子育て情報『高2自閉症娘、大学受験の高い壁!模試申し込み「できたよ」のはずが…放置癖が招いた失敗』

2023年3月29日 06:15

高2自閉症娘、大学受験の高い壁!模試申し込み「できたよ」のはずが…放置癖が招いた失敗

と書いてあり、受験票を受け取れる場所が模試を受ける会場であることも、電話番号も記載されていました。

どうも娘は最初に表示される範囲しか読んでおらず、スクロールしたら現れる部分を見逃していたようです。

紙であれば、物理的にまだ読んでいないところがあると分かるのでしょうが、WEB上だと、読んだ部分だけで「意味が通らないな?」と思っても、「まだ何かあるんじゃないか」と考えて探してみるということができなかったのですね。


問題はスクロールではなく「放置癖」

結局、模試の方は、すぐフォームに記載されていた番号に電話をし、受験票を発行してもらうことにして、無事受けることができました。

しかし、問題はスクロールをしない、することを思いつかなかったことよりも、分からないものを放置するということです。

「もういいや!」と思い決めて放置するのならまだいいのですが、「分からない、面倒くさい、頭が疲れてきた、あとでやろう」と思って忘れてしまうので、やるつもりだったのにできなかったと本人も落ち込みます。

高2自閉症娘、大学受験の高い壁!模試申し込み「できたよ」のはずが…放置癖が招いた失敗の画像

Upload By 寺島ヒロ


分からないことがあったらすぐ行動!

しかし、今回のことでいっちゃんも少し懲りたらしく、「分からないことは放置しない!お母さんに聞く!お母さんが寝ているときはお兄ちゃんに聞く!お兄ちゃんも寝ていたら先生にDM!」と心がけを新たに宣言しました。

とても根深い問題なので、なかなかすぐに直すというわけにはいきませんが、少しずつでも完遂力を身につけてくれるといいなと思います。


執筆/寺島ヒロ

(監修:新美先生より)
エピソードを聞かせていただきましてありがとうございます。
スケジュール・進捗管理や、各種申し込み手続きのようなことは、身につけるのに苦労するスキルですね。寺島さんのエピソードでお伺いしたように、中高生の年代にサポートしながら自分で経験し、試行錯誤しながら身につけていけることは理想ですね。基本的には本人にまかせながら、困ったらヘルプを出すということも練習してやっていけるのもいいですね。ただ、周りがいくら心配しても、本人がある程度危機感を感じないと、かえっていろいろ言われると抵抗するかもしれません。エピソードのように、単位や受験などに関わるような出来事は本人が危機感を感じるのにちょうどよいきっかけになりやすいです。また反抗期で親だとサポートしにくい場合など、状況によっては学校の先生や支援者など家族以外にもサポートしてもらうこともよいかもしれません。

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