子育て情報『子どものうつ病、親なきあとの住まい、子育てで意識したいことを記した書籍、行動障害支援に役立つアイデア集など――6冊をご紹介』

子どものうつ病、親なきあとの住まい、子育てで意識したいことを記した書籍、行動障害支援に役立つアイデア集など――6冊をご紹介

子どもとのかかわりの部分では、「どれだけ自分が愛したかではなく、どれだけ子どもが満たされたかを意識することが重要」と語るなど、視点を変えてくれるような著者の言葉がたくさん詰まっています。子育てをするなかで「なんかうまくいってないな」と感じている方におすすめの一冊です。


「これから」に備えて「いま」できること『知的障害/発達障害のある子の育て方』

本書は、知的障害や発達障害のある子をもつ保護者向けに書かれたもので、障害への理解を深め、子どもと適切なかかわりができるようになることを目的としています。監修をつとめているのは、自身も発達障害の傾向がある筑波大学医学医療系の教授と准教授で、そのため当事者の観点と医学的な観点の両方から、知的障害や発達障害について解説されています。

本書では、4人の発達障害のある子どもの生活例をもとに、知っておきたいポイントや、家庭での対処法のヒントなどが説明されています。基本的に1テーマにつき、見開き1ページの構成で、非常に読みやすくなっています。内容は、パニックを起こしたときの対応法や、子どもが友達と仲良くできない場合の対処法など、人とのかかわり部分はもちろん、就学先や就労先、活用できる制度なども紹介されており、障害のある子の今後の見通しを考えるうえで非常に参考になる一冊になっています。


「親なきあと」を考える『障害のある子の住まいと暮らし』

障害のある子のいる親や家族にとって、「親なきあと」は共通の課題です。
本書では、数ある課題のなかでも「住まい」にスポットをあてています。それは、住まいが決まればお金の問題や日常の支援の対策なども見えてくるからです。

近年、障害のある人の住まいの場は、制度の変化や地域の取り組みなどによって、さまざまな選択肢が広がっています。しかし、自分の子どもはどこに住めるのか、そのためにどんな準備が必要なのか、親の悩みは増えているのです。本書では実際に、全国16実例を施設の実名や写真付きで紹介しながら、近年の障害者の住まいの傾向や、制度の変化などについて分かりやすくまとめています。障害のあるお子さまをおもちの保護者の方が、「親なきあと」問題を考えるうえで非常に参考になる一冊です。


小中学生の約13%がうつ傾向!?『子どものうつがわかる本』

うつ病は、大人だけの心の病気だと思われがちですが、近年の研究では子どももうつ病になることが判明しています。

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