2020年1月17日 11:29
騒音や飛び出し…ヒヤヒヤする生活から脱却したい!叱らず笑顔で過ごせる、発達障害むっくん仕様の住まいづくり【前編】
・玄関ドアはサムターン(ドアの内側に取り付けられている、施錠・解錠用つまみ)を外して
・手動開錠ではなく電子錠を採用
・更にドアを開けると警報音が鳴るように
これらは防犯仕様ですが、逃走防止にも役立っています。
また、間取りでもリビング階段を取り入れ、リビングを通らないと外出できないように設計しました。
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ドアが凶器の我が家。むっくんは力加減が苦手なため、ドアに走り込んで正面衝突したり、勢いよく閉めた所に弟が挟まったりする怪我が頻繁に起こるので、
・室内ドアは全てガラス面が少なく
・扉がゆっくり閉まるソフトクローズ機能付きの引き戸で統一
割れることもなく、力をかけてもゆっくり閉まるので以前より安心です。
また、好奇心旺盛な兄弟は窓からの落下事故が心配でした。そこで
・2階の子ども部屋の窓には一時的に柵も設置
窓の高さにも、気を使いました。
・大きく開放できない滑り出し窓を多く採用
・窓の高さも高めに設計
・それでも心配な窓には内格子を装着
珍しい内格子ですが、落ちないので安心できています。
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前項と同じく、力加減が苦手で行動が激しいため、どうしても色々壊すことが多いむっくん。
・壊れても諦めがつくよう、屋内の壁紙や床などに高価なものは使用しませんでした
・また家具は少なめに
・インテリアも必要最低限にして壊れるものを減らしました
・きっと何かされる壁紙は汚れの取れやすい素材の白の無地で統一
壁の下地は白なので、破れても剥がされても目立ちません。実際もうやらかしていますが、白色なら市販の補修材があるのでとても助かっています。・更に火災保険で家財にも補償をつけ
・子どもが壊したテレビなどの家電も補償対象に
それだけでもいくぶんか心穏やかに過ごせています。
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次回につづきます
次回は子どもたちの少しだけ未来に向けて意識したこと、更に新しい家での予想外の効果について書いていこうと思います。
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