子育て情報『「加配が必要です」自閉症診断前の息子。保育園での姿をモニターで見て衝撃を受けた年少のころ』

2021年11月11日 06:15

「加配が必要です」自閉症診断前の息子。保育園での姿をモニターで見て衝撃を受けた年少のころ


太郎の様子を保育園のライブ映像で見ることに

「加配が必要です」自閉症診断前の息子。保育園での姿をモニターで見て衝撃を受けた年少のころの画像

Upload By まゆん

現在、自閉スペクトラム症のある太郎は小学6年生。太郎は保育園の年少クラスになってから数ヶ月後、保育園側から行動について指摘を受け、私は教室に設置されているカメラのライブ映像で太郎の様子を見ることになった。

保育園に到着し、教室の前を通る。年少のクラスの園児は30人近くいた。園児一人ひとりは小さいが30人近くがひとつの教室にいるとひとつの大きななにかに見えた。それに対して保育士の先生は1人。子どもに比べ大きいはずなのに小さく見えた。


数ヶ月前までの未満児クラスでは担任の先生も複数人の体制だったが、それから急に一人体制…。これも太郎の行動が目立ちだしたひとつの誘因なのかもしれないと1人で分析していた。

保育園の行事毎にいただく写真で太郎はだいたい先生の隣に写っていた。私と私の母は写真を見ながらいつも「今回も先生が隣に写ってるね」「やっぱりちょっと落ち着きがないもんね」「太郎が先生に近づいてるんじゃなくて、先生が太郎についてくれてるんやろうね」などと話をしていた。

「加配が必要です」自閉症診断前の息子。保育園での姿をモニターで見て衝撃を受けた年少のころの画像

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先生がついていないといけない状況なのに、先生1人に30人近い園児となると太郎も先生も大丈夫なのかな…と進級してから不安には思っていた。そして不安が的中した。



モニターにうつしだされた太郎は…

教室での太郎の様子をライブ映像で見るため事務室に入った。私は見ることが怖かったが、目を逸らしてはいけないと思った。モニターの前でドキドキしながら太郎を探した。ドキドキしながらモニターにうつる太郎を見つけた。

「加配が必要です」自閉症診断前の息子。保育園での姿をモニターで見て衝撃を受けた年少のころの画像

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そこに映っていたのは、いつも通りの太郎だった。

いつも通り動き回っていた。いつも通りに椅子に黙って座って居られず、ガタガタと動いていた。
いつも通り人の話を集中して聞いていなかった。いつも通り急に動き出して…授業中に1人教室を飛び出して…なんと年長クラスへ侵入して行った…。私が知っているまんまの太郎だった。それはもう楽しそうに、体を大きく弾ませながら走っていた。

「加配が必要です」自閉症診断前の息子。保育園での姿をモニターで見て衝撃を受けた年少のころの画像

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私は声も出ないほどの衝撃を受けた。太郎の行動に衝撃を受けたのではない…私が衝撃を受けたのは…周りの園児たちの落ち着いた様子で、太郎との『違い』だった。

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