(松本太一さん)
子育てに悩むパパ・ママにおすすめの本として挙げてくれたのがこの本。
アドラー心理学はオーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーが築いた心理学です。アドラー心理学では「人間は、分割できない個人という全体として、目的に向かって行動する」と考えます。
「子どもが言うことを聞いてくれない」「自主性を身につけてほしい」と悩むパパ・ママも多いのではないでしょうか?この本ではアドラー心理学をもとに、子どもへの理解や自由をどう教えるかなどを紹介しています。
『教育心理学講義』
「「心理学のモーツァルト」と呼ばれた天才ヴィゴツキーの30歳の著作。「教師が100で生徒が0」という前提の一方的な知識教授に偏った教育は時代遅れであり、教師は子どもが自ら学ぶ環境を整える調整者であるべきだという彼の主張は、この本の出版から90年後を経て今なお先進的。」(松本太一さん)
松本さんが愛読する座右の書として教えてくれたのが旧ソ連の天才心理学者ヴィゴツキーの名著。
ヴィゴツキーは唯物弁証法の立場から現代心理学を方法論から問い直し、批判しました。この『教育心理学講義』は師範学校で行われた教育心理学の講座をまとめたもので、1926年に刊行されました。
37歳という若さで亡くなったヴィゴツキーですが、今もなお世界中の心理学者に影響を与えています。
松本太一さんプロフィール
Upload By 発達ナビ編集部
松本太一(まつもとたいち)
フリーランスの療育アドバイザー。カードゲームやボードゲームを用いて、発達障害のある子のコミュニケーション力を伸ばす「アナログゲーム療育」を開発。各地の療育機関や支援団体で、実践・研修を行っている。
東京学芸大学大学院障害児教育専攻卒業。教育学修士。
NPO法人グッド・トイ委員会認定おもちゃインストラクター
障害のある人の手仕事を五感で体験!ワークショップも「ウェルフェアトリップ 五感のとびらをひらく旅」10/1まで開催