子育て情報『キズもほつれもあなたの作品!「さをり織り」で子どもの個性が輝く放課後デイ・SAORI Hands』

2018年4月30日 11:55

キズもほつれもあなたの作品!「さをり織り」で子どもの個性が輝く放課後デイ・SAORI Hands

キズもほつれもあなたの作品!「さをり織り」で子どもの個性が輝く放課後デイ・SAORI Handsの画像

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城哲也さん
「たとえばお料理の世界でも、必ずしもレシピ通り作ることがが一番良いのかというと、そういう訳ではないと思うんですね。

レシピをちょっとアレンジしてスパイスを変えてみたり、レシピ通りやろうと思ったけど、途中で少し焦げちゃって、でもそれはそれで美味しかったり…。

織物も、一度も間違えないことが”正解”なのではなくて、一人ひとりの発想力や、試行錯誤する過程の楽しさを大事にしてほしいと思っています」

ひとつの”正解”を持たず、一人ひとりが楽しみながら試行錯誤をすることを大切にするさをり織り。この活動を、放課後等デイサービスという形で、発達が気になる子どもや、障害のある子どもも参加できるようにしたのは、どうような思いがあってのことなのでしょうか。

城哲也さん
「この工房に限らずですが、さをり織りの輪が段々と全国に広がっていくなかで、自然と障害のある人も利用者として混ざってくるようになったんです。

最初は、障害のある人が織物をやるということに対して、僕たちもどう受け入れて、どうサポートすればよいか、正直分からない状態でした。

ですが、いざ受け入れてみると、そういう人たちの方が、自分の世界を非常に素直に表現していることに気づいたんです。

たとえば年配のおばちゃんの利用者さんの傾向として、『これ、どうやったらいいんですか、先生!』と、やっぱり最初は私わたしに”正解”を教わろうとするんです。


非常に素直だったんですね。もうなんていうか、自分の世界というのが、バッと出たんですね。でも、障害のある人の多くは、一度織り機の使い方を覚えたら、私たちに何も聞かずにいきなり自分の作品をどわーっとつくるんです。これには驚きました」

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城英二さん
「これは面白い。障害のある人にもどんどん混ざってもらった方が、さをり織りの良さを一般の人たちにも啓発できると思って、一緒に混ぜこぜでやろう、となったんです。

それがそもそものスタートですね。今では全国の工房の大体8割以上は障害のある生徒さんを受け入れていると思います」

城哲也さん
「一般利用のコースでも、そのように障害の有無にかかわらず混ぜこぜで運営しているのですが、ここSAORI Handsでは放課後等デイサービスの枠組みも利用して教室を併設し、そちらに登録いただいた方は、児童福祉の枠組みで、低負担でご利用いただけるようになっています」

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