子育て情報『遅発性ジスキネジアとは?どんな症状があるの?抗精神病薬の副作用・遅発性ジスキネジアを徹底解説!』

2017年12月29日 11:00

遅発性ジスキネジアとは?どんな症状があるの?抗精神病薬の副作用・遅発性ジスキネジアを徹底解説!

この働きをもつ薬を長期間使うとドーパミン受容体が過敏になりすぎてしまい、遅発性ジスキネジアを発症するのではないかと考えられているのです。

統合失調症の治療薬は、遅発性ジスキネジアをもっとも発症しやすいといわれています。

抗精神病薬を服用している統合失調症の患者さんでは20~50%、平均すると約20%の割合で副作用として発症しているのではないかと考えられています。

比較的高い発症割合のため、心配になってしまう方もいるかもしれません。しかし開発が新しい薬剤は、遅発性ジスキネジアを発症しづらいことが分かっています。第一世代と呼ばれる古い薬剤では32.4%の発症率であるのに対し、第二世代の新しい薬では13.1%と、発症率が2/3と低くなっています。

なお、子どもに処方されることがあるリスペリドン(リスパダール)やアリピプラゾール(エビリファイ)はどちらも第二世代の薬です。

遅発性ジスキネジアを発症する可能性のある薬剤は、以下の通りです。

〇定型抗精神病薬(第一世代)
フェノチアジン系(クロルプロマジン,レボメオフロマジンなど),ブチロフェノン系(ハロペリドールなど)
〇非定型抗精神病薬(第二世代)
①セロトニン・ドパミン遮断薬(リスペリドン,ブロナンセリンなど)
②多元受容体作用抗精神病薬(オランザピン,クエチアピンなど)
③ドパミン部分作動薬(アリピプラゾールなど)
〇抗うつ剤(三環・四環系,SSRI、SNRIなど)
〇気分安定薬(リチウム製剤)
〇制吐薬(メトクロプラミドなど)
〇抗てんかん薬(カルバマゼピン,フェニトイン,フェノバルビタールなど)
〇Ca拮抗薬(ジルチアゼムなど)
(Khouzam HR:Postgrad Med 127(7):726-737,20155)より引用)

引用文献:中村雄作「特集ジストニアとジスキネジア10遅発性症候群とは何か」Modern Physician Vol.37 No.6, P569-572, 2017

http://shinkoh-igaku.jp/mokuroku/data/M3706.html
遅発性ジスキネジアについて、これまでに分かっていることをいくつかご紹介ます。

まず高齢者や糖尿病を合併している人、脳になんらかの器質的な病気のある人では、遅発性ジスキネジアを発症しやすいことが明らかになっています。

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