子育て情報『「第5回 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」開催ーー「アート」と「障害」の固定概念を変えてきた公募展、審査員インタビューも【4/12~17大阪で開催】』

2023年4月11日 15:15

「第5回 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」開催ーー「アート」と「障害」の固定概念を変えてきた公募展、審査員インタビューも【4/12~17大阪で開催】

というような意見が多くあったのです。

そこから少しずつ認知度や理解が高まり、障害のある人たちが自由に表現できる場が増え、社会の見方にも変化がでてきたといいます。


「日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」の魅力

「日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」の応募条件は、国内外を問わず、障害のある人が制作したアート作品で過去に受賞歴のない作品。絵画・イラスト・グラフィックデザイン・書・写真などの平面作品、造形などの立体作品など種類を問わず、素材やテーマも自由です。

世界的に見てもこの公募展のようなユニークなアートコンクールはないと言います。

こうした場があることで、障害のある人だけでなく、サポートする家族や施設の方々に「自由に表現していいんだ」という勇気を与え、回を追うごとに応募作品数だけでなく、その表現のバリエーションも広がっていきました。

5回目となる今回も国内外から2,246作品の応募があり、審査により128作品が選出されました。各会場ではその中から87点の作品が展示されています。


「第5回 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」開催ーー「アート」と「障害」の固定概念を変えてきた公募展、審査員インタビューも【4/12~17大阪で開催】の画像

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それぞれの作品は、語りかけてくるようなエネルギーがあります。
審査員、そして展覧会のアートディレクターも務めた中津川浩章さんは作品についてこう話します。

「作品には障害のある人が日々感じている生きづらさなども反映されています。多かれ少なかれみなさんが現代社会の「不自由さ」を背負いながら、表現しているというのは間違いありません。

そのような生活の中から「表現」が生まれ、それが世界を変革していくというイメージを作品から感じられます。現代アートというジャンルでは、社会課題を反映し表現することが多いと思いますが、この公募展に集まる作品の数々は、意図的ではなくそれを表現しています。

社会課題も同時に読み取っていくと見えてくるヒリヒリとしたリアリティが作品の中にはあります。
このような作品こそが実は社会的な作品と言えるのではないでしょうか」
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「第5回 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」で展示されている87点の中には、画材と思われていないものをつかった作品も多数展示されています。それぞれの作品から感じる独創性、エネルギーはまさに新しいアートのジャンルをつくりだしていると言っても過言ではありません。

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