2022年7月19日 06:15
2歳半で作業療法と言語療法開始!でも…「座れない」「指示を聞けない」トラブル多発の自閉症息子に必要だった療育の「土台」
「これをすればこれができる」などの順番やルールを理解しながら行う訓練は、本人が学習に向かう姿勢を作って行く土台に繋がるものでした。視覚支援、ルールの明確化、自己設定など、自閉スペクトラム症の特性にあわせた流れを組み込んだこれらの積み重ねのおかげで徐々にPは集中力や落ち着きを得て、できることも増えてきました。その土台がしっかりしてくると、やっと次のステップの訓練へ進むことができ、一つひとつが発達の成長へとつながることを母子ともに教えてもらえました。
Upload By みん
執筆/みん
(監修:井上先生より)
療育を始める際に、子どもに合わせた環境づくりをすることは最も大事なことです。お子さんとって、余計な刺激がなく、何をすれば良いかが明確で、それが目で見て分かるようにカードや具体物で提示され、困難な場合にはタイミングよく援助がなされ、達成すると褒められたり好きな遊びができたりといった自閉スペクトラム症の特性に合わせた工夫がとても有効だったのでしょうね。自分で課題や遊びを選べるといった自己決定の要素が入っているのも素晴らしいと思いました。これらをうまく整えていくことで療育が遊びより好きになるお子さんもおられます。Pさんもそうだったのかな?
「奥さんの気持ちがわかる…」離婚を決めた夫→ママ友に相談するとまさかの返事が返ってきて…