2017年9月21日 16:30
習いごとで失敗だらけの息子が自らスイミングスクールへ!挑戦の前に、親子で交わした約束とは
「サッカーとか野球は怖いけど、スイミングなら僕でも出来るような気がする」
運動が苦手で、運動の時間になると不機嫌になってしまう息子。そんな息子が、「これなら出来るような気がする」と思えたことがどれほど貴重なことか私には分かります。それでも息子の気持ちを試したくて私は2週間ほど、いいともダメとも答えを出しませんでした。すると2週間の間、息子は毎日「お母さん、スイミング申し込んでくれた?」と聞いてくるようになりました。
「苦手なことを克服させるために習いごとをさせることはしない」と決めていた私ですが、息子の自発的な挑戦の意欲を感じ取り、スイミングスクールへ通うことを本気で考え始めたのです。
スイミングに伴う数々の困難
息子は突然新しい場所で新しい経験をすることが苦手なので、まずは短期教室に通って様子を見ることにしました。そして、全部で4日間の短期教室を見ているだけでも、息子の発達障害の特性がいろいろと困難をもたらしている様子が見て取れたのです。
Upload By 林真紀
まず、触覚過敏。
息子は、自分の身体に突然触れられるのが苦手です。触覚過敏があるため、くすぐったくて我慢ができなくなってしまうのです。スイミングのコーチは、泳ぎのフォームを教えるために、どうしても身体に触る必要があります。息子は泳いでいる最中に突然触られると、パニックになってしまいます。
Upload By 林真紀
また、息子はボディイメージが弱いという特性があり、自分の身体のどこがどういう風に動いているのかを感じることが苦手です。特に水の中に入ってしまうと身体の感覚が鈍るようで、手足の動きがバラバラになってしまいます。
そして交わした約束とは
Upload By 林真紀
4日間の短期教室でも数々の困難が判明した息子。その困難については、本人もしっかりと理解していました。
しかし、そのうえで息子は私に「それでもやりたい」と言ったのです。
触覚過敏については先生にお話しして、予告をしてから触るようにしてもらえばだいぶ楽になること、ボディイメージの弱さについては、風呂場や部屋でイメージトレーニングをすれば頑張れそうだということ。本人のこの言葉を聞いて、私は息子を引き続きスイミングスクールに通わせることに決めました。
そしてスイミングスクールに通うと決めたときに、息子と固く約束したことがあります。