子育て情報『【新刊紹介】発達障害がある女の子の子育てや支援者必見の保護者支援のポイントなど!今読みたい学びの4冊』

【新刊紹介】発達障害がある女の子の子育てや支援者必見の保護者支援のポイントなど!今読みたい学びの4冊

この本は、発達が気になる子どもの育ちを支援する保育士、教員、療育の関係者などの立場から保護者への声かけの悩みについて質問し、著者が回答するスタイルで保護者支援のあり方を考えています。

言語聴覚士で「子どもの発達支援を考えるSTの会」代表でもある中川信子さんが一つひとつの質問に丁寧に回答しています。相談の内容は「仕事で忙しい保護者になんと言えば?」「療育に通うといいとわかっているのに、通う決心がつかないお母さんへの声かけ」など具体的です。保護者と支援者の状況を丁寧に整理し、コミュニケーションに活用したいツールなどの紹介や、具体的な対応のアドバイスが掲載されています。

保護者も支援者も一生懸命だからこそ、なかなかはっきりとは伝えられなかったり、意見が食い違ったりという悩みは少なくありません。ただ、子どものよりよい成長を願う気持ちは共通しています。保護者の気持ちを汲み取りながらコミュニケーションを工夫することで、ともに子どもの育ちに寄り添えるようになるのではないでしょうか。

保育園や幼稚園、学校、療育などの現場で子どもたちの支援に関わっている人たちを支えてくれる本です。
(発行:2018年4月20日)


法律から療育、教育、就労など各方面の専門家が執筆。『発達障害の早期発見と支援へつなげるアプローチ』

「発達障害」という言葉が知られるようになり、法律の施行によって支援も受けられるなど徐々に社会は変わりつつあります。しかし、特性への理解はまだまだです。家庭では「何を考えているのかわからない」と虐待の理由になったり、学校では先生の指示を理解できず「反発している」と誤解され、ますます叱られるということも。

そのままでいると、症状が悪化し、自己評価が低下、周囲から「からかい」や「いじめ」を受けたり、心理的に追い込まれて「不登校」「引きこもり」などの二次障害につながる恐れがあります。社会人になってからも苦手な業務に苦労したり人間関係がうまく築けず、退職せざるを得ない状況になるなど、ライフステージが変化しても発達障害がある人にとって厳しい環境があるといわれています。

このように、「二次障害」への危機感も高まり、早期発見・早期支援の重要性が示されるようになってきました。この本は、発達障害に関わる療育や教育、就労、虐待・引きこもり、行政、家族支援といった各分野を専門とする13人が執筆。

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