子育て情報『「無理!」暗闇イベントで発達グレー小1息子が大パニック!こだわりの強い娘とのはざまで母も半泣き…スタッフに助けられて感じたわが子の成長と勇気ーーユーザー体験談』

2023年3月11日 14:15

「無理!」暗闇イベントで発達グレー小1息子が大パニック!こだわりの強い娘とのはざまで母も半泣き…スタッフに助けられて感じたわが子の成長と勇気ーーユーザー体験談


特性のある子ども2人連れての暗闇体験

わが家には、こだわりが強い小学5年生の娘と、感覚過敏で不安になりがちな小学1年生の息子がいます。その2人の子どもとある体験に参加したときのエピソードです。

私は以前、視覚障害のある方の世界を体験できる「暗闇体験」に参加しました。自分の身体すら見えない真っ暗な部屋に入り、視覚障害がある人が使う白杖をたよりに90分間のプログラムに参加します。普段当たり前に見えているものが「見えない」という状況に怖さも覚えましたが、誘導してくださるスタッフの方の声、一緒に参加している方の声が聞こえてくると少しずつ不安がなくなっていきました。そして、聞こえる音、触れる感覚を研ぎ澄ますことで、知らなかった世界を知っていき、心まで解放されていきました。帰宅後は、わが子たちにもこの体験の話をしました。

娘と息子に話すと前のめりに「行ってみたい!」と言いました。
怖がりな息子なので、多少の不安もありましたが、私もぜひ子どもたちに体験してほしいと思い申し込みました。

申し込みから「暗闇体験」の当日までは1週間ほどありました。当日が待ちきれない子どもたちは「真っ暗な世界ってこんな感じかな?」と家の中で目をつむって歩いてみたり、イメージを膨らませていました。

「無理!」暗闇イベントで発達グレー小1息子が大パニック!こだわりの強い娘とのはざまで母も半泣き…スタッフに助けられて感じたわが子の成長と勇気ーーユーザー体験談の画像

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不安なんてない?誰よりも張りきっていた小1息子は

いよいよ、「暗闇体験」当日になりました。

その日参加していたのは、私と子ども2人、ほかに4人の参加者がいました。真っ暗な部屋に入る前に、アテンドを担当する視覚障害のあるスタッフが事前の説明を丁寧にしてくださいました。待ちに待ったこのときが来たので、娘も息子も真剣に話を聞いていました。特に息子は、誰よりも張りきっていました。
いつもは恥ずかしがり屋なのに大きな声でその場にいるみんなに自己紹介をして、「エイ、エイ、オー!」と言いました。

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事前の説明が終わると、アテンドの方の指示を聞きながら暗い部屋に入ります。

体験したことのない暗さ…私が初めて体験したときは「少し怖い」と思ったけど、子どもたちはどんな感想を持つだろう?そんなことを考えていたら、「むり、むり、むりだ」とさっきまで張りきっていた息子の不安そうな声が聞こえてきました。そして、泣き出してしまったのです。

小学生になり、人前で泣くことがもうほとんどなかったので、「本当の真っ暗闇」

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