2022年12月2日 06:15
小6ASD娘、場面緘黙で症状を説明できない、見通し不安で治療拒否…病院受診の課題、どうする?
自分で症状の説明をするのが難しい
病院に行ったときにいつもちょっと困るのは、自分自身で症状の説明ができないということです。ゆいは他人と会話をするのが苦手です。質問に対して首を縦に振るか横に振るかということはできるのですが、「いつからどこが痛い」など症状を説明するのは難しいです。
そのせいで気分を害されるお医者さんもいらっしゃいます。まだゆいに障害があるとは思っていなかったころ、ゆいに風邪の症状が出てある内科にかかったのですが、そちらのお医者さんは保護者の私が症状を説明するよりも、ゆい本人からの説明を求めました。ゆいは話すことができなかったので「本人がしゃべらないなら何も分からないよ」と怒られてしまいました。
『体調が悪いときは自分の言葉で症状を説明すること』
これはスクールカウンセラーの先生にも今後の課題だと言われています。誰かが付き添って症状の説明ができればいいのですが、今後大きくなれば一人で行動することも増えますし、何か対策していかないといけないなと考えています。
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何の対策もせず矯正歯科に連れて行ったら・・・
ゆいに歯列矯正を受けさせるため初めて矯正歯科に連れて行ったのが小学2年生のころでした。もちろん本人がやりたいといったわけではなく、親の私の意向で歯列矯正を始めようと思ったのですが…。
それまでのゆいは虫歯もなく、たまに定期健診を受ける程度で、いわゆる口の中にいろいろなものを入れるという経験をしていませんでした。でも歯列矯正を始めるには歯の型取りなどいろいろな工程を経ないといけません。ゆいの特性としては不安がいっぱいの施術になるのですが、このころの私はゆいの障害に気づいておらず、特に何の対策もせず矯正歯科に連れて行ってしまいました。
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歯科医の先生から一通りの説明を受け、「はい、じゃあこれを噛んでね(かみ合わせのチェック)」「ちょっと熱いけど頑張ってね(型取り)」とどんどん処置が進んでいったのですが、途中でストレスの限界がきて泣き出してしまいました。
何度かなだめようとしたのですが、結局ゆいが口を開けるのを拒否したので型取りができず、矯正はあきらめて帰宅することとなりました。よく分からないものをどんどん口の中に入れられる怖さは、大人の私が感じるよりも、もっと強かったと思います。