2021年5月27日 06:15
発達障害むっくんが別人のように落ち着いた⁉変化をもたらした支援員さんのアドバイスとは?保育所等訪問支援【最終話】
発達障害がある子への適切な関わり方は、子ども個人を尊重し大切にする関わり方です。これは、発達障害の有無にかかわらず、どの子に対しても好ましい関わり方だと私は感じています。すべての子どもたちが、丁寧に大人にかかわってもらいながら成長していけたら、こんな素敵なことはありません。専門家と先生を繋げるということは、私が思う以上のプラスの影響をあたえるのだなと驚いたとともに、本当に受けてよかったと思っています。
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施設への接し方を学ぶ
むっくんは関わり方が難しく手がかかる子だったことから、私の心は保育園に対して「申し訳ない」でいっぱいになるときがありました。もう少しこうしてほしいと思うことがあっても「申し訳ない」が先行して言い出せないときもありました。保育所等訪問支援も、迷惑になっているのではないかとドキドキしていたこともあります。
だけど、保育所等訪問支援を通して学んだ知識のおかげで、むっくんの行動を観察して考える力がつきました。
そのおかげで施設に何を伝えたら理解が得られるのか少しわかるようになりました。さらに、支援員さんの姿から保育園との話し合いでは、どのように伝えれば伝わるのかということも学ぶことができました。おかげで、今は何かあっても、施設側とスムーズに話し合えるようになりました。伝えることは迷惑ではなく、回り回れば先生やたくさんの子どもたちを幸せにするチャンスにも成りえるのだと今は思っています。
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おわりに
私にとってもむっくんにとっても保育所等訪問支援は、とても貴重な体験でした。環境の整った療育教室で学べることも多岐にわたります。だけど整っていない日常生活の中でのアドバイスだからこそ、学べたこともたくさんあったように思っています。支援員さんとの出会いに、今も本当に感謝しています。
さて、4話にもわたるお話を読んでくださってありがとうございました。発達障害の子の集団生活での心配は尽きることがないかと思いますが、集団生活でのサポートに悩んだとき、こんな選択肢もあることを心に留めておいていただけたら幸いです。
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