子育て情報『「加配が必要です」自閉症診断前の息子。保育園での姿をモニターで見て衝撃を受けた年少のころ』

2021年11月11日 06:15

「加配が必要です」自閉症診断前の息子。保育園での姿をモニターで見て衝撃を受けた年少のころ

誰一人として太郎と同じような行動はしておらず、教室の中で先生の指示通りに作業を行っていた。

私は放心状態だったが、園の先生は私にこう話しかけてきた。「こういう状況であるため保育士の加配が必要です。加配のためには、太郎くんに発育テスト(知能検査)を受けてもらうことが必要なんです」と。

先生がおっしゃっていることの理解はできていた。しかし心が追いついてなかった。心が震えながら返事をしていたが、どう返事をしたのかは覚えていない。

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太郎の行動に日頃から『発達障害』ではないかと不安はあったものの、確実なものがあるわけではありませんでした。モニターで周りの子どもたちとの違いというものを目の当たりにしたときに、1歳7ヶ月のころの運動会でひっかかっていた『何か』が明確になったのでした。

『みんなと同じ』ということが正しいというわけではありませんが、『みんなと違う』となると何かあるのか?この子の未来は?など不安が一気に押し寄せてきました。

執筆/まゆん

(監修:鈴木先生より)
自治体で行っている3歳児健診でも集団から外れてしまう子がいます。3歳児健診で行動の問題があっても残念ながら、たいていの場合は「様子を見ましょう」になってしまいます。従って、次の就学時健診までの数年間、そのままの状態が続くことになり、今回のケースのように保育園や幼稚園から行動の問題点を指摘されることが多いのです。そのため、最近は自治体によっては集団に入る年中さんあたりで5歳児健診を行い、お子さんにどんなつまずきがあるかを診るようになってきました。5歳児健診は親にお子さんのつまずいている現状に気づいてもらうための健診です。
しかし、残念ながらまだ一部の市町村しか行えていません。就学時健診でもスルーしてしまい、小学校の担任に言われて初めて気づく親御さんも珍しくありません。

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