子育て情報『上級生が待ち伏せ?友達の言葉を鵜呑みにしてケガを…!?ASD兄妹の小学校トラブル』

2021年2月4日 07:30

上級生が待ち伏せ?友達の言葉を鵜呑みにしてケガを…!?ASD兄妹の小学校トラブル

気をつけておきます。」と連絡がありました。

上級生が待ち伏せ?友達の言葉を鵜呑みにしてケガを…!?ASD兄妹の小学校トラブルの画像

Upload By 寺島ヒロ

…というわけで、事件の全容は分かりませんでしたが、タケルが嫌だったというだけで必ずしも悪意じゃなかったのかもしれませんし、親同士の喧嘩に発展しても面倒だなと思ったので、それ以上の追及はしませんでした。でも、次に何かまた起こったら嫌だなと思いましたし、油断はしないでおこうと心に誓いました。まあ、結局なにもなかったんですけど。

さて、これはどちらかというと被害者側だった話ですが、加害者側になったこともあります。



いっちゃんの場合...

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それは、いっちゃんが3年生だったころのこと…

授業中ですが、美術だったか家庭科だったかでみんなが席を離れてワイワイと作業をしていた時、不意にその事件は起こりました。

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不幸中の幸いかこの事件は、担任の先生や多くの他の生徒の前で起きたため、相手の子が「刺せ」と挑発したことなどの経緯を把握している人が多く、被害側と加害側の証言が食い違うこともなかったので、あまりこじれることはありませんでした。相手の保護者の方への謝罪にも、先生がしっかり間に入ってくださり助かりました。


押すなよ押すなよと言われたら押さないのがASD

いっちゃんの「やれと言われたのでやりました」事件は、とてもASDらしい特徴が表れていると思います。ASDのある人はしばしば目の前の人が言ったことをうのみにします。通常はあり得ないようなことでも言われたら信じてしまう、いえ疑わないのです。そして、それが少しでもやってみたかったことであれば、ホイホイと実行してしまう危うさがあります。

担任の先生にしても、知識としてASDのある子どもが「人の言葉の裏や気持ちを汲み取れない」ということは知っていたはずなのです。でも、その場にいても見逃してしまった。
やはり普通はそんなことしないという「常識」があり、スルーしてしまったのだと思います。いつも通級の子どもたちを相手にしている通級の先生とは違い、通常学級の先生は「ふつう」の子どもの反応が脳に定着しているので、たまに違う反応の子がいると、その子向けの対応に切り替えるのはすごくパワーがいるんじゃないでしょうか。(もちろん通級で常時気の抜けないお仕事をされている先生方が楽というわけではないのですが)

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