就学までに間に合う?ASD息子は着替えに大苦戦!脱げない、ボタンが苦手、前後が分からない…!解決策のヒントは
手伝っても着替えが難しかった理由は…
長男けんと(6歳)は、自閉スペクトラム症があります。
けんとが4歳になる少し前。自分で着替えをする気がまったくなく、いつもママが着替えをしていました。ズボンをはくのは大丈夫だったのですが、問題は上着!腕を上にあげる「バンザイポーズ」ができないので、脱がすのも難しいし、自分で着替えられる気もしていませんでした。
発達支援施設でお友達が上手に自分で上着を着替えている姿にビックリ!思わず「どうやって脱ぐの?」とママ友に聞いたら「腕をクロスして…」と教えてくれたのでチャレンジしてみました…が、案の定うちの子はできませんでした。

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年中から地域のこども園に通うことになっていたので、自分で上着が脱げないと…と思い、少しずつ練習。なんとか、転園前に脱げるようになって安心しました。
いつかいろいろなタイプの洋服を着れるように…と、発達支援施設のバザーでゲットした手芸のボタンをとめたり、はめたりするオモチャで遊びながら指先を使うのを意識しました。

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制服のボタンに苦戦!細工をしてみた
年中で転園したこども園には制服がありました。その制服はボタンがとてもかたいため、指先の力が弱いけんとにはとても難しく、首元のボタンは見えない場所についていたので、更に難易度アップ。
ネットで調べてボタンに細工をして、少しの力でとめられるようにしてみました。そして、毎日1回5分程度、着替えの練習をしました。
けんとは「自分で着たい!」と思ったようで、誘うと嫌がることはなく練習をしてくれました。最初は1番下の見やすいボタンを1つはめるところから。親がサポートして、「できたね」をひたすら続けました。できるようになったら、下から2番目のボタンを追加。
これを地道にくり返し、半年かかって全部のボタンをはめられるようになりました。
途中、あまりの難しさに親子で何度か心が折れそうになりました。普段「悔しい」感情を出さない子なのですが、1度だけ、悔しくて号泣。今でもそのときの泣き顔を忘れられません。初めて全部を自分ではめられるようになったときは、家族みんなで拍手喝采の大感動に包まれました。

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前、後ろを間違えるのは日常茶飯事
着替えは年長になった今でも大の苦手です。そもそも洋服がどのような状態なのかを見ないで着るので、前後を間違えて着てしまうのは日常茶飯事。