2018年6月8日 11:00
栗原類さんの母、「ブレない子育て」を語る!障害のあるなしは関係ない、言葉にして伝えることの大切さとは
ユーチューバーでもトップランナーとなると、それ一本で仕事になるような方もおられますし、子どもも憧れを持ちやすいと思いますが…。
泉さん そういうごく一部のトップランナーもいますけど、ビジネスモデルとしては未来への発展性がなかなか見えないじゃないですか。表現や発信をする仕事は色々あるのに、子どもが夢を見る先が、ユーチューバーしかないというのではダメです。それを教えるのは大人の務めでしょう。夢を見るならもっといい方法があるよって、教えてあげたいだけです。
――なるほど。なんというか、整然と”理”が立っていて、ほんと泉さんブレないですね…(笑)
泉さん もう今日はね、この話は絶対原稿に入れておいてください。
――はい、分かりました(笑)
泉さんは、子どもと向き合う時に、ただ夢だけを見させるんじゃなくて、将来のビジョンに向けてどう積み上げていくのかを、しっかりと見せていかれているんだなと感じました。
今日はありがとうございました。
(インタビュー終わり)
これまでの23年間にたくさんの試行錯誤があった泉さん。それでも、将来へのビジョンを具体的に見せていくことを含めて、ブレずに子育てしてきたということが、言葉の端々に溢れていました。育児の本質をつづった『ブレない子育て』は、まさに栗原類を伸ばした母の信条が詰まっています。
撮影:田島寛久
構成・執筆:関川香織
http://manazasuhito.strikingly.com/
田島寛久「まなざすひと」
栗原泉 著。2018年6月14日発売。発達障害を公表した、モデルで俳優の「栗原類」氏(23)の母が、わが子をどのように育て、導いてきたかを綴った手記。KADOKAWA刊。
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