知的障害がある子どものトイトレは長い道のり
トイレトレーニング…ダウン症という障害でなくても、何らかの知的障害のあるお子さんのママさんは、トイレトレーニングを悩みに悩んで試行錯誤されている方が多いのではないでしょうか?
もちろん、わが家でも長きにわたり、この問題には頭を悩ませています。(そうです、現在進行形です)
ダウン症で知的障害がある息子のきいちゃんは、オシッコがトイレでできるようになったのは年長さんのとき。でもウンチが全く1回も成功しなくて、小2になってやっとトイレでウンチができるようになりました。
とはいえ、まだ夜寝るときにはオムツをしていますし(そしてまだ寝ながらオシッコしています…)完全にトイトレが終わったわけではありませんが、昼間のトイレは自分一人でできるように!
知的障害がある子どもは、トイレで用が足せるようにならない!?
そもそも、「知的障害のある子どもはトイレで用が足せるようにならないかもしれない…」ということを知ったのは、きいちゃんがまだ0才の赤ちゃんの頃、市役所にトイレのこととは全く別の相談で伺ったときでした。
そのときに対応してくださった職員の人から
「知的障害がある人がお腹がすいたとき、通りすがりの誰かがごはんを与えてくれることはあっても、便を漏らしたときは誰も助けてくれない」と、言われました。
「…確かに…!!」と思ったのと同時に、障害のあるきいちゃんを産んでまだ間もなく、右も左も分からない不安な私に対して、なんて冷たい言葉を吐く人なんだろう…とも思い、傷つきもしました。
(しかしどういう経緯でそんな話になったのかは忘れてしまいました(笑))
そして、「排泄物はトイレでするのが当たり前」だと思っていたのが当たり前でないこと、そしてわが子がトイレで用を足すことができないかもしれない事実を、そのときに知ったのです。
正直、とてもショックでした。
そして、地域の小学校の特別支援学級もトイレが自分でできることが、入学の一つの目安であることをそのときに、知らされました。

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でもきいちゃんは当時、まだ0才の赤ちゃん。
まだまだトイレトレーニングを始める年齢ではなかったので、問題はまだ先だな…と思っていました。一般的にトイレトレーニングを始める時期は、1歳半~3歳ごろと言われています。これは子どもの発達とも関係していて、1~2歳のうちは膀胱にたまると反射的に出てしまっていたオシッコが、3歳くらいになると、少しずつ膀胱にためてから、まとめて出すことができるようになるからだそう。