2022年1月18日 06:15
6歳ASD息子の気になる行動、どうして絵本を破くの?やらせる?止める?解決のヒントが知りたい!ーー児童精神科医 三木先生に聞いてみた!
――そうなんです。破るという行為はできればやめて欲しいのですが、もしやめさせるならやはり何か他のものに置き換える必要がありますよね。今までもいろいろと置き換わって来ているので何か良い方法を探したいと思っています。
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問題となる行動を、問題としないようにする方法
三木先生:やっても差し支えない範囲内でやってもらうように置き換えて…梱包の紙など、荷物が届いたらご褒美的な感じでやってみたらどうでしょう?華やかさが必要なら梱包の紙にお子さんの好きな絵を描いてみたり…。一日のご褒美タイムで破ってもらえるようにしてもいいのではないでしょうか。
外で破くのを我慢できて、そのご褒美として家で自由に破ることができるという流れにできれば、外で破るリスクは減ると思います。
もう少し大きくなったら…ちぎり絵など作品づくりに置き換えるのもいいのでは?
――そうですね!色紙などをちぎらせて集めておいて、それを使ってちぎり絵などの作品を作ることに挑戦してみるのも面白いかもしれないです!今はただ破るだけですが、破ったものをまた新たに遊びに使うのは目的のある行為にもつながって良いと思います。そんな風に移行するのは時間がかかるかもしれませんが、一つのアイデアとしてとても参考になりました。
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感想
絵本を破るなどの問題行動は、できればやめて欲しかったのですが、Pは絵本が大好きですし、破るという行為を楽しんでいて精神安定にもつながっていたので、物理的に絵本を与えないという選択はなるべく避けたいと思っていました。
今回三木先生に相談して、実害のないものに上手く「置き換えていく」方法や、問題行動を問題行動としないようにする考え方やアドバイスをいただき、一見すると困った行動も、こちらの導き方によって困った行動ではなくなるようにできる場合もあることを学びました。執筆/みん
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