2023年2月22日 14:15
民生委員とは?民生委員や児童委員になる方法や役割、相談の仕方は?何を相談できるかや、トラブルになった場合の対応まで解説【専門家監修】
学校や子育て支援センター、保健所、児童館などとも協力しながら、子どもたちはもちろん、子どもを育てる保護者をサポートするほか、地域が行う子供向けのイベントや事業に協力することもあります。
民生委員とトラブルになった場合は?
誰にとっても身近な相談役であり、味方である民生委員や児童委員ですが、なかにはトラブルになるというケースもあるようです。
トラブルの大きな部分を占めるのが、相談の内容が民生委員や児童委員が対応できないことであったというものです。
・お金を貸すこと
・子どもの一時預かり
・保証人になること
・近隣トラブルの仲裁
・鍵や通帳、遺言状の預かり
・医療行為に関する同意
・身体介助、家事補助
・各種証明証の発行
上記に関しては、民生委員や児童委員の活動外となっていますが、近年こういった本来取り扱えない事例の相談が増えています。それが「解決してもらえると期待したのに、だめだった」とトラブルにつながることがあるのです。
ただし、適切な相談をした場合でも、支援につなげてもらえなかったケースなどは、各市区町村の福祉課など、民生委員や児童委員を管轄する部署への問い合わせが必要です。
誰一人、支援の網から取りこぼさないようにするために
民生委員・児童委員は、地域全体を見守り、誰一人支援の網から取りこぼさないようにするために活動しています。子育てや介護、また経済面などで心配ごとを抱えたときには民生委員や児童委員に相談すると良いでしょう。
民生委員・児童委員には守秘義務があるので、他人に知られたくないことでも、安心して相談することができます。
「こんなこと相談してもいいのだろうか」と尻込みしてしまうこともあるかもしれませんが、そんな相談を受け止めてくれるのが民生委員・児童委員です。福祉面で困りごとを抱えているという方はまずは市区町村に連絡をして、民生委員・児童委員を頼ってみていはいかがでしょうか。解決の糸口を見つける一歩になるかもしれません。
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