2019年1月29日 07:00
「それ、わざとだよ」発達障害のある長男、左右バラバラの靴下に隠された気持ちって?
わが家の長男・むっくんは、ADHDと自閉スペクトラム症
身体発達も言語発達も早かったわが家の長男・むっくんですが、歩き始めた10か月ごろから目立ち始めた多動を皮切りに、他害、癇癪、パニック、偏食、睡眠障害、強いこだわりなど、「育てにくさ」と言われるものが現れるようになりました。その対応に悩み追いつめられた私は、少しでも楽になりたいと専門施設を受診し、3歳5か月のときにADHDと自閉スペクトラム症の診断を受けることになりました。
診断を機に私は、「とにかく知識をつけよう」と、発達障害の本を読み漁りました。発達障害の世界を学ぶうちに、むっくんは「育てにくい子ども」だったのではなく、私の中の「子どもはこうあるべき!親とはこうあるべき!」という勝手な思い込みが、むっくんを「育てにくい子ども」にしてしまっていたのだと気づくことができました。
思い込みを捨てて向き合ってみると、むっくんは今まで私が出会った誰よりも魅力的でユニークな人でした。私にないものをたくさん持っていて、私の価値観を変えて、世界をどんどん広げていってくれます。尊敬することも盛りだくさんで、今では私がむっくんを育てているのではなく、学ばせてもらうことばかりの毎日。大変なこともあるけれど、泣き暮らした日々が嘘のように今はむっくんとの時間を楽しめています。
むっくんは、「左右が違うペアで靴下をはくこと」にこだわりを持っています。
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失くしちゃうから片方しかないんだろうって?もちろん、よーく失くしますとも。しかし!奇跡的にペアで揃っている靴下もわざわざ違う組み合わせではくのです。
ウッカリ間違えているのかなー?と思って、2回くらい
「ソレ、相方が違うんじゃない?」
と声をかけたのですが。
「これがいいんだよ。」
と言うのです。
靴下だけでは飽き足らず、靴も左右色違いのサイズ違いではくこともあるむっくん。
よくよく理由を聞くと…
「足元が両足とも同じ色だと、なんだか寂しくなるから…」
言われてみるとむっくんは「色んな色がそろっていること」に、小さなころからこだわっていました。カラフルだとワクワクするのかな?
足元がカラフルだと、気分が上がる↑のかもしれない。
いいじゃないか!カラフルな足元!!
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カラフルな足元が当たり前になってみると、私にもありがたい効果がありました。