子育て情報『「普通という小さな箱に入れようとしていませんか?」小4時代、学校の先生の言葉が軽度発達障害診断のきっかけに』

2022年2月10日 14:15

「普通という小さな箱に入れようとしていませんか?」小4時代、学校の先生の言葉が軽度発達障害診断のきっかけに


小学校3年になって、難易度が上がった勉強につまずきだした

現在小学校5年生の長女ゆい。小学校4年生のときに発達検査を勧められ、その後5年生で軽度知的障害、自閉スペクトラム症、場面緘黙などの診断を受けました。

小学校の勉強って3年生あたりからだんだんと難しくなっていくのですが、ゆいがつまずいたのはまさにそこでした。3年生から難易度が上がるといっても、テストで高得点をとる子も多いと思います。でもゆいの算数のテストは50点以下が多かったです。これを見ても「勉強の苦手な子だなあ、でも元気ならそれでヨシ!」と適当に考えていた私のところへ、ゆいが4年生に上がったある日、担任の先生から電話が来たのです。


教室にいたのは担任の先生。そしてもう一人…。


先生からお話したいことがあるので学校に来てくれませんかと言われたとき、最初に考えたのは「クラスの子と何かトラブルがあったのかな?」ということでした。4年生のクラス替えで仲の良い子と離れてしまい、友達をうまくつくることができていなかったようなのです。

教室に入ったとき、担任の先生ともう一人、加配の先生がいらっしゃったので「あれ?」と感じました。加配の先生は、授業に集中できない子たちの横について個別にサポートしてくださる方です。「なんで加配の先生がここにいるんだろう」と不思議に思っていました。私はここまで、ゆいが特別扱いを受けていることに気づいていなかったのです。

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学校でのゆいの様子は

先生がゆいの学校でのことを教えてくださいました。

「勉強についていけず、理解する余裕がない状態です」
…そうですよね。
この子は勉強が苦手なんです。

「私たちもゆいさんに合った指導方法を探していこうと考えています」
…あれ、これはもしかして、大ごとなんじゃないのかな?

「もしよろしければ、発達検査というものがあるので一度受けてみてはいかがでしょうか?」
……。

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学校の先生からこんな提案受けるなんてよっぽど大変なことになってるんだ。でも私はこんなことを言ってしまったんです。


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「でも、個別指導の塾にも通うようになりましたし、これから頑張ればみんなに何とか追いつくんじゃないかと思ってます」

なんでこんなことを言ってしまったのかというと、多分受け入れることができなかったからなんだと思います。

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