子育て情報『感覚過敏かも?子どもの行動が気になったら…!感覚の過敏さや鈍感さがある子どもへ心がけたい3つの対応ーーマンガで学ぶ感覚過敏』

2022年1月3日 14:15

感覚過敏かも?子どもの行動が気になったら…!感覚の過敏さや鈍感さがある子どもへ心がけたい3つの対応ーーマンガで学ぶ感覚過敏


1.嫌悪刺激を取り除く・別の刺激に変える

子どもの感覚過敏を理解する上で重要なことは、「無理に刺激に慣れさせることは逆効果である」ということです。感覚過敏自体は、訓練や練習で急激に改善することは難しい場合もありますが、時間の経過や子どもの発達とともにある程度緩和されていくことがあります。刺激に嫌な経験が結びつくと、さらに刺激に対して嫌悪感を強めるようになります。無理に刺激を受けることを強要せず、軽減する方法を考えます。

運動会やお祭りといった行事など、いつもと異なる環境で強い刺激が想定される場合
・一部のみの参加にする
・ピストルの音を子どもが受け入れることができる音(ホイッスルなど)にしてもらう
など刺激を軽減してもらうことも検討する

触覚が鈍い子どもは、自分の感じることのできる刺激を過剰に求める「感覚探求」と呼ばれる行動をとる場合があります。例えば、なんでも触って回る、絶えず洋服を触っている、など落ち着きがなかったり、周りの人にべたべたして距離が近いなどの行動が例として挙げられます。

このような落ち着きのない行動がみられる背後には、本人の脳に必要な感覚が十分満たされていないことがあるのではないかと考えられています。本人の感覚への欲求を満たせるような遊びや課題を提供してあげるのがよいでしょう。
例えば、タオルや人形など、別の触っても構わないものを渡すことで、それらの感覚要求は満たされることもあります。その結果、子どもは落ち着きのない行動をとる必要がなくなり、安心してじっとして居ることが可能となります。
また、痛みに対して鈍感なお子さんの場合には自ら訴えることが難しいので、共通理解や対応が必要です。


2.ルールを決めておく

自分で刺激を回避する方法を学ぶことも、感覚過敏による苦しみを軽減する一つの手段です。子どもと大人の間で、このような出来事が起こったときにはこうする、というルールを決めておくとよいでしょう。

感覚が過敏である場合について考えます。例えば、教室が賑やか過ぎて落ち着かないときに、黙って教室を飛び出るのではなく、イヤーマフを自分でしたりして、適切な対処方法をとることができます。また、視覚が過敏な場合には、サングラスをかけたりすることにより回避することができます。


「音がうるさいときには、イヤーマフをする」「外に行くときにはサングラスをする」

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