちです。しかし、だからといってマタニティマーク=悪ではありません。つけていたことで助かったかたがいるのも事実です。妊娠中は、思わぬ体調不良に見舞われる可能性があります。おなかの赤ちゃんを守るためにも、マタニティマークはぜひとも活用したいもの。「譲ってあげたい」と考えている人とのマッチングが行えるよう、専用のLINEサービスの実験が行われたこともあります。悪意を向ける人がいる一方で、「譲りたい」「配慮したい」と考えている人たちもいます。まだまだ注意をしなければならないのは事実ですが、必要時にマークが見えるようにするなど、工夫をしながら使いましょう。また、親切にされたときには、申し訳なさそうにするよりも、気持ちよくお礼を述べるほうが、相手にも感謝の気持ちが伝わると思いますよ。 参考:マタニティマークつけたら…「ただのデブだろ」と言われて考えたこと(with news)マタニティマークの普及進まず利用ためらうケースも(日経新聞)「マタニティマークで嫌がらせ?を変えたい」電車で座りたい妊婦と譲る人、LINEでスムーズに繋ぐ実験を実施(HUFFPOST)マタニティマークを「羨ましいから見たくない」と批判する人々妊婦からすれば「自慢したいなんて的外れ」(キャリコネニュース)先輩ママ2,916人に調査!マタニティーマークを利用した?しない?(たまひよ)マタニティマークについて教えて!(ウィメンズパークアンケート結果)
2018年08月21日マタニティマークには公共の場所や交通機関などで、周囲の人に妊娠していることを示す役割があります。「マタニティマークをもらわなかったから、妊娠中につけたことがなかった……」というかたもいるかもしれませんが、つけていることによって周りの人に配慮してもらえるなど、助かることも少なくないはず。マタニティマークを受け取って、妊娠生活をより安心できるものにしましょう。マタニティマークを受け取ろう受け取る場所にもよりますが、地方自治体では母子手帳と一緒にマタニティマークを配布する場合が多いようです。もしもらえなかった場合は、母子手帳の申請時に担当者のかたに聞いてみましょう。駅や空港などその他の機関で受け取る場合は、マタニティマークの悪用を避けるために、妊娠している証明にもなる「母子手帳」の確認が必要になる場合もあります。母子手帳は交付されたら、持ち歩くようにしましょう。配布場所によってデザインも様々配布場所によっては、デザインが違うものもあるようです。東武鉄道では、マタニティマークの周りに「東部スカイツリー」や「東武東上線」の列車を加えたデザインのマタニティマークを配布しているようです。また、JALやANAでは、飛行機を利用する際に妊婦であることを告げると、マタニティマークと一緒に飛行機のデザインが入ったチャームやマタニティマークと花がデザインされたチャームを配布してくれることも。独自のデザインのマタニティマークがあると、可愛くて付けたくなりますね。マタニティマークはどこに付ける?普段持ち歩くバッグや携帯などに付けることが多いようです。バッグに付けていれば、公共の交通機関などを利用する際でも周囲に認識してもらいやすいですね。また、時期としては妊娠初期から出産するまで付けていたほうが良いでしょう。最近はゆったりしたデザインの服も多く、妊娠していると気づかれないことがあるためです。 マタニティマークの配布場所一覧自治体の窓口各自治体の子ども課や、母子手帳を配布している窓口で担当者のかたに確認しましょう。首都圏の駅各所マタニティマークの受取場所は、各駅の事務室となっています。JR東日本の場合は、お客様相談室で受け取ることができます。しかし、無人駅や委託の駅では配布されていません。社局名駅名等社局名駅名等江ノ島電鉄株式藤沢駅、鎌倉駅東京急行電鉄株式会社全駅(子どもの国線、世田谷線の無人駅を除く)小田急電鉄株式会社全駅東京都交通局全駅京王電鉄株式会社全駅東京地下鉄株式会社全駅京成電鉄株式会社全駅東武鉄道株式会社全駅京浜急行電鉄株式会社全駅東葉高速鉄道株式会社北習志野駅、東葉勝田台駅埼玉高速鉄道株式会社全駅箱根登山鉄道株式会社箱根湯本駅、強羅駅相模鉄道株式会社全駅北総鉄道株式会社全駅新京成電鉄株式会社全駅横浜高速鉄道株式会社全駅東日本旅客鉄道株式会社お客様相談室横浜市交通局全駅西武鉄道株式会社全駅横浜新都市交通株式会社新杉田駅、並木中央駅、金沢八景駅厚生労働省 首都圏の鉄道事業者20社局によるマタニティマークの配布等についてより引用雑誌の付録雑誌の付録にマタニティマークがついてくる場合もあります。雑誌の付録「初めてのたまごクラブ」定価950円初めて赤ちゃんを授かった人々のための雑誌です。疑問や不安を解決するような内容や、先輩ママのリアルな声なども掲載。マタニティマークと一緒にマタニティライフが楽しくなるような付録もついてきます。「Pre-mo」定価740円妊娠中の情報や出産の心得など、プレママのための雑誌です。妊娠中の準備グッズやマタニティウェアなど、雑誌に掲載されている育児グッズを購入することもできますよ。Amazonや楽天などの通販サイト通販サイトでは、色んなデザインから種類まで選べます。通常のマタニティマークのキーホルダーでも、ハートの形をしていたり、アクリルバッジになっていたり。価格はだいたい500円前後です。千代田区で母子手帳と一緒に進呈されている「BABY in ME」のデザインのキーホルダーやチャームは2,000円以内で購入することができます。マタニティマークのキーホルダー以外にも、車に貼れるステッカーやマグネットの購入もできますよ。航空会社航空会社でもマタニティマークがもらえるんです。ANAでは、妊娠中のかたにひまわりとマタニティマークがデザインされた楕円形のマタニティタグを配布しています。日本国内ANA市内カウンター(札幌・東京ANASQUARE・名古屋・大阪・福岡・沖縄)で、妊娠していることを伝えると受け取れます。JALでは、JALグループ国内線を利用する、妊娠中のかたに飛行機とマタニティマークがデザインされたマタニティタグを配布しています。配布場所はJALスマイルカウンター(羽田・伊丹・関西・神戸・新千歳・中部国際空港・福岡・那覇空港)か、空港のJAL案内カウンター。カウンターに妊娠中であることを申請すると受け取ることができます。 マタニティマークの受取りはお早めに妊娠の初期は外見からは妊娠していることがわかりにくい時期でもあります。早めにマタニティマークを掲示することで周囲にきちんと認識してもらうためにも早めに受け取リましょう。 参考:東武鉄道株式会社 オリジナルマタニティマークJR東日本マタニティマークのご案内雑誌付録ダイアリーAmazon マタニティマークJAL マタニティマーク
2018年08月13日妊娠中であることを周囲に知らせるためのマタニティマーク。街中や電車内などで見かけることもありますよね。マークをつけている妊婦さんがいた場合、席などを率先して譲るなどしていると思います。マタニティマークといえばバッグなどにつけるイメージを抱くかたが多いでしょう。こちらの、車に貼り付けるタイプがあることをご存知ですか?マタニティマークを貼る意味妊娠中は母子ともに心身の安定が重要。運転中、同乗中もなるべく体に負担がかからないようにしなければなりません。スピードも控えめに、急発進・急停車を避け安全運転を心がける必要がありますよね。マークをつけると、周囲の運転手のかたに妊婦さんの乗車を知らせることができます。それにより「スピードは出せないのでお先にどうぞ」「車間距離をとってください」「事故があった際に妊婦だと知らせてください」などの意味があります。いつから付ける?車用のマタニティマークをつけるのは、妊娠初期からがおすすめです。妊娠初期は特に安静、安定が必要な時期。しかし周りからはパッと見で妊娠中であることがわかりづらいからです。そのため、マークをつけて周囲に理解してもらうことが大切になります。初期から出産時までは貼り続けるのが良いでしょう。車のどこに貼る?マタニティマークを貼る位置は、後方の右側がおすすめです。後部車両の運転席の位置から見えやすいので、ゆっくり走っていても車間距離を詰められたりする心配が減るでしょう。どこで手に入れる?車に貼るタイプのマタニティマークは、ネットの通信販売や車パーツの時販売店などで購入することができます。価格は1,500位が一般的です。出産後はマークを付け替えよう出産後はマタニティマークから「赤ちゃんが乗っています」マークに付け替え、周囲に赤ちゃんが同乗していることを伝えましょう。「赤ちゃんが乗っていますマーク」は色々なデザインがあって可愛いですよ。 優先駐車場(障害者用)スペースで駐車してもいいの?妊娠しながらの生活は、出産が近づくにつれて負担も大きくなっていきます。買い物などで重い荷物を持つのも一苦労。そんな妊婦さんは駐車場の優先駐車場を使えるのでしょうか。これについては法律で定められているわけではないそうです。妊婦がとめようとしたら注意された……というニュースもありました。誰がとめていいかは駐車場の管理者が決定するんだとか。原則として障害者が利用できるとしている駐車場が多いようです。「思いやり駐車場」もある優先駐車場は利用対象者がはっきりしないため、地域によっては優先駐車場を「思いやり駐車場」として対象を身体障害者、妊婦、老人と独自に定め運用をしているところもあります。利用する際は、マタニティマークとは別に「思いやり駐車場利用証」を発行してもらいます。利用証の受け取りは市役所の担当窓口で。申込書に記入の上、母子手帳を提示することで受け取ることができます。受け取ったら、駐車する際にバックミラーなど、周囲の人が目視できるところに掲示しましょう。 最後に妊婦さんはマタニティマークを貼ることに加え、車の運転には細心の注意を払いましょう。自分は「十分気をつけている」と思っていても、もらい事故の可能性がないわけではありません。普段以上に周囲の状況も意識しながら、マイペースで安全運転を心がけてくださいね。旦那さんは妊婦さんを気遣って、なるべく運転しないで済むようサポートしてあげてください。
2018年08月12日妊婦さんがつけるマタニティマークをご存知ですか?妊娠初期ではお腹が目立たないため、妊娠に気づいてもらえないことも多いです。そんなとき、マタニティマークをつけていれば、周りの人へ妊娠中であると示すことができます。妊娠中は妊娠前に比べて、体調の変化が大きく変わります。妊娠初期に起こりやすい悪阻や、お腹も大きくなってくると立ち続けることが辛いときもありますよね。そんなときマタニティマークをつけていると、周囲の人にわかってもらえるため、何かあったときなどにも安心。マタニティマークはどのようなものなのか、いつ頃からつけるといいのか、つけることで何が変わるのかについて見てみましょう。マタニティマークってどんなもの?マタニティマークは厚生労働省が妊娠や出産に関する安全性を高め、妊娠中であることを周囲に示すことで、妊婦さんにやさしい環境づくりを推進するために、つくられたものです。マタニティマークを付けていると、知らない人から「頑張ってね」と声をかけてもらえるなど、周囲の人の優しさに触れられることも。また、マタニティマークをつけることで妊婦であることを再認識でき、お腹の赤ちゃんを守ろうという気持ちが一層強くなるかもしれません。マタニティマークの配布時期マタニティマークは、母子健康手帳を交付されるときに一緒に配布されることが増えています。どこでもらえる?もらえる場所は、地方自治体の役所。一部の駅では、声をかけると無料で配布されるそうです。妊婦さん用の雑誌に付録としてついてくることもあります。車に付けるマタニティマークもマグネットタイプやステッカータイプなど、車につけるマタニティマークもあるんです。妊娠中は妊娠前よりも事故を誘発しやすいとも言われています。車での移動が多い妊婦さんは積極的に使用しましょう。 マタニティマークはどのくらいからつける?マタニティマークをつける時期は人それぞれで良いでしょう。しかし、妊娠によって起こる体調の変化は妊娠初期から始まっています。公共の場所や交通機関の中など、いつどこで具合が悪くなるかはわかりません。妊娠初期の場合、外見からは妊娠中であると判断しにくいことも。わかりづらいからこそ、妊娠初期からマタニティマークをつけることをおすすめします。マタニティマークを身につける頻度は?株式会社エコンテの調査によると、マタニティマークをつける際の頻度として、「どちらかといえば身につけていた」という人が29.2%、「常につけていた」という人が28.4%と、半数以上の人が高い頻度で身につけているようです。一方、「健やか親子21」のアンケートでは、通勤中だけマタニティマークをつけているという人も。また、お腹が目立つ前の妊娠初期から中期のみつける回答というもありました。通勤や出かけるための移動の際にマタニティマークをつけていたら席を譲ってもらった、気分の悪くなったときに体調を気遣う声かけをしてもらった、と周囲のかたから配慮してもらえる場面も多いようです。マタニティマークはつける?つけない?妊娠中、マタニティマークをつけていた人の意見として、「乗り物で席を譲ってもらえた」「お店などで配慮してもらえた」「何かあったときに妊娠中であることを知ってもらうため」といったものが見られています。マタニティマークをつけなかったという人からは「もっていなかった」「妊娠中というのをアピールするようで気が引けた」「マタニティマークをつけていると怖い目にあうと聞いたのでつけなかった」という意見が見られました。マタニティマークをつけることは義務ではないため、色々と考えた中でつける人とつけない人がいるようですね。 マタニティマークは怖い?マタニティマークは妊娠中であることを示すマークです。しかし、そのマタニティマークをつけていたために怖い目に合ったということもあるようです。「故意に足をかけられた」「お腹を殴られた」「ホームに突き落とされた」など、恐ろしいことに、そのほとんどが公共の交通機関の場で起こった出来事。優先席付近に立っていただけで「絶対譲らないからな」と知らない人に言われたなど、悲しいことに嫌がらせを受けるという被害も起こっています。こういう事件や話を聞いているうちに、マタニティマークをつけないと決める妊婦さんも少なくないようです。マタニティマークはお腹に赤ちゃんがいることを示し、妊産婦さんにとって優しい環境作りを推進するためにつくられたマーク。妊婦さんがマタニティマークを安心して身につけられるように、周囲の人々がきちんと配慮することが必要ですね。危険に巻き込まれないようにマタニティマークを原因としたトラブルが目立つようになってからは、無用な危険に巻き込まれないためにも「本当に必要なとき以外はつけない」という指導をする産院もでてきているそうです。妊娠初期の場合は、優先席に座っているときや、具合が悪くて休んでいるときにマタニティマークを見えるようにつけるなど、ある程度妊娠中とわかるまではつけるときを選んだほうが、無用な危険は回避できるのかもしれません。それでも体調が一番大切当然ですが、妊娠中であることは決して迷惑をかけるようなことではありません。お腹に赤ちゃんがいるというのは、命を育む素敵なこと。ママの中に生まれた命を守るためにも、自分の体を大切にするためにも、マタニティマークは付けるべきときには付けることをおすすめします。怖い話もありましたが、株式会社エコンテの調査では、「マタニティマークを付けていることで、周囲の優しさやサポートを感じたことはありますか?」という質問に対して「ある」と70.9%の人が答えています。マタニティマークを不快に感じる人も中にはいるようですが、外出時にもしもの事態が起こったとき、助けてくれるのは周囲の人。適切な処置を受けるためにも、妊娠中はマタニティマークと母子手帳は必ずセットで持ち歩きましょう。 まとめ妊娠中は、妊娠前に比べて体の不調なども増えることが多いです。だからといって、ずっと家にこもってもいられません。仕事や家事、買い物に検診、上の子がいる場合は子どもの世話も大事な生活の一部ですよね。マタニティマークを付けて、周りのかたの優しさに感謝しながら、妊娠生活をより素敵なものにしていきましょう。参考:ベネッセウーマンズパークみんなの口コミランキングマタニティマークが付けられない…なぜ妊婦が萎縮する社会になったのかeconteマタニティマークに関する意識調査健やか親子21 マタニティマーク
2018年08月05日出典:妊娠して役所に申請に行った時にもらえる、“マタニティマーク”。もらった時には、その特別なマタニティマークを見て、「私ママになるんだな~」としみじみ実感した方も多いと思います。しかし、筆者の周りにはマークをつけていない妊婦さんも数人いました。筆者自身も実は妊娠初期は付けていませんでした。今日は、マタニティマークを付ける時期について、また実際に付けていてよかったと思うエピソードも経験を元にご紹介したいと思います。誕生11周年!そもそも「マタニティマーク」の意味は?出典:厚生労働省のホームページによると、マタニティマークとは・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。・さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。というもので、配布が開始されてから今年3月で11年を迎えるようです。 マタニティマークはいつから付けるの?筆者は役所でもらってすぐにバッグに付けました。しかし、マークを付けることで「え、妊娠してるの?」と知人に言われるようになり、少し考え始めました。というのも妊娠初期に出血が何度かあって、確実に赤ちゃんがお腹で育ってくれるのか不安があったからです。妊娠初期には“流産”も考えられるので、周囲に公表するのは安定期に入ってからにしたいというのが妊婦さんの本心だと思います。そんな理由から、筆者は一度付けたマタニティマークを安定期に入るまで外すことにしました。しかし、今思えば、電車やバスの中だけでも付けたら良かったな……と思います。つわりが重い妊娠初期に座席に座れないのはかなり辛い日もありますし、筆者のように出血がある場合などには、可能な限り身体に負担をかけてはならないので、そんな時には交通機関の車内で周囲に妊婦だと認知してもらった方が良いと思います。(出血の場合には絶対安静で医師から自宅から出てはいけないと指示される場合もあります)特に妊娠初期はお腹が目立たないので、マークを付けていないと誰も妊婦であるとこに気付いてくれませんよね。不安定な妊娠初期こそ、常にマタニティマークを持ち歩き、必要な時に見えやすい場所に付けることをおすすめしたいです。 マタニティマークを付けて良かったリアルエピソード!出典:では実際に、マークを付けていて良かったと実感したエピソードをご紹介いたします。・電車やバスで、見知らぬ方が席を譲ってくれた。・バスの運転手さんが「妊婦さんがいらっしゃいますので、どなたか席を譲っていただけますか」とマイクで声掛けしてくれた。・レストランで、「クッションがあった方が座りやすいですか?」と聞いてくれた。・交通機関や街中で、「今、何ヶ月なんですか?」と知らない人が話しかけてくれた。身体だけでなく精神的にも不安定になりやすい妊娠中に、ちょっとした周囲の優しさを感じると、とても嬉しく思います。また、マークをつけていないと周囲の人は「妊娠中だよね?でももし違ったら失礼だからな……」と声をかけずらいということもあります。と言っても、最近は電車やバスの中ではほとんどの人がスマホを見ていて、顔を上げることが少ないように感じます。そういう意味で、個人的にはバッグを肩にかけずに、足元の方で手で持っていた方が人目につきやすいように感じました。ぜひ試してみてください。 いかがでしたか?厚生労働省の調べによると、マタニティマークは知っていても、使用していないママは実は52.3%もいるそうです。筆者も最初は付けていなかったので、付けない理由も心から理解できます。しかし、少しでも調子が悪い時は絶対に座席に座ったほうが良いので、いつでもマタニティマークはバッグに入れて持ち歩きましょう。マタニティマークを誰もが認知して意識できるようになれば、もっと妊婦さんに優しい社会になりそうですね。 【参考・画像】※ マタニティマークについて – 厚生労働省※ クレセントティアラ※ Syda Productions , Eakachai Leesin /Shutterstock
2017年10月09日ヘルプマークとは?Upload By 発達障害のキホンヘルプマークは、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう作成されたマークです。義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方のほか、発達障害、精神障害や知的障害がある方などは、外見からは障害の有無がわからないことが多いです。疲れやすいために優先席に座っていたら白い目で見られたり、元気そうに見えるのに突然倒れてしまって驚かれたりするようなことがありえます。このような方々は、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からないため、周囲の人の理解が得られずに苦しい思いをしていたり、体調の急変時や災害時に、適切な対応を受けられるかどうかを不安に思っていたりします。そこで、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるような意思表示のかたちとして、ヘルプマークが導入されたのです。「ヘルプマーク」は、赤地に白色で十字マークのハートが描かれているデザインそれ自体を意味しますが、地方自治体が配布する手のひらサイズの長方形のストラップも、同じ名称で呼ばれています。ストラップの裏面には、任意で必要な支援を記載したシールを貼ることができます。この記事では、ヘルプマークを利用することの意義や、誰がどのようにしてヘルプマークを利用することができるのかを具体的に解説します。東京都では、平成24年から、かばん等につけられるストラップタイプの「ヘルプマーク」を作成し、配布しています。同時に、都営地下鉄の優先席にステッカーを掲示し、「ヘルプマーク」を身につけた方が優先席に座りやすいようにする取組みを実施しています。このような取組みは、他の都道府県にも拡大し、平成29年8月現在、京都府・和歌山県・徳島県・青森県・奈良県・神奈川県・滋賀県・大阪府・岐阜県・栃木県でもヘルプマークの配布が開始されています。Upload By 発達障害のキホン平成29年7月20日、経済産業省において、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、JIS Z8210(案内用図記号)が改正され、「ヘルプマーク」が追加されました。案内用図記号とは、不特定多数の人が出入りする施設で、言葉によらず、目で見るだけで案内を可能とする図記号です。今回の改正により、「ヘルプマーク」が配慮や支援を必要とする方々を示す記号として、全国共通で標準化されたマークに認定されるため、多様な主体が多様な場所で活用・啓発できるようになり、認知度の向上や、今後の全国的な普及も期待されます。出典:ヘルプマーク|東京都福祉保健局参考:日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(平成29年7月分)~案内用図記号などのJISを制定・改正~|経済産業省ヘルプマークのJIS(案内用図記号)への追加について|厚生労働省ヘルプマークの対象者は?どんな人が持っているの?出典 : ヘルプマークの対象者は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方々です。身体機能等に特に基準を設けているわけではなく、発達障害、知的障害や精神障害がある方も、対象者として想定されています。このような方々は、障害等が外見上わからないからこそ、トラブルにあうおそれがあったり、不安を抱えていたりするため、ヘルプマークが有効なのです。また、ヘルプマークの入手にあたり、障害者手帳等、書類の提出は一切必要ありません。ヘルプマークを必要な方々が円滑にマークを利用できるようにするため、配布に際しても配慮がされているのです。出典:助け合いのしるしヘルプマーク(企業・事業者向け)よくあるご質問|東京都福祉保健局ヘルプマークの使い方Upload By 発達障害のキホンストラップタイプのヘルプマークには、裏面に緊急連絡先や必要な支援内容等を自由に記入して、かばん等の人目につきやすい所につけるのが一般的な使い方です。外見からわからない障害等がある人は、ヘルプマークをつけることで、何らかの事情があって配慮を要することを伝えることができます。以下では、ヘルプマークが役に立つケースをいくつかご紹介します。・電車内で、優先席を利用する事情がある時外見からわからない障害や病気があって、疲れやすかったり、立っていられない方がいます。このような方々が、電車で優先席に座っていると、「若いのにけしからん!」といって注意されたり、けげんな目で見られるなどの誤解から、つらい思いをすることがあります。このような場合には、ヘルプマークをつけていることで、何らかの事情があると視覚的に伝えることができます。・障害のある子どもが迷子になった時知的障害・発達障害がある子ども等が迷子になった時、本人の力だけでは家族のもとへ帰るのが困難な場合があります。このような場合に、駅員さん等の周囲の人が、ヘルプマークに気づいて、声かけしながら見守ってくれたり、裏面に記載された緊急連絡先に連絡をしてくれたりという配慮を期待できるかもしれません。・緊急時ヘルプマークに、緊急時の連絡先として、かかりつけの病院の電話番号や必要な支援内容を書いておくことで、緊急時にも適切な処置を受けられる可能性もあります。発作で倒れて意識がない時等には、本人が自力で意思疎通をすることができない一方で、対応を誤れば、生命の危険があります。そんな時にヘルプマークを目立つところにつけておけば、通行人や救急隊員が見つけて対処に役立ててくれるかもしれません。・災害時危険の察知が苦手な人、パニックで動けなくなる人、通常の手段では的確な情報を得ることが困難な人にとって、災害時に自力で状況を把握し、安全に避難することは困難です。そこで、ヘルプマークをつけておくことで、災害時に周囲の人の支援を受けて安全を確保しながら避難することが期待でき、災害時の備えとなります。このように、ヘルプマークは、わかりやすく目立つデザインであり、裏面には、障害・病気の特性・症状に合わせてその人にとって必要不可欠な内容を厳選して書き込むことができるため、保護者にとっては「何か起きた時に必要な対処をしてもらえるはずだ」という安心にもつながります。ヘルプマークは、電車で席を譲ってもらうためだけのマークではなく、様々な場面で役に立つのです。Upload By 発達障害のキホン出典: ヘルプマークリーフレット|東京都福祉保健局ヘルプマーク(ストラップ)の入手方法出典 : ヘルプマークを導入している都府県では、各都府県の配布場所でストラップタイプの「ヘルプマーク」を無料で配布しています。ヘルプマークの受取りを希望するためには、お住まいの都府県の配布場所を直接訪れて申し出る必要があります。原則として、郵便等による送付は行われていません。この時、書類の記入や、障害手帳の提示などの特別の申請は必要なく、マタニティマークと同様に、ご家族等の代理人による受取りも可能です。各都府県のヘルプマークの配布場所をご紹介します。配布している都府県によって対応が異なる可能性があるため、ヘルプマークが必要な方は、まずは気軽にお問い合わせをしてみましょう。出典のリンクには各都府県のお問い合わせ先が含まれていますので、ご活用ください(都府県の記述の順番は、順不同です)。●東京都都営地下鉄各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、新宿線新宿駅を除く)駅務室、都営バス各営業所、荒川電車営業所、日暮里・舎人ライナー(日暮里駅、西日暮里駅)駅務室、ゆりかもめ(新橋駅、豊洲駅)駅務室、多摩モノレール(多摩センター駅、中央大学・明星大学駅、高幡不動駅、立川南駅、立川北駅、玉川上水駅、上北台駅)駅務室(一部時間帯を除く)、東京都心身障害者福祉センター(多摩支所を含む)、都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の病院等出典:ヘルプマーク|東京都福祉保健局●京都府京都府庁、各広域振興局、家庭支援総合センター、精神保健福祉総合センター、難病相談支援センター、京都ジョブパーク、北京都ジョブパーク等出典:ご存じですか?ヘルプマーク|京都府出典:平成28年4月1日から、「ヘルプマーク」の配布を開始します|京都府●和歌山県和歌山県庁障害福祉課、各振興局健康福祉部保健福祉課、和歌山市障害者支援課及び保健対策課出典:ヘルプマークをご存知ですか|和歌山県出典:わかやま県政ニュース「ヘルプマークの交付について」|和歌山県●徳島県県内24市町村窓口、障がい者相談支援センター(障がい者交流プラザ)、発達障がい者総合支援センターハナミズキ、発達障がい者総合支援センター、県内保健所(徳島・吉野川・阿南・美波・美馬・三好)、精神保健福祉センター、徳島県庁障害福祉課・健康増進課出典:☆「ヘルプマーク」を市町村窓口でも配付します☆|徳島県●青森県お住まいの市町村の障害福祉担当窓口出典:ヘルプマークの普及に取り組んでいます|青森県●奈良県お住まいの市町村の障害福祉担当課出典:ヘルプマークの普及に取り組みます|奈良県●神奈川県各市町村障害福祉担当窓口等出典:ヘルプマークを知っていますか|神奈川県出典:ヘルプマークの配布を開始します|神奈川県●滋賀県滋賀県庁障害福祉課、大津市保健所、草津保健所、甲賀保健所、東近江保健所、彦根保健所、長浜保健所、高島保健所、各市町の障害福祉担当部署出典:ヘルプマークを知っていますか?|滋賀県●大阪府大阪府福祉部障がい福祉室障がい福祉企画課、大阪府内市区町村(詳しくはそれぞれの市町村にお問合せください。)出典:ヘルプマークについて|大阪府●岐阜県各市町村障害福祉担当課、県事務所福祉課(西濃、揖斐、中濃、可茂、東濃、恵那、飛騨)、岐阜県庁障害福祉課出典:ヘルプマークを見かけたら「思いやりのある行動」をお願いします|岐阜県●栃木県栃木県庁総合案内、各健康福祉センター、とちぎリハビリテーションセンター、精神保健福祉センター、とちぎ難病相談支援センター、各県民相談室、各市町、とちぎ福祉プラザ出典:ヘルプマークを知っていますか|栃木県出典:ヘルプマークの導入について|栃木県出典 : ・ヘルプマークのデザインを用いて、自分でカード等のグッズを作ることができます。お住まいの地方自治体でヘルプマークが配布されていない、配布場所が遠くて取りに行けない、災害時で緊急を要する時など、ヘルプマークのストラップを入手できない場合もあると思います。しかし、配慮を必要としていることを周囲に知らせるためにヘルプマークを利用したい方もいることでしょう。このような場合、ガイドラインに従って、ヘルプマークのデザインを使用したグッズを作成することが可能になりました。ヘルプマークがJIS登録され、全国統一の意味を持つマークとなったからです。具体的には、ヘルプマークが入った、個人が携帯するためのカードやステッカー等を作製することができます。ただし、行政が作成する場合には申請が必要となります。また、会社や事業者が使用する場合には、東京都にご相談ください。・使用上の注意ヘルプマークを活用する時は、色を遵守してください。拡大、縮小は可能ですが、縮尺を厳守してください。 カードケースやネームホルダー等に入れる場合は、安全なものを使用するようにしましょう。参考:「ヘルプマーク作成・活用ガイドライン」|東京都福祉保健局ヘルプマークと合わせて使える!ヘルプカードとはUpload By 発達障害のキホンヘルプカードとは、ヘルプマークの入った緊急連絡先や必要な支援内容などが記載されたカードで、障害のある方などが災害時や日常生活の中で困った時に、周囲に自己の障害への理解や支援を求めるためのものです。現在、区市町村において、ヘルプカードの他、SOSカードや防災手帳など、地域の実情に応じたさまざまなカードや手帳などが作成されています。参考:ヘルプカード|東京都福祉保健局かばん等の人目につくところにつけることが想定されているヘルプマークは、外見上わかりやすく目立つことが特徴です。他方、緊急時や災害時には支援が必要となるためあらかじめ何らかの対応をしておきたいけれど、日常生活の上では体は健康なので席を譲ってもらう等の支援は必要なく、マークをつけ続けることに抵抗を感じるという方もいます。このような場合に、ヘルプマークの代わりとして所持することが有効なものが、ヘルプカードです。また、ヘルプマークに緊急連絡先を記載することは、個人情報を人目にさらすこととなってしまい、抵抗を感じる方もいるでしょう。その場合、ヘルプマークには「手帳にヘルプカードが入っており、緊急連絡先と必要な支援内容が書いてあります」等の記載にとどめ、ヘルプカードに詳細を記し、2つを併用するという使い方もあります。なお、ヘルプマークが配布されていない都道府県であっても、区市町村でヘルプカードの作成・配布が行われている場合があり、ストラップが入手できなくても、ヘルプカードは入手できる場合があります。ご自分の地域やニーズに合わせて、ヘルプマークとヘルプカードの使用をご検討されてはいかがでしょうか。参考:ヘルプカード|栃木県まとめUpload By 発達障害のキホン優先席で席を譲ってもらえるイメージが強いヘルプマークですが、実際はそれだけでなく、その人の障害等の特性に合わせて様々な状況で効果的な使い方ができるものです。ヘルプマークをつけた方の安心のためや、ヘルプマークを実効的なものにするためには、街でヘルプマークをつけた方を見かけた際に、電車・バスの中で席を譲る以外にも、困っている場合には声をかける、見守りをするなどの配慮ある行動ができるとよいですね。また、東京都が平成24年にヘルプマークを導入してから約5年が経ちますが、マタニティマークに比べると、いまだ認知度が高くないかもしれません。もっとも、平成28年以降、全国へ取組みが拡大し、平成29年7月にはJIS登録されため、今後、多くの地域で認知度の向上が期待されています。今後、ヘルプマークをつけた人が増えることで、周囲の人の目につくようになれば、認知度が向上することが期待されます。ヘルプマークをつけているひとを見かけたら、配慮するということを心掛けるだけでも、身の回りの環境を変えていくことができるでしょう。社会みんなの協力のもとヘルプマークへの理解が進めば、援助や配慮が必要な人がいることへの気づきや思いやりのある行動を促進し、援助が必要な方が日常的に様々な援助が得られる社会となっていくのではないでしょうか。
2017年09月14日厚生労働省推薦の「マタニティマーク」タイアップ商品「青汁」聞くと、健康に良いことは分かっていても、なんだかちょっと…と敬遠する人がいるかもしれない。しかし、そんな人でも思わず自分から手にとってしまいそうな青汁がある。それは、栄養補助食品の開発、製造、販売を行っている株式会社AVELIASから発売されている“オールインワン青汁『豊潤青汁・和ゆたか』”だ。この商品、健康に良いだけではなく美容にも良く、さらに妊産婦にも優しいという優れもの。この度、同商品が厚生労働省推薦の「マタニティマーク」タイアップ商品として認定されたことに伴い、都営地下鉄浅草線や都営地下鉄三田線にて、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するためのタイアップ広告が半年間掲載されるという。オールインワン青汁とはなぜオールインワンなのかというと、一杯で摂れる成分の贅沢さ故だという。この青汁には、青汁の主要成分である大麦若葉やケールはもちろん、ヒアルロン酸やプラセンタ、さらに1包に150億個の乳酸菌EC-12が含まれている。それだけではない。83種類の野菜や果物の酵素粉末が含まれている植物発酵エキスは、これを飲むだけで必要な栄養素が得られるのでは…と思ってしまう程に豊かな成分だ。まだある。なんとグルコサミンやコンドロイチンまで含まれるというから驚きだ。これなら確かに、自身の健康や肌・髪質の改善、さらに身体機能維持が図れるのもうなずけるし、妊産婦にも優しいことが理解できる。さらに、この製品に含まれているカフェインは1包あたり3.3mg。妊娠中のカフェイン摂取上限は1日200mgとされているため、基準をはるかに下回る安全さ。もちろん、青汁なのだから妊産婦関係なく誰が飲んでも体に良いことは請け合いだ。これだけのこだわりが凝縮された青汁、マタニティマークタイアップ商品に認定されたこの機会に、あなたも試してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※豊潤青汁「和ゆたか」公式サイト※豊潤青汁「和ゆたか」プレスリリース(@Press)
2017年08月20日こんにちは。紅子です。今回は、最近自分が体験したことについて書きます。たぶん、同じようなこと思った人も多いんじゃないかな。多くの人が日常的に使う公共交通機関についてです。見た目では分からない体調不良そんなわけで優先席から距離のある場所へ行き、運良く座れると私はすぐにスマホに目をやり下を向く。その間に、自分の前に立っていた誰かが降りていき、また誰かが乗ってくる。視界に入る下半身のシルエットや靴なんかで性別くらいは認識できるが、その人の顔や表情は見えないままだし、わざわざ見もしない。それが普段の自分だった。しかし、それは時にすごく残酷な不注意になるということに気がついた。私は生理痛が重い。寝込んで外出できないほどではないが、長時間立っていると冷や汗がぼたぼた垂れてきて、 痛みと酸欠で吐きそうになる。同じような人は周りにも多く、その日ばかりは仕事を休むか、どうにかこうにか耐えながら過ごしている人がほとんどだ。しかし、生理痛は見た目で分からない。今にもうずくまってしまうほど辛かった時、車内は満員で、つり革に全体重を委ねながら「マタニティマークがあるなら“生理痛マーク”もあればいいのに」と思ったほどだ。でも、女性の誰もが経験することにも関わらずまだまだ生理に対する認識は「恥ずかしい」とか「男性の前ではタブーな話題」で、オープンに話すどころか生理中・生理痛であることすら隠しがちである。そんな空気の中「生理痛マーク」なるものが作られたとしても、みんなが進んで着けられるほど普及するには時間がかかるだろう。生理痛マークがあるとしたらこんな感じ?Illusted by Beniko Hashimoto嫌がらせに怯えて隠したマタニティマーク似たような体験談として、悪阻(つわり)真っ最中の友人が四六時中吐き気やめまいと闘いながら移動しなければならなかった時、「マタニティマークをつけてると嫌がらせに遭うこともあるから気をつけなさいね」と母から言われたことを思い出し、一番辛い時期に怖くてマタニティマークを着けることが出来なかったそうだ。お腹も大きくなる前なので気付いてもらえず、移動が本当に大変だったと言っていた。だいたい何がどうして妊婦への嫌がらせなんてものが頻発するのかと思って調べてみると、「幸せアピールのようで配慮に欠けている」だとか「妊婦だから優先されて当たり前だと勘違いしている」だとか、配慮に欠けて勘違いしているのは一体どちらなのかと言いたくなるような意見が散見された。不妊に悩む人の嫉妬のようなものもあるそうなので難しいが、自分が誰から生まれたのかを考えてみてほしい。しかし、マタニティマークを着けている時は着けている時で、マークの存在自体を気付いてもらえないことも多いそうだ。スマホに夢中になっていた自分を始め、人は他人をそこまでよく見ていないことが多い。妊婦の場合、出産が近付くにつれてお腹も大きくなるのでまだ目に付くかも知れないが、これが持病や見えない場所の怪我の場合はどうだろうか。高齢者でもなく、杖をついているわけでもない若者が優先席に座っていて、お年寄りが立っているのに席を譲らなかったら、なんとなく気まずい空気が流れそうだから避けてしまうという人は意外と多いのではないだろうか。酷い貧血になって優先席に座っていたら、知らないおじいさんに怒られた友人もいる。もちろんそんなことを言う人ばかりではないが、少ないわけでもない。そういうわけで、優先席というのは必ずしも必要としている人が誰でも気軽に使える場所でもないようだ。「マイノリティのための優先席」でも「マジョリティのための普通席」でもないだからこそ、それ以外の場所に座る私たちほど意識しておいた方が良い。誰もが例外なく、体調を崩したり、病気や怪我をするということを。そしてその人たちは一見わかりづらいからこそ、いつでもどこにでも居る可能性があるということを。確かな解決策は無いが、ほんの少しそれを頭の片隅で意識しているだけで、見落としがちなものに気がつける機会が増えるのではないだろうか。おまけ最後に知っておきたい福祉マークを紹介したい。1.マタニティマークPhoto by 東京都福祉保健局義足や人工関節を使用している人、内部障害や難病の人、または妊娠初期の人など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている人々が、周囲に配慮を必要としていることを知らせることができるマーク。3.ハート・プラスマークPhoto by 一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会聞こえが不自由なことを表すと同時に、聞こえない人・聞こえにくい人への配慮を表すマークでもある。BENIKO HASHIMOTO(橋本 紅子)神奈川県出身。音楽大学卒業後、アパレル販売をしながらシンガーソングライターとして活動を続ける。2015年5月に結成されたSEALDs(=自由と民主主義のための学生緊急行動)に参加しSNSやデモ活動を通して同世代に社会問題について問い掛けるようになる。Instagram: by Beniko HashimotoーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!#002 打たれ弱いし、協調性がない?「ゆとり教育」の欠陥から生まれた世代が、“理不尽”に批判される理由。 | 橋本 紅子の「常識」と「パンク」の狭間で、自由を生み出すヒント。 みなさま、こんにちは。紅子です。今回は、私も含め若い世代が大人たちから頻繁に“ゆとり”と呼ばれることについて思ったことをまとめてみました。▶前回の連載記事...
2017年08月14日出典:妊娠が発覚し、区役所に母子手帳をもらいに行くと一緒にマタニティマークも頂けますね。筆者も初めてマタニティマークを付けた時、「わたし妊娠しているんだ!」と再確認し、嬉しい気持ちとちょっと照れるような気持ちになったのを覚えています。しかし、最近では「恐くてマタニティマークを付けない」という意見も……。今回は、マタニティマークを付けていて親切にされた、逆に酷いことを言われたエピソードをご紹介します。マタニティマークの意味とは?そもそもマタニティマークを付ける意味をご存じですか?厚生労働省には以下の通り説明があります。マタニティマークは妊娠初期の外見からは見分けがつかないが、赤ちゃんの成長とお母さんの健康を維持するとても大切な時期に、「電車で席に座れない」、「たばこの煙が気になる」など妊婦さんのさまざまな苦労の解消を目的に、マタニティマークを付けることで、周囲に妊婦であることを示しやすくするもの。そして、マタニティマークとは、・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。・さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。とのこと。お腹が大きいと見た目で妊婦であることがわかりますが、見た目では判断できないけれど、つわりなどで辛い妊娠初期こそ席を譲って頂けると助かりますよね。また、席を譲ってほしいということだけではなく、緊急時にマタニティであることがいち早くわかることで対応が変わってきますので、そういう意味でもこのマタニティマークが必要なのですね。あり得ない!妊婦さんが電車で体験した生エピソードにん典:●親切にしてもらえたエピソード筆者の場合、妊娠初期はそこまでつわりが辛くなく、マタニティマークを付けて席の前に立つとなんとなく気を遣うので、あまり席の前に立ったりしませんでした。しかし、お腹が目立ってくる時期は、少し遠くにいても肩をトントンとして「あなた座りなさい!」と声をかけてくれるのはおばちゃまが多かったです!中年のおじさんほど席を譲ってもらえず、ちょっとヤンチャそうな人が直ぐに席を変わってくれたりしてほっこりしました。●ひどいことをされた、言われたエピソード3つYahoo!ニュースに掲載された記事に紹介されたエピソードの中で筆者がこれはひどいと思ったエピソードをご紹介します。(1)優先席の近くに立っていたら、座ってる元気そうなアラフィフくらいのご夫婦に「絶対譲らないからな、何様のつもりだ!」とブツブツ言われ続けた。(2)妊娠中に電車内で60代位の女性達に「妊婦だからって甘えて座るな!」と怒られた。(3)酔っ払った会社員から、代わってと頼みもしないのに「妊婦だろ、座りたいなら土下座しろ」と言われた。など、ありえないエピソードも。このような体験をしたり、こういったニュースを見たりすると電車に乗るのが恐くなり、妊婦と言えどドア側に立たざるを得なくなってしまいますね……。 いかがでしたか?現在、少子高齢化問題に直面している日本。妊婦が不安に感じることなく安心して過ごせる時代が来ないと、この問題も解決しないように思います。もちろん、どちらか一方がということではなく、お互い配慮したり感謝したりする気持ちを忘れず、マナーを守りながら、マタニティマークを安心して付けられる時代が早く来てほしいものです。 【参考・画像】※ マタニティマークについて – 厚生労働省※ マタニティマークが付けられない…なぜ妊婦が委縮する時代になったのか – YAHOO!JAPAN※ Eric V Overton / Shutterstock
2017年05月15日周囲に妊婦であることを知らせるマタニティマーク。つけていることで配慮してもらえたというエピソードも耳にしますが、一方で嫌がらせなどネガティブな話題も少なくありません。そもそもマタニティマークとは何のためにあるのか、どこで入手していつからつけるものなのかよくわからないという声も。今回はそんなマタニティマークについて、基礎情報からつけるメリット・デメリットまで詳しくご紹介します。マタニティマークってどんなもの?そもそもマタニティマークとはどんなもので、何のために作られたのでしょうか?マタニティマークは、2006年に厚生労働省が推進する「健やか親子21」が発表しました。厚労省のHPには次のような定義が明記されています。・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。・さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。出典: 厚生労働省HP マタニティマークは、とくに「妊娠初期の妊婦さんが周囲に配慮してもらえるように」という意図で考案されました。というのも、初期は流産の可能性も高いうえに、つわりや脳貧血などの症状を抱えている妊婦さんが多いのです。しかしお腹のふくらみはほとんどわからないので、交通機関で座れずつらい思いをしたり、飲食店などでタバコの煙に悩まされたりしてきました。こうした妊婦さんへ周囲が配慮しやすいように、マタニティマークはあるわけです。基本デザインは このように決まっており、文字あり、文字なしなどいくつかパターンがあります。キーホルダー、車に貼るステッカーなどさまざまなタイプがあり、色を勝手に変えたり変形させたりしなければ、厚生労働省のHPから自分でダウンロードして使ってもOKです。マタニティマークはいつ・どこでもらえるの?マタニティマークは基本的に無料でもらえます。入手方法は主に3つです。【1】交通機関の窓口でもらう首都圏の鉄道会社20社など多くの交通機関で、キーホルダータイプのマタニティマークを無料配布しています。対象は妊婦さんやその家族です。基本的には、最寄り駅の窓口で申し出ればその場でもらえます。ごくまれに、悪用を防ぐため母子手帳の提示などを求められる場合もあるようです。 >>JR東日本 >>東急電鉄 >>阪急・阪神・能勢電鉄 【2】自治体の窓口でもらう多くの自治体では、母子手帳をもらうときにマタニティマークも一緒にもらえます。母子手帳をもらうためには、一般的には医療機関を受診して「妊娠が確定」していることが必要です。医療機関の証明が必要な自治体もあるので、詳しくは各自治体や保健センターに確認しましょう。【3】雑誌のふろくなどマタニティマークは、妊婦さん向けの雑誌や育児雑誌のふろくになっていることもあります。他に自治体やNPO、企業などが主催する妊婦さん向けのイベントでもらえることもあるようです。マタニティマークにはどんな種類があるの?最近は、マタニティマークを使ったさまざまなグッズがあります。キーホルダータイプでも小ぶりなものから大判までいろいろなサイズがあり、イラストが裏表両面にあるものも、片面だけのものもあります。片面だけのものは、マタニティマークを隠したい場面では裏返しておけるというメリットがあります。他にも雑誌のふろくなどには可愛いデザインのキーホルダーもありますし、クリアファイル、バッジ、ストラップなどさまざまなグッズが販売されています。また、厚労省のマタニティマーク以外にも、日本で最初に考案された「BABY in ME」というデザインや人気キャラクターを使ったグッズもあります。せっかくなら可愛いものをつけたい!とこだわる方は、通販サイトなどでチェックしてみるといいでしょう。 >>BABY in ME ちなみに筆者は、都内の自治体で妊娠の申請をしたときにはキーホルダータイプをもらいましたが、地方で申請したときは車に貼るステッカーをもらいました。このように地域での生活に合ったタイプを配布してくれる自治体もあります。また、JALやANAなどの航空会社もオリジナルのタグを配布しています。珍しいデザインがほしい方は、航空会社を利用するさいに問い合わせるといいでしょう。マタニティマークをつけるメリットは? 何の役に立つの?マタニティマークをつけるメリットとして大きいのは次の2つです。・妊娠初期で外見からはわかりにくいときも、妊婦だとわかってもらえる・非常時(急な体調不良や事故、災害に遭ったとき、本人の意識がないときなど)に妊婦だとすぐにわかるとくに、妊娠経験がない方は「妊婦さんはお腹が大きいから立っているのがしんどい、だから配慮してあげるべき」と勘違いしていることがよくあります。確かに臨月のお腹は重いししんどいものですが、実はしんどいのは妊娠初期も同じです。妊娠中は常に貧血の心配がありますし、流産の危険性が高かったり、つわりの症状がひどかったりするのはむしろ安定期(一般に妊娠5ヶ月頃)に入る前の妊娠初期です。外見ではわからないこの時期に周囲にわかってもらうためのツールとして、マタニティマークはとても重要なのです。もし周囲に上述のような思い違いをしている方がいたら、ぜひ妊娠初期の妊婦さんへの配慮について情報をシェアしてください。マタニティマークをつけるデメリットは? 嫌われることもある?マタニティマークをつけるデメリットについても知っておきましょう。残念ながら、妊婦さんが嫌がらせや危害を加えられる事件は実際に起こっています。マタニティマークが原因かははっきりしませんが、「妊婦だとわかると狙われるかも」といった恐怖からマタニティマークをつけることを控えている妊婦さんも少なくありません。こうした嫌がらせの背景には、「マタニティマークをつける=妊婦だと自慢している」「マタニティマーク=優先してくださいマーク」という世間の誤った認識もあるようです。そのため、電車などで「こっちも疲れているのに妊婦だからって優先されようとしている」と不満に感じる人もいるのでしょう。大切なのは意味を理解することと、他者への配慮今回はマタニティマークについて幅広くご紹介しました。マタニティマークをつけるメリットやデメリットを考慮して、TPOに応じて上手に使ってくださいね。また、妊娠には関係がない方であっても、社会生活のなかで誰もがマタニティマークに遭遇する可能性があります。そのときはぜひ今回の内容を思い出してください。そうやって、妊婦さんに限らず、配慮や助けが必要な人にやさしい社会にしていけたらいいですね。<参照> マタニティマークについて|厚生労働省 首都圏の鉄道事業者20社局によるマタニティマークの配布等について|厚生労働省 平成26年度母子保健に関する世論調査|内閣府世論調査
2017年01月19日「妊娠中、マタニティマークをつけていた」という人はどのくらいいるものなのでしょうか。制定からすでに10年を迎えたマタニティマークは「周囲が配慮しやすくなる」「やさしい環境づくりを推し進める」ために設けられましたが、この10年の間に当事者である妊婦、周囲の意識はさまざまに変化してきたようです。■マタニティマークで「周囲に配慮してもらえた人」は全体の約7割妊娠・出産・育児情報サイト「ベビカム」が行った「マタニティマーク」についてのアンケート()によると「マタニティマークをつけていることで、周りの人に配慮してもらえますか(もらえましたか)?」という質問に「配慮してもらえた」と答えた人は66%、「配慮してもらえなかった」と答えた人は34%いることが分かりました。2008年5月の調査では「配慮してもらえた」人は39%。当時と比較すると現在は約3割増えていることから、マタニティマークの認知があがり、周囲の配慮がいきわたるようになったと考えることができます。 ■過剰な配慮を要求する「妊婦様」の存在マタニティマークによる社会の配慮が増える一方で「席をゆずられてもお礼をいわない」「混んでいるのに席をつめない」「できる仕事を拒否」など、過剰な配慮を求めるとして「妊婦様」という言葉が生まれています。今回のアンケートでも「実際にそのような(妊婦様のような)態度をとる人に、遭遇したことはありますか?」という質問があり、「遭遇した」という人は791人中、74人と9%存在することが分かりました。交通機関にとどまらず、職場でも妊娠中であることを後ろ盾に、優遇されようとする人がいるようです。マタニティマークの存在が影響しているかは分かりませんが、そうした態度が「妊婦」という立場を危うくさせてしまう可能性も少なくないはずです。 ■マタニティマークをつけない理由「いらない反感は買いたくない」アンケートではマタニティマークを持っていながら「つけなかった」、あるいは「持っていない」という人も多くいる(いた)ことが分かります。その理由については「嫌がらせなどが怖い」「席を譲ってほしいと訴えているようで抵抗がある」が同数で最も多く各33%。「公共交通機関で外出しないから」という意見が19%ありました。「優先されて当たり前と勘違いしないでほしい」「幸せアピールに見えてイヤ」など、マタニティマークに嫌悪感を示す意見を受けて、「自慢しているみたいって声を聞いてから、つけなくなった」とつけない選択をする人や「通勤時間帯など、混んでいる時間はなるべく避けている」といった対処をする人もいるようです。一方で「マタニティマークは堂々とつけるべき。外出先で倒れたり何かあったとき、初期の頃のおなかでは気付いてもらえないし、きついのはおなかが出ていないときだから。あと妊婦様という言葉が良くないと思う。普通の人で妊娠していない人がマタニティマークを付けて電車に乗っているという話を聞いたことがあり、そちらのほうがよっぽど悪質だと思います」という意見も。妊娠していない人が、妊婦であることを利用するケースも実在するようです。マタニティマークの認知度が高まるのはうれしいこと。けれど、反感を持つ人や妊婦様などの問題も浮上しています。優先すべきは命を授かっている体をいたわること。マークを身に付けることで事情の分からない人にも「伝わる」ことは妊娠初期のトラブル対処にもつながります。「節度と配慮」。この両方を自分と、そして社会全体が持てるような未来を目指していきたいものですね。
2016年09月18日こんにちは。ライターのyossyです。みなさんは『ヘルプマーク 』というものを知っていますか?東京都が導入したマークなので、残念ながら『マタニティマーク』に比べて全国的に見ればまだ認知度が低いかもしれません。でも、目に見えない苦しみを抱えている人を見過ごさないための重要なマークです。後悔する前に、ぜひ知っておきましょう。●一見してわからなくても、配慮が必要な人がいるヘルプマークを持つことができるのは、たとえば次のような人です。・義足・人工関節を使用している・内部障害がある・難病を抱えている・妊娠初期であるこういった人たちは、見た目はほかの人たちと何も変わらないように見える ケースが多いものです。しかし、たとえば電車内で立っているのがつらかったり、同じ姿勢をとり続けるのがつらかったり、急な体調の変化があったりするかもしれません。また、事情があって優先席に座っているにもかかわらず、「健康なのに優先席に座って……」と白い目で見られてしまうこともあるといいます。私たちは、ヘルプマークの意味をきちんと理解し、つけている人をみかけたら、・電車内で席を譲る・災害時や困った様子のときに声をかけるといった配慮をしましょう。●ヘルプマークはローカル? 東京都発信の取り組み同じように配慮が必要であることを表すマークとして『マタニティマーク』がありますが、こちらのほうが普及しているようにも思えます。ヘルプマークを知らない人が多いのはなぜでしょうか。実は、マタニティマークは厚生労働省が推進しているものなので、全国区の取り組み。また、取り組みが開始されてから10年経過しています。一方、ヘルプマークは平成24年に“東京都の”取り組み として始まったもの。2016年3月末までに約11万5,000個配布されたとのことですが、エリアが限定されていること、比較的新しい取り組みであることなどから、認知度が低いのだと考えられます。現在は京都府、青森県、徳島県、札幌市にも取り組みが広がっていますので、今後はより全国的な取り組みになることを期待したいものです。●正しい趣旨を理解してもらえる世の中にマタニティマークに関して、「幸せアピールなのではないか」「席を譲れといっているのか」などと、悪いように受け取ってしまう人がなかにはいるようです。そのためにマタニティマークをつけづらいと感じている妊婦さんも一部いるとのこと。ヘルプマークもマタニティマークも、お互いに気遣いをしながら、配慮が必要な人がより過ごしやすい世の中にしていくための取り組み。ヘルプマークはまだ始まったばかりですが、正しくその意味が理解され、配慮する側も配慮される側も気持ちよく過ごせる世の中にしていきたいものですね。【参考リンク】・助け合いのしるし ヘルプマーク | 東京都保健福祉局()・マタニティマークについて | 厚生労働省()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年08月14日5日に放送された「白熱ライブ ビビット」(TBS)で、テリー伊藤さんが女性の陣痛に「大げさ」と発言したことで、女性から苦情の声が上がっています。番組内では、「家庭内別居のリアル リアル妻たちを怒らせた夫のNG発言」という特集を放送。テリーさんの発言は、そこで紹介された50代女性の意見に言及したものでした。その女性が三男を出産する際、夫が立ち会っていたそうですが、「大げさすぎる! うるさい!!」と陣痛で苦しむ女性に吐き捨てたそう。テリーさんは夫に同調し、「三男なんでしょ? 『前の時は大丈夫だったのに、今回大げさじゃないか』って」「奥さんが笑いを取ろうと思って言ったんじゃないの」と擁護。スタジオは笑いが起きていましたが、これには出演していた女性陣も反論。コメンテーターの江澤佐知子さんは「男性にはわからない!」「大げさかどうかも判断できないですよ!」「納得なんて絶対できない」と発言。司会の真矢みきさんも、あきれた様子でした。●「陣痛を知らない奴が語るな!」女性からは非難の嵐『それなら産んでみてください』『テリーさん……また女性を敵に回しましたね』『産めもしないじじいが何を言うのか。同じ痛み味わえよ』『3人産んだって痛いものは痛いわ!』『陣痛がきたら笑いを取る余裕なんかない、馬鹿にしてるの? 』『陣痛は味わった事のない人間が語れるような痛さじゃないよ』『個人差あると思うけど、陣痛や生理痛を病気じゃないだろ〜的な考えの男、まじでナイわ』テリーさんの発言に対し、女性からは抗議の声が殺到しています。陣痛の痛みは鼻からスイカを出すような痛みとも言われます。人によって痛みの度合いは違いますが、それほど痛いと言われているのに、「大げさ」と言ってしまえる男性の意見に、女性は怒りを覚えているようです。体験したことがないからこその無神経ともいえる発言。自分が耐えがたい痛みに対し、必死に頑張っている最中に、「大げさ、うるさい」なんて言われたら……考えるだけでも悲しくなってきますね。●陣痛や妊娠は病気じゃない……妊婦に対しての認識は社会問題になりつつある今回のテリーさんにしろ、特集で紹介された女性の夫にしろ、陣痛の痛みに対して、心無い発言をしてしまう男性がいることは事実です。陣痛をはじめ、生理痛やつわりなど、女性の身体的痛みは男性には理解されづらいもの。妊娠や生理痛は確かに病気ではありませんが、通常の身体の状態ではないことは確実です。だからこそ周囲がいたわるべきなのですが、最近では妊婦に対しての考え方や、マタニティマークが社会問題にもなりつつあります。●マタニティマークをつけると暴力を振るわれる現実もしもの時、救急隊などが適切な処置をできるようにするため、お腹に赤ちゃんがいることを示すマタニティマーク。「席を譲って」という意味のマークではなく、外出中に倒れたり、お腹がさほど大きくなくても、妊娠中であると知らせるためのものです。しかし、マタニティマークをつけていることで暴力を受けることがあるのが現実。お腹を押されたり、故意的に蹴られたりすることも実際に起きているため、産婦人科でも注意されるのです。●社会的理解がなく、マタハラに悩む人もたくさんいる妊娠しても社会人として、出産直前まで働く妊婦さんもたくさんいるのが現代です。そのため、電車に乗って移動することや、いつも通りの仕事や家事を行うことは日常茶飯事でしょう。しかし、「妊娠は病気ではない」という認識の人からは、電車で優先的に座るのはおかしい。仕事は休まないのが当たりまえ、家事はいつも通りできて当然、と言われてしまうことも。『妊娠を言い訳にして、サボっている』『妊婦だから座れて当たり前なんて思うのはおかしい、病気ではないのだから』こういった考えの人もいるのが現実で、マタハラに悩む働く妊婦さんは多いようです。妊娠するしないは確かに個々の自由ではありますが、新しい命を授かっているという事実を周りの人は忘れないようにしなくてはなりません。●男性でも陣痛の痛みが体験できる!? 出産を疑似体験できる施設や機械もテリーさんのコメントに寄せられた意見の中には、『イッテQで出川が体験してた陣痛体験するやつ、やってみればいいのにね』『テリーは陣痛の本当の痛みはわからないと思うけど、疑似体験できる装置とかあるんだからそれ体験してみればいい。耐えらんないと思う』『陣痛体験してから出直して来い!』という意見も多くありました。実はこの意見のように、陣痛や妊娠の苦しさがわからない男性のために、陣痛の痛みを疑似体験できる装置があるのです。日本では今年の春に放送された「世界の果てまでイッテQ! 春のシャッフル3時間SP」(日本テレビ)で出川哲郎さんが体験。体験者の身体に強力な電流を流すことで、出産時の痛みを再現するという施設です。出川さんは強烈な痛みを味わい、もだえ苦しんだ後、「お母さん、僕を生んでくれてありがとう」と改めて母親への感謝の気持ちを述べています。出産や陣痛の痛みを感じることができない男性だからこそ、この体験をすることで母の偉大さ、女性のすごさを感じることができるといいます。海外の一般男性が体験している動画も多々ありますので、気になる方は一度見てみるといいでしょう。----------実際に体験できない痛みだからこそ、その痛みを分かったように上から言われることに怒りを覚える女性は少なくありません。テリーさんをはじめ、妊娠や出産を理解しがたいと感じる男性の方々は、一度出産の疑似体験をしてみる価値がありそうですね。そちらに加えて、マタニティマークへの理解やマタハラ問題の解決など、妊婦や出産に理解のある方が増えれば、もう少し優しい社会になるのではないでしょうか。(文/恋愛jp編集部)
2016年07月06日自分が日本人であることを誇れないことって、たまにありますよね。日本人は外国に比べてマナーが良いと言われています。自分に非があることにはすぐに謝罪する、震災などの非常時にも行列はきちんと守る、など海外では「礼儀正しい」「親切」などと賞賛されていたりします。しかし、そんな行儀の良い日本人だからこそ抱えている社会問題があります。そのうちの一つが、日本の“萎縮社会”化 。日本人は“自分に厳しく他人に厳しい”という気質を持っている人が多いため、周囲への監視が強く、少しでもマナー違反な行動をしている人を見かけると、一斉に袋だたきにしてしまうことがあります。近年ではその傾向が強まっており、国民全体が“萎縮”してきているとメディアでは報じられています。今回は、そんな日本の“萎縮社会”化を感じさせるエピソードをご紹介いたします。●日本が「萎縮社会だなぁ」と思うエピソード●不謹慎狩り編『熊本地震が起きたとき、被災地へエールを送っただけの芸能人が叩かれまくっていたのを見てどん引きした。被災地を応援したいと思っていたはずの他の芸能人も、それで萎縮して何も行動しなかった人多い と思う』(30代男性/会社員)『一番ビックリしたのは、義援金を募っている学生に対して「自分でバイトして募金しろよ」というクレームが多くついていたこと。何も行動せず文句だけ言ってる人よりよっぽどエラいのに、足を引っ張る人が多くて……日本の民度が低下しているように感じました』(40代女性/パート)最大震度7を記録した熊本地震では、多くの芸能人が被災地へエールを送りましたが、“不謹慎”と称してネット上でSNSやブログを炎上させる人たちが続出しました。女優の長澤まさみさんはInstagramで“笑顔”の写真を投稿しただけで「タイミング悪すぎ」と非難され、自身のTwitterを被災者への支援情報に活用したモデルのダレノガレ明美さんは「指先で操作するだけじゃなく、現地へ行けよ」とバッシングを受けました。さらに、実際に熊本地震の影響で実家が倒壊した女優の井上晴美は、ブログで現地の被害状況を発信していたところ、「悲劇のヒロイン気取りがイライラする」と批判を受けました。また、被災地への義援金を募っている学生に対しては、「○○の募金活動はインチキらしい」などの妨害行為が行われ、満足に義援金を集められなかった という例もあるようです。この一連の過剰な“不謹慎狩り”に、違和感を覚えた人も少なくないのではないでしょうか。SNSの発達は私たちの生活を便利にしましたが、その一方で“監視化”が進んで自由を拘束してしまうというデメリットがあることが浮き彫りになる結果となりました。●マタニティマーク編『ネットで「マタニティマークつけてるからって当たり前みたいに優先席に座んじゃねーよ」というコメントを見てから、怖くてマタニティマークを外しています。周りからどんな目で見られてるか分からず、萎縮してしまいます』(20代女性/妊婦)『どうしても体調が悪いときは声をかけて優先席を譲っていただくのですが、そのときに舌打ちされたり嫌な顔されたりすることは多いです。無意識に「妊娠していてごめんなさい」 と罪悪感を抱いてしまいます』(30代女性/妊婦)日本の萎縮社会は妊婦さんの心の余裕まで奪っているようです。とある統計ではマタニティマークを故意に外している人は4割に上るとも言われており、妊婦さんに対する周囲の目がいかに厳しいかが分かります。マタニティマークに対するネット上の声には、「幸せアピールがうざい」 という声も多数あり、妊婦さんのマナーに対する苦情ではなく、単なる僻みのような批判も少なくありません。“子は宝”という言葉がありますが、その宝をお腹に宿している妊婦さんたちが萎縮してしまうような今の日本の将来はどうなってしまうのでしょうか。●公園遊び編『今はどこの公園も“ボール遊び禁止”、“談笑禁止”。遊ばせる場所がなくて自宅の前の道路で遊ばせても苦情が来るし、どうしていいか分からない。周囲の目に怯えて結局子どもには家でゲームをさせています』(30代女性/専業主婦)『いつも公園で遊ぶ息子が、ある日を境に自宅にこもるようになりました。「外行かないの?」って聞くと、「迷惑らしいから行かない」 と答えてビックリしました。自分たちが子どものころは公園で遊ぶことに“迷惑”なんて考えたこともありませんでしたから』(40代女性/パート)子どもたちの遊ぶ声や音に対して周辺住民から苦情が来るというのもよく耳にしますね。昨今では子どもの外遊びが減少してきており、“体力の低下”や“運動不足”などが問題となっていますが、その原因を作っているのは大人たちなのかもしれません。----------いかがでしたか?日本の“萎縮社会”化の原因には、都市部での人口過密化による人間関係の希薄化、SNSの普及による相互監視システムの構築など、いろいろありますが、結局のところそれを問題にしているのは私たち自身に他なりません。日本の“萎縮社会”化は、簡単に解決できる問題ではありませんが、決して無視できるものでもありません。ぜひ友人や家族と一緒に、日本のあり方について議論してみてください。●文章/パピマミ編集部
2016年05月30日妊娠と同時に多くの妊婦さんが外出時にマタニティマークを付けて歩くようになり、マタニティマークの普及を感じます。いっぽうで、実際電車などで席を譲ってもらえるのはお腹が目立つ妊娠中期以降の妊婦さんで、初期の頃は“妊婦”と気づかれずに助けてもらいづらいのも事実です。人によっては妊娠初期のつわりがひどく、立っていられない人もおり、逆にお腹がかなり目立ってきた妊娠後期は身体も心も妊娠に向けて準備ができてきて意外に余裕が生まれて沢山歩いたりと動いていた方が良かったりします。また、配慮が必要であることが見た目にわからないのは初期の妊婦さんだけではありません。今回はそんな時に持っていたいマタニティマークほどは浸透していない”ヘルプマーク”についてお伝えします。■ヘルプマークって?ヘルプマークとは、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることを目的としたもの。該当者が援助を得やすくなるよう、東京都が作成したマークです。例えば、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方などが該当し、妊娠初期の方ももちろん使えます。優先席などで、見た目に健康そうな人や若い人が座っていると、怪訝な顔をする人がいます。でも、もしかしたらヘルプマークを付けていたかもしれません。「わたし、病気なので席を替わって下さい」とはなかなか言えませんよね。だからといって、外出や公共の乗り物を利用することをためらってしまえば、社会と関わることは難しくなり、QOLも下がります。ヘルプマークが浸透することで、周囲の人が「何かお手伝いすることはありませんか?」と声かけしやすくなる、というメリットもありますね。 ■知っておきたい!「妊娠初期」の症状6つ前述の通り、ヘルプマークは妊娠初期の方も使えます。ヘルプマークをつけている全ての方の体調を知ることは難しいですが、せめて妊娠初期の方の症状だけでも知っておくと、配慮もしやすいですよね。(1)胃がムカムカする(2)匂いに敏感になる(3)微熱が続いてダルい(4)頭痛がする(5)お腹や胸が張って痛い(6)頻尿や下痢、トイレが近くなる(1)と(2)は、いわゆる“つわり”の代表的な症状。ただし、反応するものや症状の重さ、症状の続く期間は人それぞれ。ひどい人は入院を必要とする場合もあります。(3)~(6)もよく聞く症状です。また、精神的にも不安定で、とにかく心配ごとが尽きない時期でもあります。お腹が目立ってくれば周囲もわかりやすいのですが、肉体的・精神的に辛く、流産の危険性もある妊娠初期こそ、母体のケアが必要なのです。 ■気持ちよく席譲りをするための「声掛け」のポイント3つでは、ヘルプマーク、マタニティマークをつけている方を見かけたら、どうしたらよいのでしょう?満員の電車などでは、声掛けはかなり勇気のいるもの。席を譲ろうとして断られた経験があれば、なおさら尻込みしてしまいますね。気持ちよく善意を伝えられるよう、以下のようなことを心がけて、声を掛けてみてください。(1)「どうぞ」の一言を単に席を離れるだけでは伝わりにくく、他の人が割り込む場合も。その人にだけ聞こえるくらいの小さな声でもいいので、意思表示しましょう。(2)笑顔でその場を離れる譲られる側からすれば、“申し訳ない”という気持ちが生じますので、笑顔で接しましょう。また、一度譲ると決めたら、その場を離れてしまえば、断られても気まずくありませんよ!(3)見返りを期待しないせっかくの申し出を断られることもあるかもしれません。だからこそ、相手からのお礼を期待せず、自分が譲りたいから譲る、という気持ちでいましょう。あなたの善意を待っている人も必ずいます。いかがでしたか。赤ちゃんを抱いて立っている人や山登り帰りのようなお年寄にも席を譲るべき?といった論争はよくあります。ですが、ヘルプマークやマタニティマークをつけている方は、間違いなく配慮を必要としている人です。また、ご自身がいざ妊娠をした時にも助けてもらうことが多いと思いますので、ヘルプマークをつけた方や妊婦さんを見かけたらぜひ援助の手を差し伸べたいものです。【参考・画像】※ ヘルプマーク – 東京都福祉保健局※ Ushico / PIXTA
2016年04月13日最近では知らない人がいないほど普及している「マタニティマーク」。身につけることで周囲の人が妊産婦さんへの配慮をしやすくするために、国をあげて広めているものです。しかしこのマーク、海外の人からはどのように受け取られているのでしょうか。母国に同様のシステムがあるかどうかも含めて、日本に住む外国人20人に聞いてみました。○素晴らしい!・「非常に素晴らしいことだと思います。日本は本当に周りの人を思いやる文化なので、こういうことはその象徴だと思います。ロシアには残念ながら、そういうマークはありません」(ロシア/20代後半/男性)・「妊婦だとすぐ分かって便利だと思う。インドネシアにはない」(インドネシア/20代後半/男性)・「マタニティマークはすごくいいと思います。周りが気づきやすいし、勘違いすることも発生しない。マレーシアにはそういうものがないです」(マレーシア/30代半ば/女性)・「譲る側として認識しやすいので、有効な方法だと思います。シンガポールではそのようなものはありません」(シンガポール/20代後半/男性)・「マタニティマークはとてもいいと思います。ポーランドにはありませんが、あった方がいいと思います。特に乗り物を使う時、分かりやすい」(ポーランド/30代前半/女性)・「分かりやすくて親切だと思います。台湾にもあります」(台湾/40代後半/女性)○いいと思う! でも、効果は……・「妊娠時、女性の身体は敏感で、とても疲れやすくなります。そのため、表示をすることで席を譲っていただくく等のアクションを受けやすくなります。ブラジルにもマタニティマークはあるけれど、なかなか効果がありません」(ブラジル/40代前半/女性)・「妊婦にとってすごくいいと思う。中国でもあると思うが、あまり意識しなかった」(中国/20代半ば/男性)・「非常に分かりやすいです。バングラデシュにもそんなものがあるけど、よく知られてないそうです」(バングラデシュ/20代半ば/男性)○すごい! でも、自然に手助けするもの・「大事かつ必要なことと思います。妊婦や子育ての親に対する、周りの思いやりや支援は不可欠です。オーストラリアには同じようなものはありません。手伝いが必要な方にみんなは自然に手助けします」(オーストラリア/30代後半/男性)・「残念ながらマタニティマークはエジプトにはありません。それを初めて見た時、すごいと思いました。何にも言わずに周りの人が妊娠を手伝うよう、また、迷惑にならないようにとする素晴らしいマークです。ですがエジプトでは、マタニティマークがなくても、周りの人がママに手を貸してあげたり、席を譲ったりしています」(エジプト/20代半ば/男性)・「いいと思います。最初の何カ月は妊婦であることが外見からよく分からない人もいるので、電車などで席を譲ってあげられるし。カナダでは同じようなものはないですが、妊婦が優先される駐車スポット(お店から一番近いスポット)なら大型のショッピングモールやスーパーにある」(カナダ/30代前半/女性)○いらないと思う・「あまり意味がないように思います。周囲の人の注意を引いているような感じもないし、トルコにもあるのかは聞いたことがありません」(トルコ/40代前半/男性)・「特にいらないと思います。身体が不自由な方もそういうものを身につけていないですから。イタリアではそういうものはないです」(イタリア/30代前半/男性)○実際に日本で付けてみた&あえて付けなかった・「フィリピンにはマタニティマークと同じようなものはありません。口に出さなくても自分が妊娠していると周囲にアピールできるのってとてもすばらしいと思いました。しかし、自分が身に付けた時、正直さほど効果はなかったような気がしました。席などを譲ってもらったこともありましたけれど、見えないふりをされたこともあります」(フィリピン/30代半ば/女性)・「いい制度だと思いますが、ねたむ人がいて攻撃対象になるという日本のニュースを読んだことがあるので、私は付けていませんでした。韓国にも似たようなマークがあります。また、韓国の地下鉄には妊婦専用の席が設けられているところもあります」(韓国/30代前半/女性)○総評「マークなんかなくても配慮するのは当然だからいらないよ」と言われそうな気がしていましたが、ポジティブな回答が予想以上に多く寄せられました。そのほか、「マークだけでなく、椅子が付いている自転車もスペインにはない! 」(スペイン/30代前半/男性)など、日本では当たり前に見ている光景に反応している方もいるようです。しかし、同様のマークがある国でも、あまり周知されていない場合も多いようですね。また、回答の中に「身体が不自由な方もそういうものを身に付けていない」とありましたが、これも知られていないだけで、多く障害者の方はマークを身に付けています。「日本は本当に周りの人を思いやる文化」と感じてくれている方がいるように、みんながお互いに助け合う心を持っていたいですね。調査時期: 2016年2月15日~2016年3月15日調査対象: 日本在住の外国人調査数: 20名調査方法: インターネット応募式アンケート※本文と写真は関係ありません
2016年03月22日マタニティマークに関して賛否両論あるなかで、あえてつけない妊婦が増えているといいます。これは、“妊婦さま”と批判されている人たちの行動が影響しているかもしれません。妊娠している自分を過剰に優遇させようとする、威圧的な態度を取るなど、妊婦に対するイメージを悪くする人たちのことを“妊婦さま”と呼ぶのだそうです。そこで今回は、驚くようなマタニティマークの使い方をしているケースを紹介します。■気づかなくてごめんなさい…妊娠初期は見た目ではわかりにくく、とくにチュニックなどを着ている場合は、ぽっちゃり体形との区別がつきにくいもの。マタニティマークをつけてくれたら譲りやすくなるのに、と思うことがあります。筆者の友人も同様に悩んだことがあるそうですが、ハイヒールを履いていたので妊婦ではないと判断して座りつづけたのだとか。ところが、じつは妊婦だったようで、マタニティマークをさわりながらため息をつきつづけられたそう。「席を譲ろうと立ちあがろうとしても、こちらをにらみつけながらため息を連発。そこまでされているのに、譲らなくちゃいけないの!?」と思いつつも、席を譲ったそうです。■マタニティマークは印ろうか!?筆者が電車に乗っていたときのこと。隣に立った妊婦がバッグからマタニティマークを取りだしているのを見たことがあります。しかし、通勤時間帯ということもあってか、誰も席を譲りませんでした。すると彼女は、座っている人に向けてマタニティーマークを見せつけるようにバッグを左右に動かしたのです。これを見た女性が席を譲りましたが、別の車両へ移動してしまいました。自分の身を守るために必死だったのか、何としてでも座りたかったのかはわかりません。しかし、もし自分がこれをやられたら「意地でも譲りたくない」と思ってしまいそうです。■マタニティマークを寝ている人の顔に…これは筆者が仕事仲間から聞いた話。その人の友だちが電車で爆睡していたら、顔にマタニティマークをたたきつけられといいます。その友だちに直接話を聞いたところ、「妊婦がいるのに席を譲らず、寝ているなんて非常識」と怒鳴られたのだとか。彼女が電車に乗る前から寝ていたのでふに落ちないけれど、「こわくなって席を立った」とのこと。それ以来、電車で妊婦を見ると、あのときの恐怖がよみがえるそうです。マタニティマークについて周囲に聞いてみたところ、驚くような報告が寄せられました。なかには、「妊娠していないけれど姉のおさがりを使っている」という人もいるのだとか。このような人が悪目立ちすることで、妊婦に対するマイナスイメージが広がっているのかもしれません。マタニティマークは正しく使う。そして、それを見た人は、妊婦さんに優しく接する。そんな当たり前のことができるようになってほしいですね。
2016年03月12日国民運動計画「健やか親子21」推進検討会が発表した「マタニティーマーク」。駅のポスターなどで見かけた人も多いだろう。今回はマイナビニュース会員のママ139人に、マタニティマークについてのアンケートを実施した。○「マタニティマーク」はつけていましたか。はい 50.4%いいえ 49.6%○つけていたママの回答・「思わぬ所で席を譲ってもらえたりするから」(30歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「公共機関を使用して通勤していたので、妊娠していることを周りの人に知らせておきたかったから」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「体調が悪かったので、倒れてしまったときにわかるように」(28歳女性/その他 /秘書・アシスタント職)・「つけていないとただのデブとして扱われるのが嫌なので」(27歳女性/学校・教育関連/専門職)・「妊娠初期の、妊婦とは気付かれにくい時期ほどしんどいので」(31歳女性/医療・福祉/専門職)○つけていなかったママの回答・「嫌がらせがあったので」(31歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)・「つけていても譲ってもらえる訳ではなかったし、あまりアピールしたくなかったので」(29歳女性/電機/事務系専門職)・「不快に思う人がいるらしいから」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「あまり電車に乗らなかったので」(27歳女性/自動車関連/事務系専門職)・「なんとなく恥ずかしかったから」(27歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)マタニティマーク、つけていた人は約半数という結果になった。席を譲ってもらいたい、何かあったときのために赤ちゃんがいることをアピールしたいということが理由のようだ。「妊娠初期の、妊婦とは気付かれにくい時期ほどしんどいので」という回答にもあるように、妊娠初期は外見では妊婦とわからないが、実は不安定な時期。マタニティマークをつけてアピールしたい気持ちもよくわかる。つけていなかった人の回答としては、「恥ずかしい」というものが目立った。さらには、「嫌がらせがあったので」「不快に思う人がいるらしいから」という回答もあり、近頃話題になっている妊婦への嫌がらせを体験した人もいるようだ。調査時期: 2014年12月5日~2014年12月16日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 女性139名(ママ限定)調査方法: インターネットログイン式アンケート※画像は本文と関係ありません。
2014年12月16日