子育て情報『自傷、退職…子どもの有事に「聞いてほしいことがある」と言える存在を得て。発達障害娘の存在がもたらしてくれた、かけがえのない仲間』

2022年11月17日 06:15

自傷、退職…子どもの有事に「聞いてほしいことがある」と言える存在を得て。発達障害娘の存在がもたらしてくれた、かけがえのない仲間

でもそこは決して情報を得るだけの場所ではありませんでした。
つらい話を笑いに変えたり、お互いの子どもの成長を喜び合ったり。
ときには自分の趣味や健康、家族に対する愚痴を話してガス抜きをするーー親にとってものびのびできる場でした。

自傷、退職…子どもの有事に「聞いてほしいことがある」と言える存在を得て。発達障害娘の存在がもたらしてくれた、かけがえのない仲間の画像

Upload By 荒木まち子

都合が良いときだけ参加できる2ヶ月に1度の和やかな会で、マシンガントークをした後はいつも心が軽くなり元気になりました。


娘に感謝

最近は新型コロナの影響で集まることはできませんが、今でもSNSや、無料通話アプリを使った交流はずっと続いています。

高校生のころ娘が自傷をしたとき、ショックを受けた私は上野さんに電話でつらい気持ちを聞いてもらいました。
上野さんからは、息子さんが会社を辞めることになったときに電話がきました。


「ねぇ、聞いてほしいことがあるんだけど」これが私たちの合言葉です。

話を聞いてほしいとき、何かを相談したいとき、またつらいことだけではなくうれしかったことも伝えあう、そんな関係が10年続いています。
子育ての先輩であり、遠い存在だった上野さんと、まさかこんなふうに話ができる間柄になるなんて私は想像もしていませんでした。
子どもの年齢、性別、障害の特性が違っていても私たちは親として分かり合える部分が多く、今では心を許しあえる仲となっています。

娘の子育てにはいろいろと苦労がありましたし、今でも悩みは尽きません。でも娘のおかげでこのような素敵な出会いがあったのも紛れもない事実です。


“つながる”ことと“動く”ことの大切さ

2022年5月に上野さんがラジオ(※)で発信した
「一つの蝋燭の明かりは小さいけど、集まれば大きな光になる」
という言葉を私は日々実感しています。

https://youtu.be/b1jtOxtpFpk
※~FMアップルラジコネ2022年5月3日より~ YouTubeのアーカイブ
私にとって大切な存在となった親の会。

そこで子育ての先輩たちに最初にもらったアドバイスは「まずは動いてみること」でした。

私もブログで本を紹介したことで上野さんと知り合い、親の会のみなさんと出会いました。

何かを始めることには勇気がいります。失敗することもあるかもしれません。タイミングの良し悪しもあるでしょう。でも行動を起こした先には想像を超えるような未来がきっとあります。

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