告知後の質問には、とことん答える。
広汎性発達障害の娘は、現在小学4年生。
私たちは、娘が小学4年生になる少し前(小学3年生の時)に、発達障害の告知をしました。
告知時、娘は思ったよりあっさりとしていて、説明は意外にもスムーズに終わりました。
しかしその後、何度も発達障害について聞くようになった娘。
私たちは、娘が発達障害について聞いてくる限り、答え続けました。
たとえ同じ質問でも、娘からの言葉を全て受け止めることが、娘が発達障害を受け入れるまでの大切な過程だと思っていたからです。
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私たちの言葉は、娘の自分の発達障害に対しての受け止め方に、きっと大きな影響を与える…
娘がどういうかたちで「発達障害」を受け入れるか気になっていた私は、一つひとつ言葉を選びながら答えました。
気になっていたのは、障害の受け入れ方。
私が気になっていた、娘の「発達障害の受け入れ方」。
それは、主に、
発達障害を、いろんな「できない」の言い訳にしてしまうのではないか…
チャレンジする前に、いろんなことを諦めてしまうのではないか…
という部分でした。
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もちろん、告知時にそう捉えないための説明は丁寧にしたつもりですし、マイナスに捉えないために明るく話すという努力はしました。
しかし、娘本人がどう解釈したか、奥の部分は私にはわかりません。
もし、今後娘が苦手なことに直面した時に、発達障害であることを言い訳にしてすぐ諦めてしまったら、私はどう話してあげればいいのか…ずっと考え続けていましたが、まったくいい考えが浮かばず…
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その時がこないことを祈りながら、娘の様子を見ていました。
「発達障害だから無理」の言葉に、思わず…
それからしばらく経ち、娘が小学4年生になった、ある日のこと。
宿題の間違いを直すようにいうと、イライラした娘が…
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「私は発達障害だから間違っちゃうの!無理なの!」と言いました。
私は瞬間、お腹の底から気持ちがこみ上げるような感覚になり…
考えるより先に言葉を発していました。
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自分でも驚くほど、次々と口から出てきた言葉。
言った後、私はハッとしました。
何か変なことを言ったのではないか…娘に強く言い過ぎたのではないか…
慌てて自分の頭の中で、今言ったことをリピートしていました。