子育て情報『発達障害の二次障害とは?原因や症状、対応方法について詳しく解説します』

2018年11月6日 07:00

発達障害の二次障害とは?原因や症状、対応方法について詳しく解説します

そうしたときに利用できるサポートがいくつかありますので、ご紹介しましょう。

まずは相談先として、以下のような支援機関があります。

・精神保健福祉センター
・児童相談所
・子育て支援センター
・発達障害者支援センターなど

各機関では、本人や家族から発達障害や育児全般に関する相談を受けたり、必要時には医療機関を紹介したりもしています。

このほか、各自治体では、引きこもり・不登校に対して相談や家庭訪問を行っていたり、教育委員会でも不登校に対する教育相談を実施したりしています。また、障害者福祉施設では、強度行動障害に関する研修を終えた相談支援専門員が、相談を受けつけている場合もあります。

まだ医療機関にかかっておらず、発達障害と診断を受けていない場合、医療機関に行くのはハードルが高いかもしれません。まずはこのような場所で、困っていることについて相談してみると良いでしょう。

また、症状によっては障害者手帳の交付を受けたり、障害福祉サービスが受けられたりする場合もあります。


地域によっては、発達障害の当事者の会や保護者の会がありますので、そうした場所で交流したり、情報収集したりするのも良いかもしれません。


発達障害の二次障害がある人への対応方法

発達障害の二次障害とは?原因や症状、対応方法について詳しく解説しますの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28058000132

では、二次障害がある人には具体的にどのように対応したら良いのでしょうか。家庭と学校、それぞれで必要な対応について見ていきましょう。

親が子育てに対する自信や、子どもへの愛情を持てなくなる場合もあります。そのまま子育てに対する意欲を失ってしまうと、子どもは親から見捨てられたように感じ、二次障害から不登校などにつながっていくことも考えられます。

また、子どもが自分の行動によって親や周囲の大人をコントロールできるという感覚を抱き、それが外在化障害につながる場合もあります。

こうした問題に対応する方法として行われているのが、ペアレントトレーニングです。ペアレントトレーニングでは、親が子どもとの関わり方やその子の特性に合った子育ての方法を学びます。
これが、子どもの過ごしやすい環境や、人間関係づくりに役立ち、二次障害の防止になるといわれています。

学校での対応については、担当する教員だけではなく、他クラス・学年の教員や保健教諭、カウンセラーなど学校全体で連携して、支援を行っていくことが大事です。

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