子育て情報『「第5回 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」開催ーー「アート」と「障害」の固定概念を変えてきた公募展、審査員インタビューも【4/12~17大阪で開催】』

2023年4月11日 15:15

「第5回 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」開催ーー「アート」と「障害」の固定概念を変えてきた公募展、審査員インタビューも【4/12~17大阪で開催】

凸凹があると生きづらいと感じることも多いかもしれません。その凸凹をどうやって活かしていくかというのは、みんなでつくらなければいけないと思っています。保護者の方も「誰かにつくってもらう」のではなく一緒に動いて、凸凹があっても働きやすい職場や学ぶ環境をつくっていくことで社会も変わっていくと思います。

アートはその凸凹が良い形で可視化されたものかもしれません。アートをみて想いを馳せたりできると思うので、展覧会をみて凸凹のマイナス面だけじゃなく、良い面もいっぱいあるのだということ感じてほしいなと思います。

エドワード M. ゴメズさん(brutjournal 創刊者 兼 編集長、本公募展審査員)
私はアーティストの創造性からいろいろなことに気づかされます。同時に彼らの創造性はどこからくるんだろうという興味が湧いてきます。しかし、彼らの多くは長く解説することはありません。
だから私はいつも作品から答えを探しています。作品を見ているとだんだんその作品の意味を感じられてきます。
興味深い作品に出合ったときに「この作品の意味は何ですか?」と聞きたくなることがあるかもしれませんが、聞くことを我慢して自分がその作品に向き合うことで意味があらわれてくるのです。

鈴木京子さん(国際障害者交流センター ビッグ・アイ 副館長/プロデューサー)
発達障害のある子どもを育てる保護者の方から、小さいころは育てることに必死だったけど、その子のペースでゆっくりと成長していたんだという声を聞きます。

発達障害があっても、一人ひとり、それぞれのペースで成長していること、障害の特性(感覚過敏や多動など)もさまざまであることをもっと社会が理解していかなければならないと思います。社会の理解や障害のある人の居場所を広げていくためには、これまで社会生活の中で困ったことや悲しいことがあったかもしれませんが、行きたい場所に行き、そこで困っていることを伝えることも大切だと思います。
まだまだ、今の社会では障害があることで困っていることへの「気づき」は充分ではありません。
保護者の方々のアクションが新しい価値感を生み出し、多様な人を受容できる社会に変えていくきっかけになるのではないでしょうか。



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